こもり【籠もり/隠り】
1 中に入って出ないこと。隠れて現れないこと。また、その状態。「冬—」「巣—」 2 社寺に祈願のため参籠(さんろう...
こ‐もり【子守】
子供の面倒をみること。また、その人。おもり。 [補説]曲名別項。→子守
こもり【子守】
歌舞伎舞踊。清元。増山金八作詞、清元斎兵衛作曲。五変化舞踊「大和い手向五字(やまとがなたむけのいつもじ)」の一つと...
こ‐もり【木守】
庭園の樹木などを守って世話をすること。また、その番人。「—といふ者の、築地(ついぢ)のほどに廂(ひさし)さしてゐた...
こもり‐い【籠もり居】
家にじっと引きこもっていること。また、その家。籠居(ろうきょ)。
こもり‐うた【子守歌/子守唄】
子供をあやしたり、寝かしつけたりするためにうたう歌。また、それをもとにした歌曲や器楽曲。日本では、子守女が自分の境...
こもり‐え【隠り江】
アシなどが茂っていたり、岬などに囲まれたりして、隠れて見えない入り江。「—に思ふ心をいかでかは舟さす棹のさして知る...
こもりえ‐の【隠り江の】
[枕]「泊瀬(はつせ)」にかかる。中世以後に、「こもりくの」が誤り伝えられたもの。「—泊瀬の山は色づきぬ」〈続古今...
こもり‐がえる【子守蛙】
ピパ科のカエル。体長約15センチ。南米アマゾン川などに生息。水中生活し、卵は雄の協力で雌の背中に付着し、そこで発育...
こもり‐がき【木守柿】
「きもりがき(木守柿)」に同じ。《季 冬》
こもりく‐の【隠りくの】
[枕]《「く」は所》大和の泊瀬(はつせ)は山に囲まれた所の意から、「泊瀬」にかかる。「—泊瀬の川の上つ瀬に」〈万・...
こもり‐ぐま【子守熊】
コアラの別名。
こもり‐ぐも【子守蜘蛛】
クモ目コモリグモ科のクモの総称。卵からかえった子グモを背負って保護する。
こもり‐ごえ【籠もり声】
こもってはっきりしない声。くぐもり声。ふくみ声。
こもり‐ず【隠り処/隠り所】
草木などに覆われて、他から見えない場所。また一説に、水草に覆われて見えない沼や沢。「—の沢たつみなる岩根ゆも通りて...
こもりず‐の【隠り処の】
[枕]隠れて見えない場所の意から、「下」にかかる。「—下よ延(は)へつつ行くは誰が夫(つま)」〈記・下・歌謡〉
こもり‐そう【籠もり僧】
1 山や寺などにこもり、一定の期間修行をする僧。 2 人の死後49日の間、喪屋にこもって仏事を修する僧。「わづかに...
こもり‐づま【隠り妻】
人目を忍ぶ関係にある妻。かくしづま。「恋ひしくもしるくも逢へる—かも」〈万・三二六六〉
こもり‐ど【隠り処】
隠れて人目につきにくい所。「—の沢泉なる岩根をも通してそ思ふ我(あ)が恋ふらくは」〈万・二四四三〉
こもり‐どう【籠もり堂】
修行者や信者などがこもって祈願、修行する堂。
こもり‐ぬ【隠り沼】
草の茂みなどに覆われて外からは見えない沼。一説に、水の流れ出ない沼。「埴安(はにやす)の池の堤の—の行方を知らに舎...
こもりぬ‐の【隠り沼の】
[枕]隠れて見えない沼の意から、「下」にかかる。「—下に恋ふれば飽き足(だ)らず」〈万・二七一九〉
こもり‐ねずみ【子守鼠】
オポッサムの別名。
コモリン‐みさき【コモリン岬】
《Cape Comorin》⇒カニャークマリ