ご‐ざ【後座】
1 後ろの座席。 2 説教・浄瑠璃・落語・講談などの興行で、あとのほうに出演すること。また、その人。真打ち。⇔前座...
ご‐ざ【茣蓙/蓙】
《「御座むしろ」の略。また、御座に敷くむしろの意からという》藺草(いぐさ)の茎で編んだ敷物。うすべり。 [補説]「...
ご‐ざ【御座】
1 座を敬っていう語。貴人の席。おまし。ぎょざ。 2 貴人がおいでになること。「これに—のことはいかなる人も知り候...
ござ‐あ・る【御座有る】
[動ラ四] 1 「いる」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「それにゆるりと—・れ」〈虎清狂・泣尼〉 2 「...
ご‐ざい【五罪】
⇒五刑(ごけい)
ござい【御座い】
1 ㋐《「ございます」の略》「ある」の意の丁寧語。多く口上などで用いられた。「田舎者で—、冷え物で—」〈滑・浮世風...
ございしょ‐やま【御在所山】
三重・滋賀両県境の山。鈴鹿(すずか)山脈の最高峰。標高1212メートル。
ござい・す【御座いす】
[動サ特活]《「ございやす」の音変化》 1 「ある」「いる」の意の丁寧語。ございます。「芸者しゅにおかよといふは—...
ござい‐ま・す【御座います】
[動サ特活]《「ござります」の音変化。近世江戸以来の語》 1 「ある」の意の丁寧語。「あります」より丁寧な言い方。...
ござい‐や・す【御座いやす】
[動サ特活]《「ござりやす」の音変化》 1 「ある」「いる」の意の丁寧語。ございます。「ねっからお客は—・せん」〈...
ござ‐うち【茣蓙打ち】
1 ござを編むこと。また、その職人。 2 表面に畳表をつけること。また、それをつけたもの。特に、足の裏に当たる部分...
ござえもんざかのあだうち【五左衛門坂の敵討】
中村彰彦の短編歴史小説、および同作を表題作とする小説集。作品集は平成4年(1992)の刊行。平成5年(1993)、...
ござ‐ござ
《「こざこざ」とも》 [副](スル)細かく入りまじっているさま。「たとい叢脞(そうざ)なる(—したる=注)職務と雖...
ござござ‐ぶね【ござござ船】
《人がごちゃごちゃ入りまじって乗るところから》乗り合い船。「老いも若いも下人も主も、男女が—に」〈浄・今宮の心中〉
ござ‐そうろ・う【御座候ふ】
[動ハ四]《「ござある」の「ある」を「候ふ」にしたもの》 1 「ござある」の尊敬語・丁寧語。いらっしゃいます。ござ...
ご‐ざしょ【御座所】
天皇など高貴な人の居室。おましどころ。御座の間。
ござっそ【五雑俎/五雑組】
中国、明末の随筆。16巻。謝肇淛(しゃちょうせい)著。1619年成立。明代の政治・経済・文化・科学などを、天・地・...
ござ‐づつみ【茣蓙包み】
1 ござで包むこと。また、その包んだもの。 2 江戸時代、乗り物を許された大名以下の武士が通常用いた駕籠(かご)。...
ござ‐な・い【御座無い】
[形][文]ござな・し[ク]《「御座」+形容詞「ない」から》 1 「ない」の意の丁寧語。ありません。「いやいやさや...
ござ‐なおし【御座直し】
1 謁見のときに主君が自らの座を移して、相手に敬意を表すこと。「—の侍、御目見得の時、君の御座を直し給ふは臣下の面...
ござ‐の‐ま【御座の間】
1 貴人の着座する正面の間。 2 貴人のふだんいる部屋。御座所。
ござ‐ぶね【御座船】
1 貴人の乗る船。また、将軍や大名などの乗る豪華な船。 2 川遊びの屋形船。「芝居の果てより—をさし寄せ」〈浮・一...
ござ‐むしろ【茣蓙筵】
「茣蓙」に同じ。
ござ‐め【茣蓙目】
ござの筋目。また、大判金などの表面に刻んだ、ござの筋目模様。
ごさ‐めれ
[連語]《「ござめれ」とも》「ごさんめれ」の撥音の無表記。「深入りして討たれさせ給ひて候ふ—」〈平家・九〉
ござらっしゃ・る【御座らっしゃる】
[動ラ五(四)]《動詞「ござる」の未然形に助動詞「しゃる」が付いてできた語》 1 「いる」「来る」「行く」の意の尊...
ござり‐ま・す【御座ります】
[動サ特活]《「ござる」の連用形に助動詞「ます」が付いてできた語》 1 「来る」「行く」「いる」の意の尊敬語。動作...
ござり‐もう・す【御座り申す】
[動サ四]「ござる」をさらに丁寧にした語。ございます。「今宵(こよひ)は忍びの初で—・すよの」〈松の葉〉
ござり‐や・す【御座りやす】
[動サ特活]《動詞「ござる」に丁寧の助動詞「やす」が付いてできた語》 1 「来る」「いる」の意の尊敬語。いらっしゃ...
ござりん・す【御座りんす】
[動サ特活]《「ござります」の音変化》 1 「ある」「いる」の意の尊敬語。いらっしゃる。「成程奥の間に、今よう休ん...
ござ・る【御座る】
[動ラ四]《四段動詞「ござある」の連体形「ござある」の音変化》 1 「いる」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでにな...
御座(ござ)を直(なお)・す
若衆が主君の身の回りの世話をする。また、主君の伽(とぎ)をする。「榊原小平太、是は家康—・したる者なり」〈甲陽軍鑑...
ご‐さん【五山】
《「ござん」とも》格式の高い、五つの大きな寺。 1 インドの祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)・竹林精舎・大林精舎・鹿園...
ごさん‐じっせつ【五山十刹】
臨済宗で、五山と十刹。ごさんじっさつ。
ござん・す【御座んす】
[動サ特活]《「ござります」の音変化》 1 「来る」「行く」「いる」の意の尊敬語。いらっしゃる。「あれ梅川様の—・...
ござんどうしわ【五山堂詩話】
江戸後期の漢詩論集。正篇10巻、補遺5巻。菊池五山著。文化4年(1807)から天保3年(1832)にかけて刊行。
ごさん‐なれ
[連語]《断定の助動詞「なり」の連用形「に」に、係助詞「こそ」、動詞「あり」の連体形、推定の助動詞「なり」の已然形...
ごさん‐ばん【五山版】
鎌倉末期から室町末期にかけて、京都五山などの禅僧によって刊行された、禅籍・語録・詩文集・経巻などの木版本。
ごさん‐ぶんがく【五山文学】
鎌倉末期から江戸初期にかけて、京都五山・鎌倉五山の禅僧たちにより書かれた漢詩文・日記・語録の総称。中国の宋・元文化...
ござん‐まい【御座んまい】
[連語]《「ござるまい」の音変化》ありませんでしょう。「お為によく—」〈浄・会稽山〉
ごさん‐めれ
[連語]《断定の助動詞「なり」の連用形「に」に、係助詞「こそ」、動詞「あり」の連体形「ある」、推量の助動詞「めり」...