さんがい‐るてん【三界流転】
仏語。3種の迷いの世界に生と死を繰り返すこと。三界輪廻(りんね)。
さんが‐きんたい【山河襟帯】
山が襟のように囲み、河が帯のように流れて、自然の要害をなすこと。また、その地勢。
さん‐がく【三学】
仏道を修行する者が必ず修めなければならない戒・定(じょう)・慧(え)の3種の実践修行。
さん‐がく【山岳】
陸地の表面が著しく盛り上がった所。高く険しい山が連なったり、より集まったりしている所。「—地帯」
さん‐がく【山壑】
山と谷。山谷。「風颯々として—を撼(うご)かし」〈蘆花・自然と人生〉
さん‐がく【参学】
[名](スル)学問、特に仏教を学ぶこと。
さん‐がく【産額】
生産・産出される物資の数量または金額。
さん‐がく【散楽】
1 古代中国で、軽業・曲芸・奇術・幻術・こっけい物まねに類する西域起源の大衆的雑芸。公的な正楽・雅楽に対する俗楽。...
さん‐がく【算学】
算数の学。数学。
さん‐がく【算額】
創案した数学の問題やその解法を書いて社寺に奉納した絵馬。江戸時代中期に始まったとされ、和算家や市井の数学愛好家らが...
さんがく‐かい【山岳会】
登山愛好者の団体。
さんがく‐かいせつ【山岳回折】
《mountain diffraction》電波が山岳などによって回折し、本来は陰になって電波が届かない場所にも回...
さん‐がく‐かん【産学官】
産業界(民間企業)、学校(教育・研究機関)、官公庁(国・地方公共団体)の三者。産官学。「—連携事業」→産学官民
さん‐がく‐かん‐みん【産学官民】
産業界(民間企業)、学校(教育・研究機関)、官公庁(国・地方自治体)、民間(地域住民・NPO)の四者。→産学官
さんがく‐きゅうじょたい【山岳救助隊】
山岳地帯における遭難者の捜索・救助活動や、登山者への啓蒙(けいもう)などを行う組織。日本では警察署・消防署に設置さ...
さんがく‐きょうどう【産学協同】
産業界と学校とが相互に協力し合って、研究や技術者教育の促進を図ること。
さんがくきょうどう‐きょういく【産学協同教育】
⇒コーオプ教育
さんがく‐けいびたい【山岳警備隊】
⇒山岳救助隊
さんがく‐しんこう【山岳信仰】
山岳に宗教的意味を与え、崇拝したり儀礼を行ったりすること。古代ギリシャのオリンポスや中国の五岳信仰などにみられる。...
さんがく‐すうはい【山岳崇拝】
⇒山岳信仰
さんがく‐は【山岳派】
フランス革命期の国民公会の左派勢力。議場の最高部に議席を占めたことが名称の由来。パリの革命的な民衆勢力と結んだ急進...
さんがく‐は【山岳波】
山を越えた気流が風下でつくる波動。重力を復元力とし、上下にうねる。この山岳波に伴い、山頂や山脈の風下側に雲が等間隔...
さんがく‐ひょうが【山岳氷河】
山地に形成される氷河。急斜面にできる懸垂氷河、カールを埋めるカール氷河、谷間を埋める谷氷河などに分けられる。
さんがく‐ひょうじゅんじ【山岳標準時】
アメリカ大陸の標準時の一。カナダのカルガリー、米国のソルトレークシティーやデンバー、メキシコ西部などで使われる。協...
さんがく‐びょう【山岳病】
⇒高山病(こうざんびょう)
さんがく‐ぶっきょう【山岳仏教】
人里を離れて山中に入り修行する仏教。平安時代の天台宗・真言宗や修験道など。山林仏教。
さんがく‐れんけい【産学連携】
産業界と学校(特に高専・大学)が互いに協力し、共同研究、商品開発、技術教育、学校の持つ特許の使用などを促進すること...
サンガシアン‐だいせいどう【サンガシアン大聖堂】
《Cathédrale Saint-Gatien de Tours》⇒ツール大聖堂
さんがた‐しきかく【三型色覚】
網膜にある3種類の錐体細胞のうち、S錐体に異常があるタイプの先天色覚異常の総称。二色覚と異常三色覚にみられる。
さん‐がつ【三月】
一年の3番目の月。やよい。《季 春》「—や廊の花ふむ薄草履/蛇笏」
さんがつ‐かくめい【三月革命】
1848年3月、フランスの二月革命の影響を受け、ドイツ・オーストリアに起こった民主主義的市民革命。ドイツ統一と自由...
さんがつさんじゅうににち【三月卅二日】
池谷信三郎の戯曲。池谷のベルリンへの留学体験に基づく作品。大正14年(1925)、劇団心座の第1回公演として初演。
さんがつ‐じけん【三月事件】
昭和6年(1931)3月、日本陸軍の青年将校が企てたクーデター計画。宇垣一成陸相を首班とする軍事政権樹立をねらった...
さんがつ‐じん【三月尽】
3月が終わること。また、その日。陰暦では、春の最後の日にあたる。弥生尽(やよいじん)。《季 春》「—校塔松と空ざま...
さんがつ‐せっく【三月節句】
3月3日の節句。ふつう、女子の祝日として、雛(ひな)祭りをする。雛の節句。桃の節句。上巳(じょうし)。重三(ちょう...
さんがつ‐ていきん【三月庭訓】
正月から12月までの手紙を集めた「庭訓往来」を手本として字を習う者が、3月あたりでやめてしまうこと。勉強に飽きやす...
さんがつ‐どう【三月堂】
東大寺の法華堂の異称。3月に法華会(ほっけえ)を行うところからいう。
さんがつ‐な【三月菜】
コマツナを春まきにして、若いものを摘み菜とするもの。うぐいすな。《季 春》
さんが‐にち【三箇日】
正月の元日から3日までの3日間。《季 新年》「門番に餅を賜ふや—/子規」
さんがね‐さん【三ヶ根山】
愛知県南部にある山。標高340メートル。山頂には三ヶ根観音がある。三河湾の眺望がよい。三河湾国定公園に属する。
サンガネール
インド北西部、ラジャスタン州の町。州都ジャイプールの南約15キロメートル、サラスバティー川沿いに位置する。古くから...
さんが‐の‐ちょうじ【三箇の重事】
昔、朝廷で行われた、即位・御禊(ごけい)・大嘗祭(だいじょうさい)の三大儀式。
さんが‐の‐つ【三箇の津】
薩摩(さつま)(鹿児島県)の坊津、筑前(福岡県)の博多津、伊勢(三重県)の安濃津。三津(さんしん)。
さんが‐の‐つ【三箇の都】
江戸時代、京都・江戸・大坂をさしていった語。三都。
さんが‐やき【さんが焼(き)】
なめろうを鮑(あわび)の殻などに詰めて焼いた料理。 [補説]房総地方の漁師が山で仕事をする際、魚を保存して食すため...
さんがら‐だいみょう【三柄大名】
江戸時代の大名中、金沢の前田、薩摩(さつま)の島津、仙台の伊達(だて)の三家をいう。前田は禄高が大名中最高なので高...
サン‐ガル
スイスの都市ザンクトガレンのフランス語名。
サンガルガーノ‐しゅうどういん【サンガルガーノ修道院】
《Abbazia di San Galgano》イタリア中部、トスカーナ州の都市シエナ郊外にあるシトー会修道院跡。...
さん‐がわら【桟瓦】
方形で横断面が波形をした瓦。
さん‐がん【三観】
仏語。3種の観法。天台宗で説く空観・仮観・中観が最も著名。律宗では性空・相空・唯識、華厳宗では真空観・理事無礙観(...