さか‐いた【逆板】
鎧(よろい)の部分の名。大鎧の胴の背面の立挙(たてあげ)の二段目の板。普通の札(さね)とは逆に、上から垂れて下をお...
さかい‐ただかつ【酒井忠勝】
[1587〜1662]江戸前期の幕臣。老中・大老。若狭小浜城主。3代将軍家光の時、幕政の中心として活躍。家光の遺命...
さかい‐ただきよ【酒井忠清】
[1624〜1681]江戸前期の幕臣。老中・大老。上野(こうずけ)厩橋(うまやばし)城主。4代将軍家綱を補佐して権...
さかい‐ただつぐ【酒井忠次】
[1527〜1596]安土桃山時代の武将。徳川家康に仕え、姉川・三方ヶ原・長篠などの多くの戦に軍功あり、徳川四天王...
さかい‐ただよ【酒井忠世】
[1572〜1636]江戸初期の幕臣。老中・大老。上野厩橋(うまやばし)城主。2代将軍秀忠から3代家光の前半にかけ...
さかいだ‐かきえもん【酒井田柿右衛門】
[1596〜1666]江戸初期の陶工。肥前国有田の人。中国の上絵付けの技法を学び、日本で初めて赤絵の焼成に成功、国...
さかい‐だんつう【堺段通】
江戸末期、堺付近で産した段通。糸物商藤本荘左衛門が中国の段通をまねて始めた。
さかいで【坂出】
香川県北部の瀬戸内海に面した市。江戸初期から塩業の町として知られたが、現在は番の州(ばんのす)の埋め立て地を中心と...
さかいで
[接助]⇒さかい[接助]
さかいで‐し【坂出市】
⇒坂出
さかい‐でんじゅ【堺伝授】
古今伝授の流派の一。室町時代、宗祇(そうぎ)が堺に在住の牡丹花肖柏(ぼたんかしょうはく)に伝え、さらにその門弟に伝えた。
さかい‐としひこ【堺利彦】
[1871〜1933]社会主義運動の先駆者。福岡の生まれ。号、枯川。万朝報記者となり、のち、幸徳秋水らと平民社を起...
さかいに
[接助]⇒さかい[接助]
さかいのたいこ【酒井の太鼓】
歌舞伎狂言「太鼓音智勇三略(たいこのおとちゆうのさんりゃく)」の通称。
さか‐いわい【逆祝ひ】
わざと不吉なことを言って、祝いとすること。「総じて祝ひは—。…悲しい事のありたけを、揃へて祝へば」〈浄・孕常盤〉
さかい‐ぶぎょう【堺奉行】
江戸幕府の職名。遠国奉行の一。堺の市政・訴訟を担当し、港湾・船舶の事務を処理した。
さかい‐ぶね【堺船】
江戸時代、長崎へ輸入された唐物を上方へ運送した堺の船。
さかい‐ほういつ【酒井抱一】
[1761〜1829]江戸後期の画家。江戸の人。名は忠因(ただなお)。通称栄八。別号、鶯村(おうそん)。姫路城主酒...
さかいまち‐どおり【堺町通り】
京都市街地を南北に走る道路の呼び名。北の丸太町通りから南の五条通りに至る。全長約2.2キロ。豊臣秀吉によって新設さ...
さかいみなと【境港】
鳥取県北西部の市。中心は境(さかい)。鳥取県北西端の弓ヶ浜(ゆみがはま)の北部に位置する。古くから商港・漁港として...
さかいみなと‐し【境港市】
⇒境港
さかい‐め【境目】
境となる所。相接する所。分かれ目。「人道と車道の—」「及落の—にいる」
さかい‐もめ【境揉め】
「境争い」に同じ。
さかいや‐たいち【堺屋太一】
[1935〜2019]作家・評論家。大阪の生まれ。本名、池口小太郎。通商産業省(現経済産業省)の官僚として活躍し、...
さか‐いり【酒煎り】
酒を少量用いて材料をいりつけ、酒の香りをつけること。エビ・貝・イカ・ぎんなんなどの下処理として行う。
さかい‐りゅう【堺流】
1 茶道の流派の一。堺の茶匠武野紹鴎(たけのじょうおう)を開祖とし、室町末期に成立。紹鴎流。 2 和様書道の流派の...
さか・う【逆ふ】
[動ハ四] 1 さからう。そむく。従わない。「かの妻、もとより腹悪しくて、常に夫の気に—・へり」〈仮・伊曽保〉 2...
さか・う【境ふ/界ふ】
[動ハ四]境を決める。限る。区切る。「後ろは山により、前は水を—・ふ事にてこそあるに」〈太平記・一九〉
さか・う【栄ふ】
[動ハ下二]《「さか(栄)ゆ」の音変化。鎌倉、室町時代以降用いられた》「さか(栄)える」に同じ。「—・ふべき四方(...
さか‐うえ【坂上】
坂をのぼりきった所。坂の上。⇔坂下。
さかうえいせき‐の‐どぐう【坂上遺跡の土偶】
昭和49年(1974)、八ヶ岳の南西麓に位置する坂上遺跡からほぼ完全形で出土した土偶。先のとがった短い腕を左右に広...
ぎゃく‐うち【逆打ち】
四国八十八箇所巡礼で、香川県さぬき市の第88番札所大窪寺を出発して四国を左回りに、徳島県鳴門市の第1番札所霊山寺(...
さか‐うち【逆討ち】
敵を討とうとして逆に討たれること。返り討ち。「—を食らう」
さか‐うち【逆撃ち】
主として飛行機に対する射撃方法。あおむけに寝た姿勢で撃つ。
さか‐うま【逆馬】
1 馬に後ろ向きに乗ること。「敵に後ろを見えじとや思ひけん、玄光は—に乗ってぞはせたりける」〈平治・下〉 2 意に...
さか‐うらみ【逆恨み】
[名](スル) 1 こちらが恨みに思っていいはずの人から逆に恨まれること。「—を受けるいわれはない」 2 人の好意...
さかえ【栄え】
栄えること。繁栄。「文化の—」
さかえ【栄】
横浜市の区名。昭和61年(1986)戸塚区の南東部が分区。
さかえ‐おとめ【栄え少女】
美しい盛りの少女。「つつじ花にほえをとめ桜花—」〈万・三三〇九〉
さかえ‐く【栄区】
⇒栄
さかえはま【栄浜】
ロシア連邦サハリンの町スタロドゥプスコエの、日本領時代の名称。
さか・える【栄える】
[動ア下一][文]さか・ゆ[ヤ下二] 1 勢いが盛んになる。繁栄する。繁盛する。「国が—・える」「古代文明の—・え...
さか‐おくみ【逆衽】
幼児の和服で、衽(おくみ)を前身頃から斜めに裁ち、裁ったときとは逆向きに身頃に縫いつける仕立て方。また、その衽。さ...
さか‐おけ【酒桶】
酒を醸造または貯蔵するのに用いる大きな桶。
さか‐おとこ【酒男】
酒づくりに従事する男。酒杜氏(さかとうじ)。
さか‐おとし【逆落(と)し】
1 さかさまに落とすこと。「—に落とす」 2 絶壁のような急な坂道。また、そこを一気に駆け下りること。「鵯越(ひよ...
さか‐おもだか【逆沢瀉】
《「逆沢瀉威(おどし)」の略》鎧(よろい)の威の一。沢瀉威を逆にしたもの。オモダカの葉を逆さにしたような模様のもの。
さか‐かす【酒粕/酒糟】
⇒さけかす
さか‐がみ【逆髪】
1 逆立った頭髪。 2 髪を逆立てた化け物。「—と見ゆるは風の柳かな/吉林」〈毛吹草〉 謡曲「蝉丸(せみまる)」...
さかがみ‐ひろし【坂上弘】
[1936〜2021]小説家。東京の生まれ。「内向の世代」の作家の一人。会社勤務のかたわら執筆活動を続け、定年退職...