こめ【米】
稲の種子からもみ殻を取り去ったもの。もみ殻を取り除いただけのものを玄米といい、さらに薄い表皮をとって精白したものを...
こ‐め【小目】
1 目の小さいもの。「白縄(しらなは)に小鮎(こあゆ)引かれて下る瀬にもち設けたる—の敷網」〈山家集・下〉 2 苦...
コメ
「コメディー」の略。「ラブ—」
こめあげ‐ざる【米揚げ笊】
といだ米をあげて水を切るのに用いるざる。米揚げ。
こめ‐あぶら【米油】
米ぬかから搾った油。石鹸(せっけん)の製造などに用いられる。
こ‐めい【古名】
今は用いられない古い名。古称。
こ‐めい【顧命】
1 天子などが臨終の際に発する命令。 2 恩情のこもった命令。
こ‐めい【呼名】
[名](スル) 1 名前を呼ぶこと。また、呼び名。「—点呼」「生徒を一人ずつ—する」 2 川柳の句会で、入選句の披...
こめ‐いち【米市】
江戸時代、米の売買取引が行われた市場。
こめ‐おり【縠織(り)】
絹織物で、紗(しゃ)の一種。織り目が米粒状のところと紗地で透き通ったところを組み合わせたもの。公家が用いた。こめ。
こめ‐かいしょ【米会所】
1 江戸時代、米市の運営をまかされた役所。 2 明治9年(1876)以前の米穀取引所の旧称。
こ‐めか・し【子めかし】
[形シク]《動詞「こ(子)めく」の形容詞化》子供っぽい。あどけない。「いと—・しう、おほどかならむこそ」〈源・末摘花〉
こめかし‐おけ【米淅し桶】
米を洗いとぐ桶。こめとぎおけ。こめかし。
こめ‐かみ【米噛み】
年少の比丘尼(びくに)。布施としてもらった米を噛み食うところからという。「ちぎりをこめし清林が連れし—」〈浮・一代...
こめ‐かみ【顳顬/蟀谷】
《米噛(か)みの意》耳の上、目のわきの、物をかむと動く所。しょうじゅ。
こめ‐かわせ【米為替】
中世、為替の方法で米を売買・譲渡すること。
こめ‐がし【米河岸】
江戸時代、米問屋の店や倉庫が立ち並んでいた河岸。
こめ‐がや【米茅】
イネ科の多年草。山地の林下に生え、高さ約40センチ。葉は細長い。夏、茎の先の片側に、米粒に似た穂を1列につける。す...
こめ‐きって【米切手】
江戸時代、諸藩の蔵屋敷が、蔵米の売却にあたって発行した払い米の保管証書。正米(しょうまい)切手。米札(べいさつ)。
こ‐め・く【子めく】
[動カ四] 1 子供っぽく見える。「衣(きぬ)脱ぎ掛けたるやうだい、ささやかにいみじう—・いたり」〈堤・花桜をる少...
こめくい‐どり【米食鳥】
スズメ目ムクドリモドキ科の鳥。全長約18センチ。雄は顔から腹にかけて黒く、後頭部が薄茶色で、肩・腰が白い。雌は全体...
こめくい‐むし【米食い虫】
1 コクゾウムシの別名。 2 食べるだけで、何の働きもない人。役に立たない人をあざけっていう語。ごくつぶし。
こめ‐ぐら【米蔵】
米の倉庫。よねぐら。よなぐら。
こめ‐こ【米粉】
米を粉末にしたもの。こめのこ。
こめ‐こうじ【米麹】
蒸し米にコウジカビを繁殖させて作った麹。糖化力が強く、清酒・甘酒や米味噌などの製造に用いる。
こめこ‐パン【米粉パン】
小麦粉の代わりに米の粉末を用いたパン。作り方は一般的なパンと同じで、塩・酵母などを加え発酵させてから焼く。弾性をも...
コメコン
《Council for Mutual Economic Assistance》経済相互援助会議。1949年、ソ連...
こめ‐さきものしじょう【米先物市場】
米の先物取引が行われる市場。 [補説]世界最初の米先物市場は享保15年(1730)に江戸幕府の公認を受けた大坂の堂...
こめ‐さし【米刺(し)/米差(し)】
米俵に突き刺して中の米を少し引き出し、その種類・良否を調べるために用いる、先を斜めにそいだ竹または金属製の筒。
こめ‐ざ【米座】
中世、米の専売権を持った米商人の同業組合。七座(しちざ)の一。米屋座。
こめ‐しょうぐん【米将軍】
《米価調節、米の増産などに努力したところから》徳川吉宗の通称。
こめ‐じるし【米印】
1 米形のしるし。「※」のこと。 2 アステリスク1の通称。「*」のこと。 3 電話の押しボタンに用いられる、アス...
こめ‐す【米酢】
米を原料とした酢。少量のエチルアルコールを添加し酢酸発酵させたものや、米のみを用いた純米酢がある。こめず。よねず。
こめ‐すすき【米薄】
イネ科の多年草。高地に生え、高さ20〜40センチ。茎の根元に細長い葉がつく。夏、茎の先に褐色の穂をまばらにつける。
こめ‐そうどう【米騒動】
米価の暴騰をきっかけとする民衆暴動。特に大正7年(1918)、富山県魚津町で起こったものは全国的に広まり、軍隊が出...
こめ‐そうば【米相場】
1 米穀の相場。米が売買取引されるときの値段の高低。 2 現実の取引を目的としない米の空取引(からとりひき)。空米...
こめたに‐ふみこ【米谷ふみ子】
[1930〜 ]小説家。大阪の生まれ。本名、富美子(ふみこ)。米国に留学後米国人作家と結婚、小説の道に入る。「過越...
こめ‐だい【米代】
米を買う金。
こめ‐だい【籠め題】
和歌・連歌・俳諧で、題の字を詠み込むこと。隠し題。例えば「空蝉(うつせみ)」の題を「浪のうつ瀬みれば玉ぞみだれける...
こめ‐だわら【米俵/米苞】
米を入れる俵。わらを編んで作る。
コメックス
《Commodity Exchange》NYMEX(ナイメックス)の一部門。1995年にNYMEXに吸収合併され、...
コメット
1 彗星(すいせい)。「—ハンター」 2 金魚の一品種。米国でつくられた。和金に似るが尾が長く、泳ぐ姿が彗星を思わ...
コメット‐シーカー
新彗星(すいせい)の発見を目的とする望遠鏡。広い視野をもち、観測者が常に同じ姿勢で全天を観測できるように造られてい...
コメット‐ハンター
彗星(コメット)の捜索に熱心に取り組むアマチュア天文家。日本では池谷関彗星を発見した池谷薫・関勉、百武彗星を発見し...
こめ‐つが【米栂】
マツ科の常緑高木。ツガに似るが樹皮は灰色で、針状の葉は短い。本州北部から中部、四国の山地に分布。材は建築・土木など...
こめ‐つき【米搗き/米舂き】
1 玄米をついて白米にする作業。また、それをする人。 2 「米搗虫(こめつきむし)」の略。
こめつき‐うた【米搗き歌】
民謡の一種で、玄米をついて精白するときの仕事歌。
こめつき‐がに【米搗蟹】
十脚目スナガニ科のカニ。干潟にすむ。甲は球形で、甲幅約1センチ。各脚の長節は小判形で、鼓膜のような聴覚構造がある。...
こめつき‐ぐるま【米搗き車】
板の両側に車をつけ、それが回転すると上の杵(きね)が米をつくように動く仕掛けの玩具。
こめつき‐ざる【米搗き猿】
猿が米をつく姿をかたどった木製の玩具。糸を操ると、猿がその動作をする仕掛けになっている。