しょう・じる【生じる】
[動ザ上一]「しょう(生)ずる」(サ変)の上一段化。「義務が—・じる」
しょう・じる【招じる】
[動ザ上一]「しょう(招)ずる」(サ変)の上一段化。「自宅に—・じる」
しょう・じる【請じる】
[動ザ上一]「しょう(請)ずる」(サ変)の上一段化。「客を座敷に—・じる」
しょうじ‐るてん【生死流転】
仏語。衆生(しゅじょう)が、生死を繰り返し、はてしなく三界六道の迷界をめぐること。
生死(しょうじ)を離(はな)・る
悟りを開いて煩悩を捨て、生死流転を繰り返す世界から脱する。生死を出(い)ず。
しょう‐じん【小人】
1 幼少の人。子供。しょうにん。⇔大人(たいじん)。 2 身長の低い人。また、からだが並みはずれて小さい人。 3 ...
しょう‐じん【生身】
仏語。 1 仏・菩薩(ぼさつ)が、衆生済度(しゅじょうさいど)のため、父母の体内に宿ってこの世に生まれ出ること。ま...
しょう‐じん【匠人】
職人。大工。たくみ。
しょう‐じん【承塵】
屋根裏から落ちるちりなどを防ぐため、部屋の上方に板・布・むしろなどを張ったもの。
しょう‐じん【消尽】
[名](スル)すっかり使い果たすこと。「体力を—する」
しょう‐じん【焼尽】
[名](スル)残らず焼けてしまうこと。焼けてなくなること。また、焼きつくすこと。「戦火で全市が—する」
しょう‐じん【精進】
[名](スル) 1 雑念を去り、仏道修行に専心すること。 2 一定の期間行いを慎み身を清めること。 3 肉食を断っ...
しょうじん‐あけ【精進明け】
精進潔斎の期間が終わり、ふだんの生活にかえること。精進落ち。精進落とし。
しょうじん‐あげ【精進揚(げ)】
野菜類の揚げ物。野菜のテンプラ。→テンプラ
しょうじん‐おち【精進落ち】
「精進明け」に同じ。
しょうじん‐おとし【精進落(と)し】
「精進明け」に同じ。
しょうじん‐か【省人化】
[名](スル)業務を見直したり、機械化したりすることで省力化を図り、業務に携わる人員や労働時間を減らすこと。
小人(しょうじん)閑居(かんきょ)して不善(ふぜん)をなす
《「礼記」大学から》つまらない人間が暇でいると、ろくなことをしない。
しょうじん‐がため【精進固め】
盆や彼岸の、精進する期間の前に、魚肉類を食べておくこと。
しょうじん‐がに【精進蟹】
十脚目イワガニ科の甲殻類。岩礁にすむ。甲幅約5センチ。全体に暗赤紫色で、甲の前側縁に4個ののこぎり歯状の突起がある...
小人(しょうじん)窮(きゅう)すれば斯(ここ)に濫(らん)す
《「論語」衛霊公から》徳のない品性の卑しい人は、困窮すると自暴自棄になり悪事を行う。
しょうじん‐けっさい【精進潔斎】
[名](スル)肉食を断ち、行いを慎んで身を清めること。「—して祈願する」
しょうじん‐こく【小人国】
こびとが住んでいるという想像上の国。「ガリバー旅行記」などに描かれる。
しょうじん‐しょう【小人症】
⇒こびとしょう(小人症)
小人(しょうじん)罪(つみ)無(な)し玉(たま)を懐(いだ)いて罪(つみ)有(あ)り
《「春秋左伝」桓公一〇年から》つまらない人間でも、本来のままなら罪を犯すことはないのに、身分不相応の財宝を持つと罪...
しょうじん‐なます【精進膾】
魚介類を用いないで、野菜や果物を材料にしてつくったなます。
小人(しょうじん)の過(あやま)つや必(かなら)ず文(かざ)る
《「論語」子張から》品性の卑しい人は、過失を犯しても改めようとせず、きっと言い訳をしてごまかそうとする。
小人(しょうじん)の勇(ゆう)
《「荀子」栄辱から》つまらない人間の、思慮の浅い、軽はずみの勇気。
しょうじん‐ばら【精進腹】
精進物ばかりを食べている腹。粗食して栄養物をとっていない腹。「朝(あした)の豆腐売りさへ稀に、なほ—のどこやら物淋...
しょうじん‐び【精進日】
祖先の忌日など、精進をすべき一定の日。斎日。
しょうじん‐ふくさ【精進袱紗】
仏事の贈り物などに用いる袱紗。白・浅葱(あさぎ)色などに定紋または蓮華の模様などをつける。
しょう‐じんぶつ【小人物】
心が狭く思慮の浅い人。品性の劣っている人。小人(しょうじん)。
しょうじん‐まげ【精進髷】
女性の髪型の一。葬列に加わるときなどのもので、多くはつぶし島田。不幸髷。泣き島田。死去髻(しきょたぶさ)。
しょうじん‐もの【精進物】
野菜や穀物などを主とする、肉類を使わない食べ物。⇔生臭物(なまぐさもの)。
しょうじん‐や【精進屋】
1 祭りや参詣の前に、心身を清めるためにこもる建物。 2 精進料理・精神揚げなどを商う店。
しょうじん‐やど【精進宿】
(近畿地方などで)葬式のときに、会葬者に出す食事の調理をする家。死によってけがれた喪家の火を忌み、近隣の家で調理する。
しょうじん‐りょうり【精進料理】
魚介類や肉類を用いず、穀物・野菜などを主とする料理。殺生を戒める大乗仏教の考え方に由来。⇔生臭(なまぐさ)料理。
しょう・す【称す】
[動サ五]「しょう(称)する」(サ変)の五段化。「仮に彼をAと—・そう」 [動サ変]「しょう(称)する」の文語形。
しょう‐すい【小水/少水】
1 少しばかりの水。わずかな水。 2 (小水)小便。「お—を取る」
しょう‐すい【小穂】
イネ科・カヤツリグサ科植物の花穂で、花序の最小の単位となる穂状の枝。
しょう‐すい【将帥】
軍隊を率いて、指揮する大将。「一軍の—」
しょう‐すい【湘水】
⇒湘江(しょうこう)
しょう‐すい【憔悴/顦顇】
[名](スル)心配や疲労・病気のためにやせ衰えること。「—した顔」
小水(しょうすい)石(いし)を穿(うが)つ
少しの水でも絶えず流れつづければ、ついには石をすり減らし、穴をあける。怠らず励めば、どんな困難なことでもやり遂げる...
小水(しょうすい)の魚(うお)
わずかしかない水にすむ魚。人の死が間近いことのたとえ。
しょう‐すいりょくはつでん【小水力発電】
ダムのような大規模な施設を使用せず、小河川・用水路・水道施設などを利用して行う小規模な水力発電。自然環境への負荷が...
しょう‐すう【小数】
1 1より小さい正の実数。 2 整数でない実数を、小数点を用いて十進法で表した数。0.1のように整数部分を含まない...
しょう‐すう【少数】
数が少ないこと。「賛成が—で否決された」⇔多数。
しょう‐すう【象数】
易で、それぞれの卦(け)が象徴する形と、その卦が示す六爻(こう)のもつ数理。
しょうすう‐いけん【少数意見】
1 合議体の評決もしくは表決で多数を占め得なかった意見。 2 最高裁判所の裁判の評議において、多数を占めなかった裁...