じっ‐こん【入魂】
[名・形動]《「じゅこん(入魂)」の音変化》「昵懇(じっこん)」に同じ。「介錯は—の山伏の由に候」〈鴎外・興津弥五...
じっ‐こん【実根】
方程式の根のうち実数のもの。→虚根
じっ‐こん【昵懇】
[名・形動]《「昵」は、なれしたしむ意》親しく打ち解けてつきあうこと。また、そのさま。懇意。「—な(の)間柄」「—...
じっ‐さい【実際】
[名] 1 物事のあるがままの状態。「老人医療の—に目を向ける」「—は経営が苦しい」 2 想像や理論でなく、実地の...
じっさい‐か【実際家】
理論や形式などよりも、物事を現実的に処理することを好む人。また、それが巧みな人。実務家。
じっ‐さいし【十才子】
中国、明代の10人の詩仙。洪武〜永楽年間(1368〜1424)では、林鴻(りんこう)・鄭定(ていじょう)・王褒(お...
じっさい‐てき【実際的】
[形動]現実に即した面を重んじて、理屈や感情などを排するさま。現実的。「—な人間」「—に処理する」
じっ‐さいにち【十斎日】
1か月のうち、諸天王が四天下を巡察するという10日間。この日に配当された仏名を念ずると、罪を滅し福を増すという。1...
じっさい‐ふうたい【実際風袋】
貨物の容器や包装物として使われた箱・袋・薦(こも)・俵などの実際の重量。
じっさい‐もんだい【実際問題】
1 想像や理論の中ではなく、実際の場面に直面して起こる問題。現実問題。「—として考える」 2 (副詞的に用いて)実...
じっ‐さく【十作】
鎌倉時代から室町時代にかけて活躍したとされる10人のすぐれた能面作家。ふつう、日光・弥勒(みろく)・赤鶴(しゃくづ...
じっ‐さく【実作】
[名](スル)芸術作品などを実際に作ること。「—しない評論家」「—者」
じっ‐さつ【十刹】
⇒じっせつ(十刹)
じっ‐し【十死】
1 生きる見込みなく、きわめて危険なこと。死を免れない状態。「—に一生を得る」「この五六日しきりになやみ候ひて、既...
じっ‐し【十指】
1 10本の指。また、特にきわだったものを数える数。「名士として—に数えられる」 2 多くの人の指。
じっ‐し【実子】
血を分けた自分の子。自然の血縁のある子。産みの子。
じっ‐し【実姉】
同じ父母から生まれた姉。実の姉。
じっ‐し【実施】
[名](スル)法律・計画などを実際に行うこと。「試験を—する」「—要綱」 →実践(じっせん)[用法]
じっし‐いっしょう【十死一生】
1 《「漢書」外戚伝から》ほとんど助かる見込みがないこと。九死一生。 2 「十死一生の日」の略。
じっしいっしょう‐の‐ひ【十死一生の日】
「十死日(じっしび)」に同じ。
じっし‐せっけい【実施設計】
基本設計に基づいて、工事の実施および工費の内訳明細書の作成ができる段階まで、設計図書を明細化する設計作業。
じっ‐しつ【実質】
1 実際に事物に備わっている内容や性質。「形式ばかりで—が伴わない」⇔形式。 2 臓器の本来の生理機能を営む組織。...
じっしつ‐ぎょうむじゅんえき【実質業務純益】
銀行などの金融機関が本業で得た利益を示す業務純益から、特殊な要因を取り除き、本業だけの利益をより厳密に見るための指...
じっしつ‐けいざいせいちょうりつ【実質経済成長率】
国内で生産された製品・サービスを時価で示した名目国内総生産から物価変動分を除いた実質国内総生産の変化率。名目経済成...
じっしつ‐こくないそうせいさん【実質国内総生産】
一定期間に国内で生産された商品・サービスの合計額である国内総生産(GDP)を、基準年の価格で評価したもの。名目国内...
じっしつ‐こくみんしょとく【実質国民所得】
基準年度からの物価の変動を修正した国民所得。
じっしつ‐こようしゃほうしゅう【実質雇用者報酬】
名目雇用者報酬を、ある特定の基準年の物価水準に換算したもの。経済活動の水準の変動や景気の動向を表す重要な指標の一。...
じっしつ‐しゅぎ【実質主義】
形式にとらわれず、実際の内容を重んじる考え方。
じっしつ‐しょとく【実質所得】
物価の変動による影響を取り除くように調整した所得。名目所得を物価指数で除したもの。消費者の実質的な購買力を示す数値...
じっしつ‐じっこうかわせレート【実質実効為替レート】
⇒実効為替レート
じっしつ‐じっこうレート【実質実効レート】
⇒実効為替レート
じっしつ‐じゅんしさんがく【実質純資産額】
生命保険会社の財務面での健全性を表す指標の一つ。保険契約者に保険金を支払った後に資産がどの程度残るのかを示すことか...
じっしつ‐ジーディーピー【実質GDP】
⇒実質国内総生産
じっしつ‐せいちょうりつ【実質成長率】
「実質経済成長率」の略。
じっしつ‐ちんぎん【実質賃金】
名目賃金によって購入できる生活物資やサービスの量で表された賃金。通常、名目賃金指数を消費者物価指数で除した実質賃金...
じっしつ‐てき【実質的】
[形動] 1 外見よりも実際の内容が充実しているさま。また、実質を重んじるさま。「—な景品」⇔形式的。 2 実質に...
じっしつ‐とうや【実質陶冶】
知識・技能などを、実際の生活や生産に即して授け、精神の実質的側面を豊かにはぐくもうとする教育。→形式陶冶
じっしつはたん‐さき【実質破綻先】
金融機関が金融検査マニュアルに基づいて行う債務者の区分の一つ。法的・形式的な経営破綻の事実は発生していないが、深刻...
じっしつはたんさき‐さいけん【実質破綻先債権】
金融機関の自己査定によって実質破綻先に区分される債務者に対する債権。金融再生法に基づく開示では「破産等更生債権及び...
じっしつ‐はん【実質犯】
一定の行為のほかに結果の発生を必要とする犯罪。結果犯。→形式犯
じっしつ‐ひ【実質秘】
守秘義務によって保護される秘密の範囲に関する概念の一つ。公然と知られていない情報で、実質的に秘密として保護する必要...
じっしつ‐ほう【実質法】
国際私法上の概念で、民法・商法のように法律関係を直接に規律する法。
じっし‐とうきゅう【実視等級】
肉眼または望遠鏡で見た天体の明るさから決めた等級。視等級。見掛けの等級。→絶対等級
十指(じっし)に余(あま)・る
10本の指で数えきれない。10を超える。「—・る功績」
十指(じっし)の指(さ)す所(ところ)
《「礼記」大学の「十目の視(み)る所、十手の指す所、其れ厳なるかな」から》誰もが認めるところ。多くの人が正しいとす...
じっし‐び【十死日】
暦注の一。すべてに大凶とする日。特に、戦闘・嫁取り・葬送に悪いとする。十死。十死一生。十死一生の日。
じっ‐しゃ【実写】
[名](スル) 1 実際の景色や状況を文章や絵に表現すること。「都会の風俗を—した小説」 2 映画や写真などで、模...
じっ‐しゃ【実車】
1 タクシーなどが、客を乗せて走ること。また、その状態。「賃走」などと表示される。「—率」→空車1 →迎車 2 模...
じっ‐しゃ【実者】
悪鬼・悪霊などがそのまま姿を現して人を悩ますもの。⇔権者(ごんじゃ)。
じっ‐しゃ【実射】
[名](スル)銃砲に実弾を込めて発射すること。実弾射撃。「—訓練」