しゅんぶん‐てん【春分点】
天の赤道と黄道との交点のうち、太陽が赤道をその南側から北側へ通過する点。
しゅんぶん‐の‐ひ【春分の日】
国民の祝日の一。春分にあたり、自然をたたえ、生物をいつくしむ日。もとの春季皇霊祭にあたる。《季 春》
しゅん‐ぷう【春風】
春の風。春の穏やかな風。はるかぜ。《季 春》
しゅんぷう‐たいとう【春風駘蕩】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 春風がのどかに吹くさま。「—たる穏やかな日和」 2 物事に動じないで余裕のある...
しゅんぷうてい‐りゅうきょう【春風亭柳橋】
[1899〜1979]落語家。初世。東京の生まれ。本名、渡辺金太郎。昭和5年(1930)柳家金語楼らと日本芸術協会...
しゅんぷうばていのきょく【春風馬堤曲】
与謝蕪村の俳詩。安永6年(1777)刊行の「夜半楽」に収録。実験的な連作叙事詩。
しゅん‐ぷく【春服】
春または正月の衣服。春着(はるぎ)。《季 春》「人形の—人の前に立つ/青畝」
しゅん‐べつ【峻別】
[名](スル)厳しくはっきりと区別すること。また、その区別。「公私を—する」
シュンペーター
[1883〜1950]オーストリアの経済学者。1932年米国に移住。計量経済学会の創立者の一人で、その会長や米国経...
しゅん‐ぼう【俊髦】
《「髦」は髪の中の太く長い毛の意》衆にぬきんでてすぐれた人。俊英。
しゅん‐ぼう【春坊】
春宮坊(とうぐうぼう)の唐名。
しゅん‐ぼう【春望】
春の眺め。春の景色。
しゅん‐ぼく【瞬目】
まばたきをする少しの間。しゅんもく。「滅亡を—の中(うち)に得たる事」〈太平記・一一〉
しゅん‐ぽう【峻峰】
高くけわしい峰。峻嶺(しゅんれい)。
しゅん‐ぽう【皴法】
山水画の技法の一。墨のタッチにより岩石や山岳の量感・質感を表すもの。雨点皴(うてんしゅん)・斧劈皴(ふへきしゅん)...
しゅん‐ぽん【春本】
男女の情交のさまを扇情的に描写した本。猥本(わいほん)。
しゅん‐まい【俊邁】
[名・形動]才知がすぐれていること。また、そのさまやその人。英邁。「天資—」
しゅん‐まく【瞬膜】
目の角膜とまぶたとの間にある薄膜。伸縮する半透明のひだで、必要時に角膜上を覆って保護する。鳥類・両生類・爬虫(はち...
しゅん‐みん【春眠】
春の夜の快い眠り。春の眠り。《季 春》「—をむさぼりて悔なかりけり/万太郎」
しゅん‐みん【瞬眠】
ごく短時間の自覚のない睡眠。1〜2秒程度のもので、深夜や昼食後などに起こりやすく、睡眠不足が主な原因とされる。フラ...
春眠(しゅんみん)暁(あかつき)を覚(おぼ)えず
《孟浩然「春暁」から》春の夜はまことに眠り心地がいいので、朝が来たことにも気付かず、つい寝過ごしてしまう。
しゅん‐む【春夢】
春の夜の夢。また、人生のはかなさのたとえ。「栄光も一場の—でしかない」
しゅんむそう【春夢草】
牡丹花肖柏による和歌集および連歌集。和歌集は永正13年(1516)から永正15年(1518)頃の成立とされ、連歌集...
しゅん‐め【駿馬】
足の速い優れた馬。しゅんば。
しゅん‐もく【瞬目】
1 まばたき。 2 「しゅんぼく(瞬目)」に同じ。〈日葡〉
しゅん‐や【春夜】
春の夜。春宵。《季 春》「—の街見んと玻璃(はり)拭く蝶の形に/白虹」
しゅん‐ゆう【春遊】
野外に出かけて春を楽しむこと。《季 春》
しゅん‐よう【春容】
春の景色。春景。《季 春》
しゅん‐よう【春陽】
春の陽光。春の日ざし。また、春の時節。《季 春》
しゅんよう‐かい【春陽会】
美術団体。大正11年(1922)旧日本美術院洋画部会員の小杉放庵らが梅原竜三郎・岸田劉生(きしだりゅうせい)らを迎...
しゅん‐らい【春雷】
春に鳴る雷。多くの場合、寒冷前線の通過に伴う。《季 春》「—の鳴り過ぐるなり湾の上/虚子」
しゅん‐らん【春蘭】
ラン科の多年草。山野に自生し、高さ約20センチ。暗緑色の細長い葉が束生する。早春、淡黄緑色で紅紫色の斑点のある花を...
春蘭(しゅんらん)秋菊(しゅうきく)倶(とも)に廃(はい)すべからず
《「旧唐書」裴子余伝から。春蘭も秋菊もともに趣があって美しく見捨てがたいの意》どちらもすぐれていて甲乙がつけにくい...
しゅん‐りん【春霖】
春、3月から4月にかけて降る長雨。なたねづゆ。《季 春》
しゅん‐れい【峻厲】
[名・形動]気性などが厳しく激しいこと。また、そのさま。「苛酷—な師」
しゅん‐れい【峻嶺】
険しく高い峰。峻峰(しゅんぽう)。
しゅん‐れつ【峻烈】
[名・形動]非常に厳しく激しいこと。また、そのさま。「—な風土」「—な批判」 [派生]しゅんれつさ[名]
しゅん‐れん【春聯】
中国で、正月を祝うめでたい詩文を書いた赤い色の紙。門の両側や入り口の戸などにはりつける。
しゅん‐ろ【峻路】
険しい道。険阻(けんそ)な坂道。険路。「—にあえぐ」