さん‐ず【三途/三塗】
仏語。 1 死者が行くべき三つの場所。猛火に焼かれる火途(かず)、互いに食い合う血途(けつず)、刀剣・杖で強迫され...
さん‐ず【三頭/三図】
牛馬の背の尻に近い高くなっている所。
さん‐ずい【三水】
漢字の偏の一。「河」「泳」などの「氵」の称。漢和辞典では「氺(したみず)」とともに「水」の部首に属する。さんずいへん。
さんず‐の‐かわ【三途の川】
仏語。死後7日目に渡るという、冥途にある川。三つの瀬があり、生前の業(ごう)によって、善人は橋を、軽い罪人は浅瀬を...
さんず‐の‐やみ【三途の闇】
仏語。生前の悪業(あくごう)に応じて死者が苦悩を受けなくてはならない、三つの暗い境遇。三悪道。また、そこへ行く不安...
さん・ずる【参ずる】
[動サ変][文]さん・ず[サ変] 1 上位者の所に「行く」また「来る」の意の謙譲語。参上する。まいる。うかがう。「...
さん・ずる【散ずる】
[動サ変][文]さん・ず[サ変] 1 散る。ちりぢりになって、なくなる。また、散らす。「聴衆が—・ずる」「春嵐が桜...
さん‐ずん【三寸】
1 1寸の3倍。かね尺で約9.1センチ。鯨尺で約11.4センチ。 2 3寸くらいのもの。また、短いもの、薄いものな...
さんずん‐くぎ【三寸釘】
かね尺で長さ3寸の釘。長さ1寸の釘にもいった。
さんずん‐なわ【三寸縄】
罪人を縛るときの縄のかけ方の一。後ろ手に縛り、上方に上げてその縄を首縄にかけ、首と手首の間を3寸ほどにして縛る方法...
さんずん‐にんじん【三寸人参】
ニンジンの栽培品種。根の長さが3寸くらいしかなく太い。西洋にんじん。
三寸(さんずん)の見直(みなお)し
《物の長さも測りようによっては3寸の誤差がある意から》物事は、詳しく点検すれば多少の欠点は見つかるということ。また...
さんずん‐ふりつ【三寸不律】
《「不律」は筆のこと》長さ3寸の短い筆。
三寸(さんずん)俎板(まないた)を見抜(みぬ)く
厚さ3寸のまな板の裏まで見通す。物事を見抜く力の鋭いことのたとえ。
さんずん‐もよう【三寸模様】
女性の着物で、模様が裾から鯨尺の3寸ほどのところまでにあるもの。