しだ
とき。際(さい)。「あが面(おも)の忘れむ—は国はふり嶺(ね)に立つ雲を見つつ偲はせ」〈万・三五一五〉 [補説]万...
しだ【羊歯/歯朶】
シダ植物の総称。花はなく、胞子によって繁殖するが、特に無性世代の胞子体をさしていう。シノブ・ワラビ・ゼンマイなどが...
し‐だい【四大】
1 仏語。万物の構成要素とされる、地・水・火・風の四つの元素。四大種。 2 《1から構成されるとするところから》人...
し‐だい【市大】
「市立大学」の略。
し‐だい【次第】
[名] 1 物事が行われる際の一定の順序。「式の—を書き出す」 2 今まで経過してきた状態。なりゆき。「事の—を話...
し‐だい【至大】
[名・形動]この上もなく大きいこと。また、そのさま。多く、目に見えない、形のないものについていう。「—な(の)業績...
し‐だい【私大】
「私立大学」の略。
し‐だい【紙代】
新聞の代金。
し‐だい【進退】
《「しんだい」の撥音の無表記》自由にすること。思いどおりにすること。「もとより、—ならぬ人の御ことなれば」〈源・真木柱〉
し‐だい【詩題】
1 詩の題。 2 詩の題材。
し‐だい【誌代】
雑誌の代金。
し‐だい【滋大】
「滋賀大学」の略称。
しだい‐おくり【次第送り】
次々に譲り渡していくこと。順送り。
し‐たいか【四大家】
《「しだいか」とも》その分野を代表する四人のすぐれた人。中国で、文章における韓愈(かんゆ)・柳宗元・欧陽脩(おうよ...
し‐だいかい【四大海】
須弥山(しゅみせん)の四方にあるという大海。
しだい‐がき【次第書(き)】
事物の由来、行事の順序などを書いた文書。「儀式の—」
しだい‐がら【次第柄】
事の成り行き。仕儀。「斯う斯う云う—だから」〈福沢・福翁自伝〉
しだい‐きしょ【四大奇書】
中国の代表的な四つの長編小説「水滸伝」「三国志演義」「西遊記」「金瓶梅」の称。
四大(しだい)空(くう)に帰(き)す
肉体が滅びる。死ぬ。
しだい‐し【次第司】
平安時代、祭りや行幸などの次第を差配し、道の往来や行列のことなどをつかさどった役。
し‐だいし【四大師】
四人の大師。伝教(でんぎょう)大師(最澄)・弘法(こうぼう)大師(空海)・慈覚(じかく)大師(円仁)・智証(ちしょ...
しだい‐しだいに【次第次第に】
[副]少しずつ順々に。だんだんに。「—風雨が強まる」
しだい‐しゅ【四大種】
「四大1」に同じ。
し‐だいしゅう【四大州/四大洲】
⇒四州(ししゅう)
し‐だいじ【四大寺】
朝廷の祈願所であった四つの寺院。大安寺・薬師寺・元興寺(がんごうじ)・興福寺。または東大寺・興福寺・延暦寺(えんり...
し‐だいせつ【四大節】
旧制で、四つの祝祭日。四方拝・紀元節・天長節・明治節。
しだい‐だな【次第棚】
床の間などのわきに設ける棚。
しだい‐ちょうじゃ【次第長者】
次第次第に金持ちになった人。次第分限(ぶんげん)。「西国に並びなき—となりて」〈浮・永代蔵・三〉
し‐だいてんのう【四大天王】
⇒四天王
し‐だいでし【四大弟子】
釈迦の四人の高弟。須菩提(しゅぼだい)・迦旃延(かせんねん)または舎利弗(しゃりほつ)・摩訶迦葉(まかかしょう)・...
しだい‐な【次第名】
兄弟の順序に従ってつけた名。長男を太郎(一郎)、次男を次郎(二郎)、三男を三郎などと命名する類。
しだい‐に【次第に】
[副] 1 物事の程度や状態が少しずつ変化・進行するさま。だんだんと。徐々に。「病気が—よくなっていく」 2 序列...
しだい‐ふちょう【四大不調】
仏語。四大の調和がくずれ、病気になること。僧の病気にいう。
しだい‐ふどう【次第不同】
1 順序や手続きが正しくないこと。順不同。 2 長さがまちまちで不揃いなこと。「寸は—」〈虎明狂・粟田口〉
しだい‐ぶんげん【次第分限】
「次第長者」に同じ。「おのづから商ひをして—になりぬ」〈浮・桜陰比事・四〉
しだ‐がわ【歯朶革】
小紋染めの鹿革(しかがわ)の一種。藍地にシダの葉の形を白く染め抜いたもの。品革(しながわ)。
しだ・く【拉く】
[動カ五(四)]《古くは「したく」とも》 1 (動詞の連用形に付いて)おしつぶして形をくずす意を表す。「噛(か)み...
しだ‐くさ【しだ草】
ノキシノブの別名。
し‐だし【仕出し】
1 注文に応じて料理を作って配達すること。出前。「—をとる」 2 演劇・映画で、端役の中でも最も軽い役。通行人や群...
しだし‐いしょう【仕出し衣装】
新しい趣向の衣装。流行の衣装。「—の物好み」〈浮・五人女・三〉
しだし‐じょろう【仕出し女郎】
新しく売れっ子になった女郎。「太夫職にも劣らぬ—といふ衣裳つき」〈浮・禁短気・五〉
しだし‐ぞめ【仕出し染(め)】
色や模様などに、新しい趣向を取り入れて染めること。また、そのようにして染めた物。
しだし‐ち【仕出し地】
商品・貨物などの発送元。→仕向け地
しだし‐にょうぼう【仕出し女房】
装いに工夫を凝らした、おしゃれな女性。仕出し女。「目にとまる物には今時の—」〈浮・俗つれづれ〉
しだし‐べんとう【仕出し弁当】
料理屋などが注文を受けて調理した弁当。
しだし‐めし【仕出し飯】
料理屋などが注文を受けて調理し、届ける食事。「一匁の—をあつらへ」〈浮・胸算用・二〉
しだし‐や【仕出し屋】
注文を受けて料理や弁当を調理し、配達する店。また、それを業とする人。
しだ‐しょくぶつ【羊歯植物】
維管束植物の一群。世代交代をし、無性世代(胞子体)は根・茎・葉からなり、葉の裏面に胞子嚢(ほうしのう)をつけ、胞子...
し‐だ・す【仕出す/為出す】
[動サ五(四)] 1 しはじめる。とりかかる。「ようやく仕事を—・す」 2 注文に応じて、料理を作って届ける。「精...
しだ‐とし【志田順】
[1876〜1936]地球物理学者。千葉の生まれ。京大教授。潮汐による地殻の弾性研究・地震学などに業績を残した。昭...