しらぬ‐い【不知火】
九州の有明海や八代海(やつしろかい)で、夜間無数の光が明滅する現象。漁船の漁火(いさりび)が異常屈折によって光像を...
しらぬい【白縫】
[枕]地名「筑紫(つくし)」にかかる。「—筑紫の国に泣く子なす」〈万・七九四〉 [補説]上代特殊仮名遣いが異なるの...
しらぬい‐かい【不知火海】
八代(やつしろ)海の別称。 土本典昭監督による長編ドキュメンタリー映画の題名。昭和50年(1975)公開。水銀に汚...
しらぬい‐がた【不知火型】
横綱の土俵入りの型の一。第8代横綱の不知火諾右衛門と、その弟子である第11代横綱の不知火光右衛門とが考案したもので...
しらぬいけんぎょう【不知火検校】
宇野信夫による新歌舞伎。昭和35年(1960)、森一生監督により映画化。
しらぬい‐こうえもん【不知火光右衛門】
[1825〜1879]幕末の力士。第11代横綱。肥後(ひご)の人。本名、原野峰松。師である第8代横綱不知火諾右衛門...
しらぬい‐だくえもん【不知火諾右衛門】
[1801〜1854]江戸後期の力士。第8代横綱。肥後(ひご)の人。本名、近久信次。肥後藩の抱え力士。弟子の第11...
しらぬいものがたり【白縫譚/白縫物語】
合巻。90編。柳下亭種員(りゅうかていたねかず)・2世柳亭種彦・柳水亭種清の合作。歌川豊国ら画。嘉永2〜明治18年...
知(し)らぬ顔(がお)の半兵衛(はんべえ)
そ知らぬようすをして少しもとりあわない冷淡な者を人名のように呼んだもの。「—を決め込む」
しらぬか‐きゅうりょう【白糠丘陵】
北海道南東部にある丘陵。十勝総合振興局と釧路総合振興局の境界を南北に連なる。農林業が主。
しらぬ‐がお【知らぬ顔】
[名・形動]知っているのに知らない振りをすること。また、そのさま。しらずがお。しらんかお。「—に横を通り抜ける」
知(し)らぬが仏(ほとけ)
知れば腹も立つが、知らないから仏のように平静でいられる。また、本人だけが知らないで平然としているのを、あざけっていう語。
しらぬ‐ぞんぜぬ【知らぬ存ぜぬ】
[連語]まったく知らないということ。「責任者なのだから、—では通らない」
知(し)らぬは亭主(ていしゅ)ばかりなり
妻の不貞を周囲の者は知っていて、夫だけが気づかないこと。また、当人だけが知らないで平気でいることのたとえ。
しらぬ‐ひ【不知火】
⇒しらぬい(不知火)
知(し)らぬ仏(ほとけ)より馴染(なじ)みの鬼(おに)
疎遠な人よりは、懇意にしている人のほうがまさるということ。
しらぬ‐よ【知らぬ世】
[連語] 1 過去。昔。「—の夢の行くへも尋ねみん物いひかはせ軒の橘」〈藤川五百首〉 2 死んだのちの世。来世。「...
しら‐ぬり【白塗り】
銀めっきをすること。一説に、白土などで白く塗ること。また、そのもの。「をちこちに鳥踏み立て—の小鈴もゆらに」〈万・...