さかぐち‐たかし【坂口昂】
[1872〜1928]歴史学者。京都の生まれ。京大教授。欧州各国に留学。ランケの学風を受け継ぎ、世界史的視野で歴史...
さかぐち‐はんのう【坂口反応】
たんぱく質の呈色反応の一。たんぱく質がアルギニンを含む場合、またアルギニン自体やアルギニンを構成するグアニジノ基を...
さか‐ぐつわ【逆轡】
左右を逆にしてはめた、馬のくつわ。
さか‐ぐら【酒蔵】
酒を醸造または貯蔵する蔵。さけぐら。
さか‐ぐるい【酒狂い】
酒に酔って正気を失い、乱暴などをすること。酒におぼれること。酒乱。
さか‐け【酒気】
《「さかげ」とも》酒のにおい。また、酒の酔い。しゅき。「—も一時に醒(さ)めしなるべし」〈鉄腸・花間鶯〉
さか‐げ【逆毛】
1 逆立っている毛。 2 整髪で、髪の毛を櫛(くし)で先から根もとに向かってとかし、逆立ててふくらませるもの。「—...
さかげ‐つぼかび【逆毛壺黴】
遊走子の前端に1本の鞭毛をもつ菌類の総称。多くは水中で寄生または腐生する。
さか‐ことば【逆言葉】
「逆さ言葉」に同じ。
さか‐ご【逆子/逆児】
胎内で胎児の姿勢が、正常の場合と逆になっているもの。妊娠中は臀部(でんぶ)が下になっており、分娩の際臀部または脚部...
さか‐ごと【酒事】
さかもり。酒宴。ささごと。
さか‐ごも【酒薦】
酒樽を包むこも。さけこも。
さか‐さ【逆さ/倒さ】
[名・形動]「さかさま」の略。「裏表が—になる」
さかさ‐おち【逆さ落ち】
落語の落ちの一。物事が逆の結果になる落ち。大阪では、落ちを先に言ってから咄(はなし)に入るものをいう。
さかさか・し【賢賢し】
[形シク]《「さかざかし」とも》非常に賢い。よく気がきいて、しっかりしている。「以外(もってのほか)—・しき者にて...
さかさ‐がわ【逆さ川】
逆の方向へ流れる川。地勢の関係から普通の川の流れと逆になる。さかさまがわ。
さかさ‐ぎもの【逆さ着物】
遺体に、着物の上下を逆さにして掛けておくこと。また、その着物。
さかさ‐くらげ【逆さ海月】
1 《看板に使った温泉マークの♨を、逆さにしたクラゲに見立てて》連れ込み宿のこと。昭和20年代の流行語。 2 サカ...
さかさ‐ことば【逆さ言葉/倒さ詞】
1 反対の意味で使う言葉。「いじめる」を「かわいがる」という類。さかさまごと。 2 一語の音を上下逆にしていう言葉...
さかさ‐だけ【逆さ竹】
ハチクの枝が逆さになり、しだれた形になったもの。新潟市の西方寺のものが有名。
さかさ‐づり【逆さ吊り/逆さ釣(り)】
さかさまにぶらさがること。特に、人などが頭部を下にしてぶらさがった状態になること。
さかさ‐にじ【逆さ虹】
⇒環天頂アーク
さかさ‐はりつけ【逆さ磔】
武家時代の極刑。罪人のからだを逆さにはりつけにしたもの。さかはたもの。さかさばっつけ。さかばっつけ。
さかさ‐ばし【逆さ箸】
嫌い箸の一。盛り合わせの料理を取るときに、箸を逆さに持って食べ物をつまむこと。取り箸を用意するとよい。
さかさ‐ばしら【逆さ柱】
⇒さかばしら
さかさ‐びょうぶ【逆さ屏風】
死者の枕元に屏風を逆さに立てること。また、その屏風。
さかさ‐ふじ【逆さ富士】
湖水などに映って逆さに見える富士山の影。
さか‐さま【逆様/倒】
[名・形動] 1 物事の上下・左右・前後・裏表などの関係が本来の状態とは反対になっていること。また、そのさま。逆(...
さかさま‐ごと【逆様言】
1 こちらが言いたいことなのに、先方から言ってくること。道理に合わない言いがかり。 2 「逆さ言葉」に同じ。
さかさま‐ごと【逆様事】
ものの道理に反すること。また、順序が逆になること。特に、親が先立った子を弔うこと。さかさごと。「早く死んで仕舞いさ...
さかさ‐まつげ【逆さ睫】
まつげが普通とは逆に眼球のほうを向いて生えている状態。睫毛内反(しょうもうないはん)。さかまつげ。
さかさま‐の‐つみ【逆様の罪】
主君や親にそむく罪。逆罪(ぎゃくざい)。「いみじからむ—ありとも、この人々をばおぼしゆるすべきなり」〈大鏡・師輔〉
さかさま‐の‐わかれ【逆様の別れ】
「逆さ別れ」に同じ。
さかさ‐みず【逆さ水】
普通とは逆に水に熱い湯を入れて、ぬるくすること。死者の遺体を清めるときのやり方とされる。
さかさ‐みの【逆さ蓑】
⇒岡見(おかみ)1
さかさ‐わかれ【逆さ別れ】
子が親より先に死ぬこと。さかさまの別れ。
さかざきでわのかみ【坂崎出羽守】
山本有三による戯曲。大正10年(1921)9月、6世尾上菊五郎らの出演により、東京の市村座にて初演。
さか・し【盛し/栄し】
[形シク]盛んであるさま。盛りであるさま。「もる山のいちご—・しく成りにけり」〈著聞集・五〉
さ‐かし【然かし】
[連語]《副詞「さ」+終助詞「かし」》相手の話に同意をする語。なるほどそのとおりだ。「—、例は忌み給ふ方なりけり」...
さかし・い【賢しい】
[形][文]さか・し[シク]《「盛(さか)し」と同語源か》 1 才知がすぐれ判断力があるさま。かしこい。賢明である...
さか‐しお【逆潮】
地形や風力が原因で、主な潮流と逆方向に流れる潮流。⇔真潮(ましお)。
さか‐しお【酒塩】
魚や野菜の煮物に調味料として酒を入れること。また、その酒。
さか‐した【坂下】
坂のした。坂の登り口。さかもと。⇔坂上。
さかした【坂下】
三重県亀山市の地名。鈴鹿峠の東のふもとで、もと東海道五十三次の宿駅。
さかした‐もん【坂下門】
江戸城内郭門の一。西の丸大手門と内桜田門との間にあり、現在は宮内庁への出入り口となっている。
さかしたもんがい‐の‐へん【坂下門外の変】
公武合体論を推進し、和宮降嫁を実現させた老中安藤信正が、文久2年(1862)水戸浪士を中心とする尊王攘夷(そんのう...
さかし‐だ・つ【賢し立つ】
[動タ四]利口ぶる。さかしがる。「さばかり—・ち、真字(まな)書きちらして侍るほども」〈紫式部日記〉
さかし‐びと【賢し人】
かしこい人。賢人。「この—、はた軽々しき物怨じすべきにあらず」〈源・帚木〉
さかしま
《原題、(フランス)À rebours》ユイスマンスの長編小説。1884年刊行。自然主義作家であった著者が、神秘主...
さか‐しま【逆しま/倒】
[名・形動] 1 「逆様1」に同じ。「倉庫がクッキリと—に鏡のような水に映っていた」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉 2...