じゅう‐しん【獣心】
けもののように、道理をわきまえない残忍な心。「人面—」
じゅう‐しん【獣身】
1 けもののような姿。また、けもののようなたくましいからだ。「先ず—を成して後に人心を養う」〈福沢・福翁自伝〉 2...
じゅうしん‐かいぎ【重臣会議】
第二次大戦前、内大臣を補佐して後継首相の選定などを行った会議。五・一五事件後、元老西園寺公望の勧告で設置。法的根拠...
じゅうしん‐かいせん【重信回線】
二つの通信回路を用いて新たに構成される通信回線。
じゅうしん‐けい【重心系】
二つの粒子が衝突や散乱をする場合に、両粒子の全運動量(重心運動量)が零となるようにとった座標系。理論的な計算は、実...
じゅう‐しんじょう【重申状】
⇒重訴状(じゅうそじょう)
重心(じゅうしん)を取(と)・る
つりあいを保って安定させる。バランスを取る。
じゅう‐じ【十地】
菩薩(ぼさつ)が修行しなければならない52の段階のうち、第41位から第50位までの階位。華厳経では、歓喜地・離垢地...
じゅう‐じ【十字】
1 10個の文字。 2 十の字の形。十文字(じゅうもんじ)。 3 キリスト教徒が、キリストが受難にあった十字架にな...
じゅう‐じ【住持】
[名](スル) 1 一寺の主僧を務めること。また、その僧。住持職。住職。 2 仏の教えをかたく守ること。「仏法を—する」
じゅう‐じ【従事】
[名](スル)もっぱらその仕事に携わること。「研究に—する」
じゅうじ‐か【十字火】
「十字砲火」に同じ。
じゅうじ‐か【十字花】
離弁花の一。4枚の花びらが十字状に配列するもの。ナズナ・ダイコンなどアブラナ科植物にみられる。
じゅうじ‐か【十字架】
1 木を十字形に組み、罪人を磔(はりつけ)にするときに用いた処刑道具。 2 《イエスが磔にされたところから》キリス...
じゅうじか‐か【十字花科】
アブラナ科の旧称。
じゅうじかこうか【十字架降下】
《原題、(オランダ)Kruisafneming》ファン=デル=ウェイデンの絵画。板に油彩。十字架から下ろされるキリ...
じゅうじかしょうか【十字架昇架】
《原題、(オランダ)Kruisoprichting》ルーベンスの絵画。板に油彩。縦460センチ、横640センチ。中...
じゅうじかじょうのキリストのさいごのななつのことば【十字架上のキリストの最後の七つの言葉】
《原題、(ドイツ)Die sieben letzten Worte unseres Erlösers am Kre...
じゅうじか‐の‐おか【十字架の丘】
《Kryžių kalnas》リトアニア北部の都市シャウレイの北東約12キロメートルにある巡礼地。リトアニア独立戦...
じゅうじか‐の‐しゅうどういん【十字架の修道院】
《Monastery of the Cross》パレスチナ地方の古都エルサレムにある修道院。新市街側の十字架の谷に...
十字架(じゅうじか)を背負(せお)・う
耐えがたい苦難、重い負担、消えることのない罪などをいつまでも身に持ち続ける。「裏切り者としての—・う」
じゅうじ‐がい【十字街】
街路が交差して十字形をしている所。四つ辻。十字路。
じゅうじ‐ぐつわ【十字轡】
⇒十文字轡(じゅうもんじぐつわ)
じゅうじ‐ぐん【十字軍】
11世紀末から13世紀にかけて、聖地エルサレムをイスラム教徒から奪回するため、前後8回にわたり行われた西欧キリスト...
じゅうじぐんのおうシーグル【十字軍の王シーグル】
《原題、(ノルウェー)Sigurd Jorsalfar》⇒十字軍の戦士シーグル
じゅうじぐんのせんしシーグル【十字軍の戦士シーグル】
《原題、(ノルウェー)Sigurd Jorsalfar》グリーグの管弦楽曲。全3曲。1892年、ビョルンソンによる...
じゅうじぐんのロンバルディアじん【十字軍のロンバルディア人】
⇒第一回十字軍のロンバルディア人
じゅうじ‐けんすい【十字懸垂】
体操競技のつり輪で、からだを垂直に保ったまま両手を横に広げ、十字形になって静止する懸垂。
じゅうじ‐ざ【十字座】
⇒南十字座
じゅうじ‐せき【十字石】
鉄・アルミニウムを含む含水珪酸塩(けいさんえん)鉱物。単斜晶系。暗褐色の柱状結晶で、十字形の双晶をなすものが多い。
じゅうじ‐せん【十字線】
1 十の字の形に引いた線。特に、光学器械の照準器につける十字の線。レチクル。 2 株式などのチャートで、始め値と終...
じゅうじ‐たい【十字帯】
包帯の巻き方で、胸部または背部で十字形に交わるように巻くもの。
じゅう‐じつ【充実】
[名](スル)必要なものが十分に備わること。中身がいっぱいに満ちていること。「設備を—させる」「内容の—した試合」
じゅうじ‐とうりつ【十字倒立】
体操競技のつり輪で、両腕を広く横に開いて十字形に倒立すること。
じゅうじ‐の‐みょうごう【十字の名号】
浄土論にある「帰命尽十方無礙(むげ)光如来」という十字の、阿弥陀仏の名号。十字名号。
じゅうじ‐びしゃ【十字飛車】
将棋で、飛車を遠く、縦にも横にも利かせること。また、その飛車。
じゅうじ‐ほうか【十字砲火】
左右から十字に交差するようにはげしく飛びかう砲火。十字火。
じゅうじ‐もち【十字餅】
《「十」の字を、災いを除き幸いを招くまじないとして、祝儀の贈り物の蒸し餅の上に紅色で書くところから》蒸し餅・まんじ...
じゅう‐じゃく【柔弱】
[名・形動]「にゅうじゃく(柔弱)」に同じ。「如何にも温和で、幾らか—な処もあって」〈二葉亭訳・片恋〉
じゅう‐じゅう
[副]肉・野菜などを、油で炒めたり焼いたりするときの音を表す語。「—(と)焼きあがったステーキ」
じゅう‐じゅう【重重】
[副] 1 同じことを何度も繰り返すさま。かさねがさね。「—の不始末、なにとぞお許しください」 2 十分であるさま...
じゅう‐じゅうきん【十重禁】
⇒十重禁戒
じゅう‐じゅうきんかい【十重禁戒】
仏道修行のうえで、菩薩(ぼさつ)の守らなければならない10の重要な戒律。顕教では、梵網経に説く、不殺・不盗・不淫・...
じゅうじゅうご‐モード【一〇・一五モード】
国土交通省でかつて認定されていた自動車の燃費測定方法。アイドリング状態から加速、一定速度の走行、減速、停止など、都...
じゅうじゅうしんろん【十住心論】
平安時代の仏教書。10巻。空海著。天長7年(830)成立と推定される。「大日経」住心品の思想に基づいて、真言行者の...
じゅうじゅう‐だな【重重棚】
床の間や書院などのわきに取り付けた重ね棚。地板から鴨居(かもい)までを棚板で何段にも仕切り、各段に小襖(こぶすま)...
じゅうじゅうびばしゃろん【十住毘婆沙論】
大乗論書。17巻。竜樹著。梵本やチベット語訳はなく、鳩摩羅什(くまらじゅう)の漢訳が現存。「華厳経」十地品の大意を...
じゅう‐じゅつ【柔術】
徒手で打つ・突く・蹴る・投げる・組み伏せるなどの方法によって相手を攻撃し、また防御する日本古来の武術。やわら。→柔道
じゅう‐じゅん【柔順】
[名・形動]性質・態度などがすなおでおとなしいこと。また、そのさま。温順。「素朴で—な人々」 [派生]じゅうじゅん...
じゅう‐じゅん【従順】
[名・形動]性質・態度などがすなおで、人に逆らわないこと。おとなしくて人の言うことをよく聞くこと。また、そのさま。...