しもつき‐え【霜月会】
11月24日の天台大師智顗(ちぎ)の忌日によせて、延暦寺で11月14日から10日間行われる法華十講。《季 冬》
しもつき‐かぐら【霜月神楽】
湯立(ゆだ)て神楽のうち、特に万物の生気が弱まるとされる陰暦11月ごろに行うもの。長野県飯田市の遠山祭、愛知県北設...
しもつき‐がゆ【霜月粥】
陰暦11月23〜24日の大師講に炊く粥。多くは小豆や団子などを入れて炊く。追い出し粥。衣粥。
しもつき‐そうどう【霜月騒動】
弘安8年(1285)に、鎌倉幕府の重臣だった安達泰盛とその一族が、執権北条貞時の内管領平頼綱によって滅ぼされた事件...
しもつき‐まつり【霜月祭(り)】
陰暦11月に行う民間の祭り。収穫祭や氏神(うじがみ)祭りが多く、祭日は地方によって異なる。《季 冬》
しもつけ【下野】
《「しもつけの(下毛野)」の略》 旧国名の一。大半が現在の栃木県。ごく一部が群馬県桐生市にあたる。野州(やしゅう...
しもつけ‐し【下野市】
⇒下野
しもつけ‐そう【下野草】
バラ科の多年草。山地に自生し、高さ約60センチ。葉は羽状複葉で、先の小葉は手のひら状。夏、シモツケに似た淡紅色の小...
しもつけの【下毛野】
下野(しもつけ)の古称。
しもつけ‐の‐くに【下野国】
⇒下野
しも‐つ‐せ【下つ瀬】
川下にある瀬。⇔上(かみ)つ瀬。「—に小網(さで)さし渡す」〈万・三八〉
しもつふさ【下総】
「しもうさ(下総)」の古称。
しもつま【下妻】
茨城県西部の市。鎌倉時代から城下町として発展、江戸時代は一時、天領として代官所が置かれ、水運の中継地として繁栄した...
しもつま‐し【下妻市】
⇒下妻
しも‐つ‐やみ【下つ闇】
陰暦で、月の下旬の夜の闇。くだりやみ。「ともしする火串(ほぐし)の松も燃えつきて帰るに迷ふ—かな」〈千載・夏〉
しも‐づかえ【下仕え】
院の御所や親王家・摂関家などに仕えて雑用を務めた女。
しも‐て【下手】
1 下の方。下座(しもざ)の方。「—に座をとる」⇔上手(かみて)。 2 川の流れていく方。下流。⇔上手(うわて・か...
しもと【笞/楚】
《葼(しもと)で作るところから》昔、罪人を打つのに用いたむち。比喩的に、人を責める厳しい戒め。「心を鞭(むちう)つ—」
しもと【葼/楉/細枝】
長く伸びた若い小枝。「生ふ—この本山のましばにも告(の)らぬ妹が名かたに出でむかも」〈万・三四八八〉
しも‐どおり【下通り】
市街などで、下(しも)にあたるほうにある街路。また、中心から離れた所にある街路。⇔上通(かみどお)り。
しもと‐がち【葼勝ち】
[形動ナリ]若い小枝が多く茂っているさま。「桃の木の若だちて、いと—にさし出でたる」〈枕・一四四〉
しもと‐だな【葼棚】
しもとを組んで簀(す)の子状に編み、脚をつけた棚。祭祀(さいし)用の調度。
しもと‐づくえ【葼机】
「葼棚(しもとだな)」に同じ。
しもと‐ゆう【葼結ふ】
[枕]刈り取ったしもとをカズラなどで結わえる意から、「かづら」にかかる。「—葛城(かづらき)山に降る雪の」〈古今・...
しも‐とり【霜取り】
電気冷蔵庫の内部についた霜を、熱作用などで取り去ること。「—装置」
しも‐どいや【下問屋】
近世、大坂にあって、西国・北国地方と取引した規模の小さな問屋。→上問屋(かみどいや)「上問屋—へ蓮葉女といふいたづ...
しも‐どけ【霜解け/霜融け】
気温の上昇につれ、霜がとけること。「—道」《季 冬》「—に葉を垂らしたる八ツ手かな/竜之介」
しもなか‐やさぶろう【下中弥三郎】
[1878〜1961]出版人・教育家。兵庫の生まれ。大正3年(1914)平凡社を創立し、美術全集・百科事典などを刊...
しも‐なげし【下長押】
上下に設けられた長押のうち、下方のもの。⇔上長押(かみなげし)。
シモニ
ケニア南部の村。モンバサの南西約80キロメートル、タンザニアとの国境近くに位置する。インド洋に面し、かつては奴隷貿...
しもにた【下仁田】
群馬県南西部の地名。上信電鉄の終点で、妙義山・荒船山への基地。コンニャクやネギの栽培が盛ん。
しもにた‐ねぎ【下仁田葱】
根深ネギの一品種。群馬県下仁田町の特産。根もとの白い部分が太く、加熱すると甘みが強い。
しもにた‐まち【下仁田町】
⇒下仁田
しもにだん‐かつよう【下二段活用】
文語動詞の活用形式の一。語形が五十音図の「エ・ウ」の二段の音(または、それに「る」「れ」「よ」のついた形)で語形変...
シモニーサーベイ‐ぼうえんきょう【シモニーサーベイ望遠鏡】
《Simonyi Survey Telescope》米国の大学・研究機関が共同で運用するルービン天文台に設置された...
しも‐ねた【下ねた】
《「しも」は下半身の意。「ねた」は「たね(種)」を逆さ読みにした語》性や排泄に関する話題。
し‐もの【仕物/為物】
1 すること。仕事。「こりゃよい—ぢゃわい」〈伎・韓人漢文〉 2 役に立つ物。「あれもよい—が有るいやい」〈虎寛狂...
しも‐の‐く【下の句】
1 短歌1首の第4句と第5句。⇔上(かみ)の句。 2 連歌・俳諧の七・七の短句。
しも‐の‐こえ【霜の声】
霜の降りた夜の、冷たくさえてしんしんと更けゆく様子をいう語。《季 冬》「黙読の書に灯はふけて—/松宇」
シモノスペトラス‐しゅうどういん【シモノスペトラス修道院】
《Moni Simonos Petras/Μονή Σίμωνος Πετρας》⇒シモノペトラ修道院
しものせき【下関】
《上関(かみのせき)(山口県熊毛郡上関町)・中関(なかのせき)(防府(ほうふ)市)に対する称》山口県南西端の市。古...
しものせき‐し【下関市】
⇒下関
しものせきしりつ‐しものせきすいぞくかん【下関市立しものせき水族館】
海響館の正式名称。
しものせきしりつ‐だいがく【下関市立大学】
山口県下関市にある市立大学。昭和31年(1956)創設の下関商業短期大学を母体に、昭和37年(1962)大学として...
しものせき‐じょうやく【下関条約】
明治28年(1895)日清戦争講和のため、下関で清国の全権大使李鴻章(りこうしょう)と日本の全権大使伊藤博文・陸奥...
しも‐の‐たて【霜の経】
霜を紅葉の錦を織る経糸(たていと)に見たてていう語。「—露のぬきこそ弱からし山の錦の織ればかつ散る」〈古今・秋下〉
しも‐の‐ちょう【下之町】
京都、島原遊郭内の町名。遊郭の西北の隅に位置する。
しも‐の‐とおか【下の十日】
月の終わりの10日間。下旬。「年毎の六月—に人詣でて」〈仮・東海道名所記・六〉
シモノペトラ‐しゅうどういん【シモノペトラ修道院】
《Moni Simonopetra/Μονή Σιμωνόπετρα》ギリシャ北部、ハルキディキ半島にある東方正教...
しも‐の‐まち【下の町】
下手にある町。低い所にある町。したまち。しものちょう。⇔上(かみ)の町(まち)。