ざ‐しき【座敷】
1 畳を敷きつめた部屋。特に、客間。「お客を—に通す」 2 宴会の席。酒席。また、酒席での応対。「—が長引く」「—...
ざしき‐あそび【座敷遊び】
茶屋や料亭で、芸妓(げいぎ)の唄や踊り、虎拳(とらけん)などの余興を楽しむこと。お座敷遊び。
ざしき‐あんどん【座敷行灯】
茶席で用いる行灯。露地行灯に対していう。
ざしき‐いぬ【座敷犬】
散歩に出るとき以外は室内にいる犬。室内で飼う犬。小形犬が多い。
ざしき‐うた【座敷歌】
民謡の分類の一つで、酒宴の席でうたわれる歌。労作歌や盆踊り歌などから転用されたものが多い。祝い歌・騒ぎ歌など。
ざしき‐おどり【座敷踊(り)】
1 酒宴の席などでおどる踊り。 2 大坂新町で、8月朔日から15日まで揚屋(あげや)の大座敷で行った遊女の総踊り。...
ざしき‐ぎ【座敷着】
芸者や芸人などが、客の座敷に出るときに着る着物。
ざしき‐げい【座敷芸】
酒宴の席などで、興を添えるために演じる芸。
ざしき‐じょうるり【座敷浄瑠璃】
宴席などで興を添えるために語る素浄瑠璃。
ざしき‐のう【座敷能】
舞台で行われる能に対して、座敷で行われる能。
ざしき‐のぼり【座敷幟】
端午の節句に、座敷の中に立てて飾る小さな幟。内幟(うちのぼり)。《季 夏》
ざしき‐もち【座敷持(ち)】
《専用の座敷を持つところから》近世中期以後、江戸新吉原・品川などの遊女で、部屋持ちの上の位の者。
ざしき‐ろう【座敷牢】
格子などで厳重に仕切り、外へ出られないようにして、罪人・狂人・放蕩者(ほうとうもの)などを押し込めておく座敷。
ざしき‐わらし【座敷童】
東北地方で、旧家に時折現れるといわれる家の守り神。童形で顔が赤く、髪をおかっぱにしており、時にはいたずらもするが、...