こし‐に【越荷】
江戸時代に、廻船で下関を通って大坂に送られた日本海沿岸の物産。長州藩での言い方。
腰(こし)に梓(あずさ)の弓(ゆみ)を張(は)・る
老人の腰が弓のように曲がっていることのたとえ。「老武者は—・り」〈虎明狂・老武者〉
こしに‐かた【越荷方】
江戸時代に、長州藩の村田清風が下関に設置した藩営の商社。越荷を、大坂での相場が安いときには下関に留め置き、高値のと...
こし‐ぬき【腰貫】
窓の下に用いられる貫。胴貫。
こし‐ぬけ【腰抜け】
1 腰の力が抜けて立てなくなること。また、その人。 2 意気地がなく、臆病なこと。また、その人。「もうあきらめるな...
こしぬけ‐やく【腰抜け役】
臆病で無能な者でも勤まる、つまらない役目。また、暇な老人向きの役。「—の御留主、思ひもよらず」〈浄・栬狩剣本地〉
こ‐しのぎ【小鎬】
刀身の鎬の先端に近い部分。
こし‐の‐く【腰の句】
和歌の第3句。上(かみ)の句の終わりの5文字。
こし‐の‐くに【越の国】
北陸道の古称。越。高志。越の道。
こし‐の‐しらね【越の白嶺】
白山(はくさん)の古称。
こし‐の‐みち【越の道】
北陸道の古称。越の国。
こし‐の‐もの【腰の物】
1 腰にさす大小の刀。 2 「腰物(こしもの)」に同じ。「人の身持ちは…—のこしらへ、手足にて、あらまし見ゆること...
こし‐の‐ゆき【越の雪】
干菓子の一。和三盆にみじん粉を合わせて作る。新潟県長岡市の名産。
こし‐の‐わたりじま【越の渡り島】
北海道の古称。津軽説もある。
こ‐しば【小柴】
1 小さい柴。細い柴。「庭上には—を焚きて」〈鉄腸・花間鶯〉 2 「小柴垣」の略。
こ‐しばい【小芝居】
小規模の劇場。また、そこで行う興行。江戸時代には、官許の劇場以外の芝居をいった。宮地(みやち)芝居。緞帳(どんちょ...
こしば‐がき【小柴垣】
小柴でつくった、低い垣。
こし‐ばき【腰穿き】
[名](スル)ズボンなどのウエストラインを、腰骨のあたりまで下げてはくこと。1990年代にヒップホップのファッショ...
こし‐ばせ【腰ばせ】
腰のかっこう。腰つき。「蕣染(あさがほぞ)めの大振袖、ぬき鮫(ざめ)の大小、この取りまはしの小細(ささやか)なる—...
こしば‐まさとし【小柴昌俊】
[1926〜2020]物理学者。愛知の生まれ。素粒子観測装置カミオカンデを考案し、世界で初めてニュートリノの観測に...
こし‐ばめ【腰羽目】
壁の下部に張った羽目板。
こし‐ばり【腰張り】
壁・ふすま・障子などの下部に紙や布をはること。また、その紙や布。
こし‐パン【腰パン】
《「パン」は「パンツ(ズボン)」の略》「腰穿き」に同じ。また、そのようにしてはいたパンツ。
こしひかり
稲の一品種。昭和31年(1956)福井県で作出。食味がすぐれ、北陸から関東以西で広く栽培される。水稲農林100号。...
こし‐ひも【腰紐】
女性が和服を着るとき、形を整え、着くずれないように腰に締める下締めのひも。
こしひょうそくろん【古詩平仄論】
森槐南による漢詩の評釈書。明治16年(1883)刊行。
こし‐びどう【固視微動】
一点を注視していても無意識に絶えず生じる微小な眼球運動。
こし‐びょうぶ【腰屏風】
立っている人の腰の高さくらいの、丈の低い屏風。《季 冬》
こし‐びょうろう【腰兵糧】
当座の用に、腰につけて携える食糧。「—の器物(うつはもの)引きちぎり」〈浄・鑓の権三〉
コジ‐ファン‐トゥッテ
モーツァルトのイタリア語によるオペラ。全2幕。1790年にウィーンで初演。題名は「女はみんなこうしたもの」を意味す...
こし‐ぶとん【腰布団】
冷えないように腰にあてる小さな布団。ひものついた長方形のもの。《季 冬》
こし‐ぶくろ【漉し袋】
溶液や飲み水などをこすのに用いる袋。
こし‐ぶみ【腰文】
書状の包み紙の端を上から中ほどまで細く切って、ひものようにしたものを巻いて帯封とし、先を挟んで墨で封じ目をつけたも...
こし‐べん【腰弁】
「腰弁当」の略。
こし‐べんとう【腰弁当】
1 腰に弁当をさげること。また、その弁当。 2 《江戸時代、勤番の下侍が腰に弁当をさげて出仕したところから》毎日弁...
こ‐しほう【小四方】
《「こじほう」とも》小形の四方。「白木の—」
こしほんじきょう【古史本辞経】
江戸後期の語学書。4巻4冊。平田篤胤(ひらたあつたね)著。天保10年(1839)成立。嘉永3年(1850)刊。国語...
こし‐ぼそ【腰細】
[名・形動] 1 腰がほっそりとしていること。また、そのさま。美人の形容。「—な和服姿」 2 「腰細蜂(こしぼそば...
こしぼそ‐ばち【腰細蜂】
ジガバチの別名。
こし‐ぼね【腰骨】
1 腰の骨。 2 忍耐強く、やりとおす気力。こしっぽね。「—の強い人」
こしぼり‐ぼけ【小絞り暈け】
写真撮影において、カメラの絞りを絞り込みすぎることによって画像が不鮮明になること。光の回折に起因する。イメージセン...
コシボルカ‐こ【コシボルカ湖】
《Lago Cocibolca》⇒ニカラグア湖
こし‐まえだれ【腰前垂れ】
衣服の上から腰につける前垂れ。
こし‐まき【腰巻(き)】
1 女性が和装するとき、下着として腰から脚にかけて、じかに肌にまとう布。ゆもじ。おこし。 2 中世以降、武家の女性...
こし‐まど【腰窓】
部屋や廊下などの床面に接して作られた小さい窓。
こしまり‐ゆき【小締まり雪】
新雪と締まり雪の中間的な雪。締まり雪には至っていないが、雪の重みで全体が締まりつつあり、結晶形はほとんど残っていない。
こし‐まわり【腰回り】
腰の周囲。また、その長さ。ヒップ。
こし‐みず【漉し水】
砂や布などでこして、不純物を取り除いた清浄な水。
こしみず【小清水】
北海道東部、斜里郡の地名。オホーツク海に面する。西部の濤沸(とうふつ)湖には原生花園がある。
こし‐みず【腰水】
鉢植え植物の給水方法の一。水を張った容器に鉢を入れ、鉢底から水を吸わせるもの。