しし【父】
《上代東国方言》父(ちち)。「月日(つくひ)やは過ぐは行けども母(あも)—が玉の姿は忘れせなふも」〈万・四三七八〉
しし【肉/宍】
1 人のからだの肉。「身(せい)は短(ひく)き方にて、—肥満(こえ)たり」〈柳浪・黒蜥蜴〉 2 猪(いのしし)・鹿...
しし【尿】
小便をいう幼児語。しっこ。しい。
しし【獣/猪/鹿】
《「肉(しし)」と同語源で、それをとる獣をいう》 1 けもの。けだもの。特に、肉の美味な、猪(いのしし)・鹿(しか...
し‐し【士師】
1 古代中国で、刑罰の任に当たった役人。 2 王制以前の古代イスラエル民族の指導者・英雄。旧約聖書の士師記にその名...
しし【子思】
[前483ころ〜前402ころ]中国、春秋時代の学者。魯(ろ)(山東省)の人。孔子の孫。名は伋(きゅう)。子思は字(...
しし【尸子】
中国の思想書。20編であったが現存は2巻。戦国時代の思想家尸佼(しこう)著。前4世紀ごろ成立。雑家的思想書とされている。
し‐し【史詩】
歴史上の事件を題材にした詩。
し‐し【四四】
連珠で、四目が同時に2か所できること。先手は打てない。
し‐し【四始】
《歳・月・日・時の始めの意》1月1日。元日。
し‐し【四肢】
1 脊椎動物の二対のあし。前足と後ろ足。 2 人間の両手と両足。「すらりとした—」
し‐し【四詩】
1 詩経の、国風・小雅・大雅・頌(しょう)の4種類の詩。 2 前漢代に伝えられていた4種類の詩経。斉(せい)の轅固...
し‐し【死士】
死を決して行動する人。決死の士。
し‐し【死屍】
しかばね。死体。「—累々(るいるい)」
し‐し【志士】
高い志を持った人。国家・社会のために献身しようとする人。「勤王の—」
し‐し【私子】
「私生子(しせいし)」に同じ。
し‐し【私資】
個人の財産。私財。「—を投じる」
し‐し【刺史】
1 古代中国の官名。漢代は郡国の監察官。隋・唐代では州の長官。宋代以後廃止された。 2 国守(こくしゅ)の唐名。
し‐し【師資】
1 師と頼むこと。また、師匠。 2 師匠と弟子。師弟。
し‐し【紙誌】
新聞・雑誌などの総称。
し‐し【紫史】
《紫式部が書いた書物の意》源氏物語のこと。
し‐し【嗣子】
家を継ぐべき子。あととり。
し‐し【獅子】
1 ライオン。古来、百獣の王とされる。 2 高麗から伝来したとされる、1に似た想像上の動物。木・石・金属などで作り...
し‐し【詩史】
1 詩の歴史。「明治大正—」 2 史実や人物の伝記などを詩の形式でつづったもの。
し‐し【詩思】
詩を作りたいという思い。詩情。詩興。「神の我霊魂を護りて、—を生ぜしめ給ふを」〈鴎外訳・即興詩人〉
し‐し【孜孜】
[ト・タル][文][形動タリ]熱心に努め励むさま。「—として研究を続ける」
しし
[副]しゃくりあげて泣くさま。しくしく。「—と泣く」〈かげろふ・中〉
しし‐あい【肉合ひ】
からだの肉のつきぐあい。ししおき。「むっちりと抱き心地よい甘(むま)さうな—」〈浄・会稽山〉
ししあい‐とぎだし【肉合(い)研(ぎ)出し】
蒔絵(まきえ)の技法の一。高蒔絵と研ぎ出し蒔絵とを併用して傾斜をつける手法。山裾や雲などの表現に用いる。肉合い研ぎ...
ししあい‐ぼり【肉合(い)彫(り)】
彫金の技法の一。文様の輪郭を線刻し、その線の内側に沿って浅く彫り下げ、薄肉彫りふうにする。杉浦乗意の創始とされる。
しし‐あし【鹿足】
⇒跑足(だくあし)
ししい‐でん【紫宸殿】
⇒ししんでん(紫宸殿)
しし‐いろ【宍色】
獣の肉のような色。黄みがかったピンク色。
しし‐うど【猪独活】
セリ科の多年草。日の当たる山地に生え、高さ約2メートル。葉は卵形の小葉からなる複葉で、葉柄の基部は広がり、茎を包む...
しし‐おう【獅子王】
百獣の王である獅子をたたえていう語。また、獅子のように勇ましい王・勇者。 名剣の名。鳥羽天皇から二条天皇に伝えられ...
しし‐おき【肉置き】
からだの肉のつきぐあい。「肩や臀のむっちりとした—は」〈谷崎・蓼喰ふ虫〉
ししお‐ざる【獅子尾猿】
オナガザル科の哺乳類。ニホンザルに近縁。全身黒色で顔の周囲に灰色のたてがみ状の長毛があり、尾の先端に房毛がある。イ...
しし‐おどし【鹿威し】
⇒添水(そうず)
しし‐おどり【獅子踊(り)】
関東地方を中心に分布する獅子舞。獅子頭(ししがしら)をかぶり、胸に太鼓をつけ、一人が雌獅子、二人が雄獅子に扮する。...
しし‐おどり【鹿踊(り)】
宮城・岩手両県に分布する一種の獅子舞。鹿の頭をかたどったものをかぶり、胸に太鼓をつけて、8人ないし12人が一組みに...
しし‐かぐら【獅子神楽】
神楽の分類の一。獅子頭を御神体とし、それを舞わすことを儀式の中心とする神楽。太(だい)神楽・山伏神楽など。
シシ‐カバブ
羊肉だけ、あるいは野菜を加え金ぐしに刺して塩・コショウを振り、油を塗って焼いたもの。トルコを中心とした中近東の料理。
しし‐がき【鹿垣/猪垣】
竹や枝つきの木で粗く編んだ垣。獣が田畑に侵入するのを防ぐためのもの。また、戦場で敵を防ぐのにも用いた。鹿砦(ろくさ...
しし‐がしら【獅子頭】
1 獅子舞に使用する、木製の獅子の頭部をかたどったもの。広義には猪(いのしし)・鹿(しか)をかたどったものも含む。...
ししがしら‐の‐かぶと【獅子頭の兜】
鉢のてっぺんに獅子の作り物を取り付けた兜。
ししがたに【鹿ヶ谷】
京都市左京区の地名。大文字山の西麓にある。
ししがたに‐の‐ぎ【鹿ヶ谷の議】
治承元年(1177)藤原成親・藤原師光(西光)・僧俊寛らの後白河法皇の近臣が、平氏を滅ぼそうと京都鹿ヶ谷にある俊寛...
肉(しし)が付(つ)・く
肥えふとる。「腹に—・く」
しし‐がり【猪狩(り)/鹿狩(り)/獣狩(り)】
山野に入り猪(いのしし)・鹿(しか)などの獣を狩ること。
し‐しき【司式】
儀式の司会・進行を担当すること。多くキリスト教の儀式についていう。「—司祭」