ごうけい‐はこう【合計波高】
海上の波浪で、起源が異なる複数の波が存在するときに推定される波高。それぞれの波高の2乗の和の平方根で表される。
こうけ‐がま・し【高家がまし/豪家がまし】
[形シク]《「ごうけがまし」とも》権勢をかさに着るさま。権柄ずくである。「かこちかかりて—・しく申して、むつかしく...
ごうけしだい【江家次第】
平安後期の有職故実書。21巻。そのうち巻16・巻21は欠本。大江匡房(おおえのまさふさ)著。天永2年(1111)成...
こうけ‐だ・つ【高家立つ/豪家立つ】
[動タ下二]《「ごうけだつ」とも》権門出身らしく振る舞う。「—・つるわが殿も中納言におはしますや」〈落窪・二〉
ごう‐けつ【豪傑】
1 才知・武勇に並み外れてすぐれていて、度胸のある人物。「天下の—」「—肌」 2 ささいなことにこだわらない豪放な...
ごう‐けつけ【合毛付け】
江戸時代、領主の検見(けみ)に先だって村方が作柄を内見(ないみ)し、もみの収量を見定めて役所へ報告すること。合毛(...
ごうけつ‐わらい【豪傑笑い】
声高に威勢よく笑うこと。豪放な笑い。
こうけ‐ば・る【高家張る/豪家張る】
[動ラ四]《「ごうけばる」とも》威圧的で横柄に振る舞う。えらぶる。「—・ったる罪人かな」〈虎明狂・八尾〉
ごうけ‐ぶんこ【江家文庫】
平安後期、大江匡房(おおえのまさふさ)が京都の二条高倉の自邸に家蔵の典籍類を収蔵した文庫。仁平3年(1153)焼失...
ごう‐けん【合憲】
憲法の趣旨にかなっていること。憲法の規定に違反していないこと。⇔違憲。
ごう‐けん【剛健】
[名・形動]男性的で、心身が強くたくましいこと。また、そのさま。「勤勉で—な気風」「質実—」 [派生]ごうけんさ[名]
ごう‐けん【豪健】
[名・形動]勢いが盛んで強いこと。また、そのさま。剛毅(ごうき)。「この老人の—な気象を認めずにはいられなかった」...
こう‐こ【江湖】
《「ごうこ」とも》 1 川と湖。特に、中国の揚子江と洞庭湖。 2 世の中。世間。一般社会。「広く—の喝采を博す」 ...
ごう‐こ【江湖】
1 ⇒こうこ(江湖) 2 《馬祖が揚子江の西に、石頭が洞庭湖の南に住し、参禅の徒がその間を往復した故事に基づく》 ...
ごう‐こ【郷戸】
律令制の行政区画で、郷を構成する戸。50戸を1里(郷)とし、班田収授や租・庸・調などの賦課はこの区画を単位とした。...
ごう‐こう【毫光】
仏の眉間(みけん)の白毫(びゃくごう)から四方に出る細い光。仏の智慧にたとえられる。
ごうこう‐おん【合口音】
もと中国の音韻学の用語。口をすぼめて発する音。オ列長音のうち、古く「オウ・コウ・エウ・ケウ」と書かれた類。「アウ・...
ごう‐こうぞう【剛構造】
建築物の柱・梁(はり)を剛(接合部の角度が変わらないよう)に接合し、耐震壁を設け、床板も変形しないように構成する耐...
ごうこ‐え【江湖会】
禅宗で、修学参禅の僧を集めて夏安居(げあんご)を行うこと。江湖。
ごう‐こく【号哭】
[名](スル)大声をあげて泣き叫ぶこと。号泣。「愛児の死に—する」
ごう‐こく【合刻】
[名](スル)2冊以上の異なった本を1冊にまとめて刊行すること。また、刊行したもの。合刻本(がっこくぼん)。
ごうこ‐そう【江湖僧】
禅宗で、修学参禅を行う僧。学問僧。江湖。
ごう‐こつ【傲骨】
《唐の李白は腰にかたくつよい骨があるので身を屈することができないと世人が評したという「鼠璞」傲骨の故事から》誇りを...
ごう‐コン【合コン】
《「合同コンパ」の略》男女それぞれのグループが、合同で行うコンパ。→コンパ
ごう‐ご【合期】
1 間に合うこと。「長久の焼亡に、少納言経信出だし奉らんと欲す。火盛んにして—せず」〈禁秘抄・上〉 2 思うように...
ごう‐ご【傲語】
[名](スル)人を見下したような、自信たっぷりな言い方をすること。また、その言葉。「芭蕉のみずから『俳諧の益は俗語...
ごう‐ご【豪語】
[名](スル)いかにも自信ありげに大きなことを言うこと。また、その言葉。「うちの店は日本一うまいと—する」
ごう‐ごう【嗷嗷】
[形動ナリ]叫び声などが騒がしいさま。口やかましく非難するさま。「—なる体(てい)にて、あまっさへ朝家を恨むべしな...
ごう‐ごう【囂囂】
[ト・タル][文][形動タリ]《「囂」は、やかましい、の意》口々にうるさく言いたてるさま。「—たる非難の声が上がる...
ごう‐ごう【轟轟】
[ト・タル][文][形動タリ]大きな音がとどろき響くさま。「—たる車輪の響き」
ごう‐さい【噛砕】
かみ砕くこと。「—機」
ごうさい‐ふう【強細風】
能で、世阿弥が九段階に分けたうちの第七位(下三位の第一)の芸格。強い中にも細かさをもった芸境。→九位(きゅうい)
ごう‐さつ【合冊】
⇒がっさつ(合冊)
ごう‐さつ【強殺】
「強盗殺人」の略。「—事件」
ごう‐さらし【業曝し/業晒し】
[名・形動]《「ごうざらし」とも》 1 前世の悪業の報いとしてこの世で恥をさらすこと。また、そういう人や、そのさま...
ごう‐ざ【合座】
⇒合祀(ごうし)
ごう‐ざい【合剤】
一種または二種以上の薬剤を水に溶解、または混和した薬剤。
ごう‐ざむらい【郷侍】
⇒郷士(ごうし)
ごう‐ざんぜ【降三世】
「降三世明王」の略。
ごうざんぜ‐ほう【降三世法】
密教で、降三世明王を本尊とし、悪人を降伏(ごうぶく)させるために行う修法。
ごうざんぜ‐みょうおう【降三世明王】
《(梵)Trailokyavijaya Vajrhūṃkaraの訳》五大明王の一。東方に位し、3世にわたる三毒を降...
ごう‐し【合子/盒子】
《身とふたとが合う物の意》ふた付きの小さい容器。香合・化粧品入れなどに用いた。合器(ごき)。ごうす。
ごう‐し【合祀】
[名](スル)2柱以上の神を一つの神社にまつること。また、ある神社にまつってあった神を、他の神社に移して一緒にまつ...
ごう‐し【合資】
[名](スル)何人かが資本を出し合うこと。
ごう‐し【郷士】
江戸時代、武士の身分のまま農業に従事した者。また、武士の待遇を受けていた農民。平時は農業、戦時には軍事に従った。郷...
ごう‐し【合紙】
何枚かの紙を合わせて作った厚手の紙。
ごうし‐がいしゃ【合資会社】
無限責任社員と有限責任社員とからなる会社。持分会社の一。
ごう‐しき【合式】
法式にかなうこと。法則どおりであること。「其全権たる証を—の儀に於て示授したることを記す」〈西周訳・万国公法〉
ごうし‐き【合糸機】
紡績機械の一。単糸を何本かより合わせて弾力のある糸を製する機械。
ごうし‐さい【合祀祭】
1 合祀のときに行われる祭典。 2 靖国神社で、戦死者・殉難者の霊を一緒にまつるときに行われる臨時の大祭。