しお【塩】
1 塩化ナトリウムを主成分とする塩辛い味の物質。海水や岩塩から製し、精製したものは白い結晶で、食生活の基本調味料。...
しお【潮/汐】
1 月や太陽の引力によって周期的に起こる海面の昇降。うしお。「—が満ちる」「—が引く」 2 海水。また、潮流。海流...
しお【入】
[接尾]助数詞。染色のときに染料に布を浸す度数を数えるのに用いる。また、古く、酒を醸造するとき、酒を醸(か)む回数...
しお‐あい【潮合(い)】
1 潮流がぶつかり合う所。 2 潮が差し引きする程合い。しおどき。 3 物事をするのによい時。しお。しおどき。「部...
しお‐あし【潮足】
潮の干満の速さ。
しお‐あじ【塩味】
塩を用いてつけた味。
しお‐あび【潮浴び】
海で泳ぐこと。海水浴。しおあみ。《季 夏》
しお‐あん【塩餡】
塩で味をつけた餡。
しおい‐うこう【塩井雨江】
[1869〜1913]詩人・国文学者。兵庫の生まれ。本名、正男。落合直文の浅香社に参加、七五調の詩を発表。著「暗香...
しお‐いり【潮入り】
1 海の近くの池・沼・川などに海水が流れ込むこと。また、その場所。 2 船の積荷に海水が入り損害を与えること。また...
しおいり‐いけ【潮入り池】
海水魚を飼うなどのために、海水を引き入れた池。
し‐おう【四王】
「四天王」の略。 中国、古代の四人の帝王。禹(う)・湯(とう)・文・武、または舜(しゅん)・禹・湯・武。 中国、清...
し‐おう【死王】
死者の国の王。すなわち、閻魔(えんま)大王。
し‐おう【雌黄】
1 「石黄(せきおう)」に同じ。 2 タイ・ベトナムなどに産するフクギ科植物からとった黄色の樹脂。黄色絵の具として...
しおう‐いん【四王院】
奈良市にある西大寺の異称。
しおうけ‐ていぼう【潮受(け)堤防】
海面干拓地に築かれる、潮害を防ぐための堤防。海と干拓地を仕切るため、強固な設計が施される。諫早湾干拓事業で同湾最奥...
しおう‐ご‐うん【四王呉惲】
中国、清初の六大南宗(なんしゅう)画家。王時敏・王鑑・王翬(おうき)・王原祁(おうげんき)の四王と、呉歴・惲寿平(...
しお‐うち【塩打ち】
いり豆などに塩味をつけること。また、そのもの。「—豆」
しおう‐てん【四王天】
仏語。六欲天の第一。須弥山(しゅみせん)の中腹にあたる所。また、そこにいる四天王。
しお‐うに【塩雲丹】
ウニの生殖巣に塩を加えた食品。
しお‐うみ【潮海】
海。淡海(あわうみ)に対して、塩分を含む海。「—のほとりにて、あざれあへり」〈土佐〉
し‐お・える【為終える】
[動ア下一][文]しを・ふ[ハ下二]物事を終わりまでやってしまう。しとげる。やりおえる。「宿題を—・える」
しおお
[形動ナリ]ひどくぬれたさま。ぐっしょり。「葦垣の隈処(くまと)に立ちて吾妹子(わぎもこ)が袖も—に泣きしそ思(も...
しお‐おけ【潮桶】
海水をくみ入れる桶。
しお‐おし【塩押し/塩圧し】
野菜などに塩をふり、重石(おもし)をかけて漬けること。また、その漬物。
し‐おお・せる【為果せる】
[動サ下一][文]しおほ・す[サ下二]物事を最後までやりおえる。しとげる。うまくやる。「難工事を—・せる」
しおかえ‐ぶし【潮替え節】
鹿児島県の枕崎・坊津(ぼうのつ)地方の仕事歌。鰹(かつお)舟で、餌(え)のキビナゴを飼育する樽(たる)の潮水を替え...
しお‐かげん【塩加減】
塩味のつけぐあい。また、その味。しおあんばい。「—をみる」
しお‐かぜ【潮風】
海から吹く塩けを含んだ風。
しおかぜ‐こうえん【潮風公園】
東京都品川区にある都立公園。昭和49年(1974)開園。園内には円形の広場やバーベキュー場などがある。お台場海浜公...
しお‐かど【塩角】
舌を直接に刺激する塩味。精製塩の味。 [補説]精製塩は塩化ナトリウムの含有量99.5パーセント以上、自然塩は80パ...
しお‐から【塩辛】
魚介類の肉・内臓・卵などを塩漬けにして発酵させた食品。 [補説]スルメイカでつくるものが一般的。その他に、うるか、...
しお‐から・い【塩辛い】
[形][文]しほから・し[ク] 1 塩味が強い。しょっぱい。「—・い汁」 2 声がしわがれている。「—・い声を張り...
しおから‐ごえ【塩辛声】
かすれた声。しわがれ声。「老船頭の幅の広い—」〈有島・生れ出づる悩み〉
しおから‐とんぼ【塩辛蜻蛉】
トンボ科の昆虫。中形で最も普通のトンボ。4〜9月に現れ、成熟した雄は腹に青白粉を装う。雌は淡黄褐色でムギワラトンボ...
しおかりとうげ【塩狩峠】
三浦綾子の小説。昭和43年(1968)刊行。北海道の塩狩峠で明治42年(1909)に起きた列車事故を題材とする。昭...
しお‐がい【潮貝】
海にすむ貝類。「伊勢の海の浦の—拾ひあつめ」〈古今・雑体〉
しお‐がい【潮間】
《「潮が間(あい)」の音変化か》潮が引いてから満ちてくるまでの間。しおま。「伊勢の海の清き渚に—になのりそや摘まむ...
しお‐がかり【潮懸(か)り】
船を停泊させて潮時を待つこと。天候による停船にもいう。
塩(しお)が浸(し)・む
世間の苦労が身にしみる。世渡りの苦労を経験する。「今では—・みたか、それはそれはおとなしくなって」〈滑・浮世風呂・二〉
しお‐がしら【潮頭】
沖から満ちてくる潮の波がしら。潮先。
潮(しお)が引(ひ)・く
1 引き潮になる。干潮になる。 2 それまで盛んだった勢いが衰える。「ブームが去り、観光客も—・くようにいなくなった」
しお‐がま【塩竈/塩釜】
1 海水を煮て塩を作るかまど。また、その釜。 2 みじん粉に砂糖・塩などを加え、塩漬けにしたシソの葉の粉末を散らし...
しおがま【塩竈】
宮城県中央部、松島湾に面する市。漁業・水産加工業が盛ん。俗に「塩釜」とも書く。人口5.6万(2010)。
しおがま‐ぎく【塩竈菊】
ハマウツボ科の多年草。山地や高山の草原に生え、高さ30〜60センチ。夏から秋に、紅紫色の唇形の花を総状につける。《...
しおがま‐ざくら【塩竈桜】
サトザクラの園芸品種。花は八重咲きで淡紅色。
しおがま‐し【塩竈市】
⇒塩竈
しおがま‐じんく【塩竈甚句】
宮城県の民謡で、塩竈市付近の座敷歌。はっとせ節。
しおがま‐じんじゃ【塩竈神社】
塩竈市にある神社。祭神は塩土老翁神(しおつちのおじのかみ)・経津主神(ふつぬしのかみ)・武甕槌神(たけみかづちのか...
しおがま‐わん【塩釜湾】
宮城県中部、松島湾の南西にある支湾。湾内は養殖業が盛ん。湾奥に塩竃市があり、塩釜港は日本有数の漁港。