すっ【素っ】
[接頭]《「す(素)」に促音が添加されたもの》名詞・動詞・形容動詞に付いて、その意味を強める。「—ぱだか」「—飛ば...
すっからかん
[名・形動]からっぽで中身が何も無いこと。何一つ残っていないこと。また、そのさま。「—な(の)空財布」「財産を使い...
すっかり
[副] 1 残るもののないさま。ことごとく。「金庫の金が—なくなる」「仕事が—かたづく」 2 完全にある状態になっ...
すっきり
[副](スル) 1 わだかまりがなく、気持ちのよいさま。また、よけいなものがないさま。さっぱり。「—(と)した文章...
すっく
[副]勢いよく立ち上がるさま。また、力強くまっすぐに立っているさま。「椅子(いす)から—と立ち上がる」「けなげに—...
すっくり
[副] 1 「すっく」に同じ。「褄(つま)を合せざまに—と立った」〈鏡花・眉かくしの霊〉 2 ある範囲内のすべてに...
スックル
⇒サッカル
すっ‐こ・む【すっ込む】
[動マ五(四)]その場から立ち退く。ひっこむ。「私が一人部屋に—・んでいると」〈独歩・正直者〉 [動マ下二]「すっ...
すっ‐こ・める【すっ込める】
[動マ下一][文]すっこ・む[マ下二]ひっこめる。「頭を—・める」
すっ‐ころ・ぶ【素っ転ぶ】
[動バ五(四)]勢いよく転ぶ。「ステージの上で—・ぶ」
すっすっ‐と
[副]とどこおりなく、すばやく行われるさま。「—通り抜ける」「—かたづける」
すった‐もんだ【擦った揉んだ】
[名](スル)物事がまとまらず、さんざんもめること。ごたつくこと。「—したあげくやっと合意に達した」
スッチー
「スチュワーデス」の俗称。
スッツングル
土星の第23衛星。2000年に発見。名の由来は北欧神話の巨人。非球形で平均直径は約5.6キロ。スットゥングル。
すって‐の‐こと【既の事】
[副]《「すでのこと」の変化した語》もう少しのところで。すんでのこと。「おのれが事で今も今、親父様達が—に切っつ、...
すってん‐ころり
[副]勢いよくすべって転ぶさま。すってんころりん。「ぬれた廊下で—(と)尻もちをつく」
すってん‐てれつく
[副]囃子(はやし)の太鼓などの音を表す語。
すってんてん
[形動]金や物がまったくなくなるさま。「競馬ですって—になる」
すっ‐と
[副](スル) 1 すばやく、とどこおらずに動作をするさま。または、変化が起こるさま。「—手を出す」「人影が—消え...
すっとこ‐どっこい
[感] 1 馬鹿囃子(ばかばやし)の囃子詞。 2 相手をののしるときの語。馬鹿野郎。
すっ‐とば・す【素っ飛ばす】
[動サ五(四)] 1 勢いよく飛ばす。特に、乗り物を速く走らせる。「バイクを—・して病院へ向かう」 2 途中を勢い...
すっ‐と・ぶ【素っ飛ぶ】
[動バ五] 1 「飛ぶ」を強めていう語。勢いよく飛ぶ。また、大急ぎで行く。「土俵下へ—・ぶ」「急を聞いて—・んで帰...
すっ‐とぼ・ける【素っ惚ける】
[動カ下一]《「すっ」は接頭語》知っているのにまったく知らないというふりをする。「だれの仕業かわからないと—・ける」
すっ‐とんきょう【素っ頓狂】
[形動]ひどく調子はずれで、まぬけなさま。「—な声をあげる」
スッド
南スーダンの白ナイル上流とその支流バハルアルガザールなどの流域に広がる沼沢地。盆地状の地形のため、雨季で最大10万...
すっぱ【素っ破/透っ波】
1 戦国時代、武家が野武士や野盗であった者を取りたてて使った間者。乱波(らっぱ)。忍びの者。 2 ぬすっと。すり。...
すっぱ
[副]「すっぱり1」に同じ。「—と切る」
すっぱ・い【酸っぱい】
[形]酸味がある。口を窄(つぼ)めたくなるような味だ。すい。「—・い夏ミカン」「口を—・くして言う(=くどいほど何...
すっぱいぶどう【酸っぱい葡萄】
「イソップ物語」にみえる寓話(ぐうわ)の一。キツネがおいしそうなブドウを見つけるが、高いところにありどうしても届か...
すっ‐ぱだか【素っ裸】
1 衣類を何も身につけていないこと。まるはだか。まっぱだか。「—で泳ぐ」 2 財産などをすっかりなくして身一つにな...
すっぱ‐ぬき【素っ破抜き】
1 すっぱ抜くこと。また、すっぱ抜いた事柄。「特ダネの—」 2 刃物を不意に抜くこと。「浪人衆(しゅ)が三人、御酒...
すっぱ‐ぬ・く【素っ破抜く】
[動カ五(四)] 1 人の秘密などを不意に明るみに出す。あばく。「汚職の真相を—・く」 2 刀などをだしぬけに抜く...
すっぱ‐の‐かわ【透っ波の皮】
「すっぱ2」に同じ。「この道の—に出合ひ、徐々(そろそろ)取り上げられ」〈浮・二十不孝・三〉
すっぱ‐み【酸っぱみ/酸っぱ味】
すっぱい味。すっぱさの程度。「—の強いミカン」
すっぱり
[副] 1 鮮やかにものを切るさま。すぱっと。「—(と)切り落とす」 2 思い切りよく実行するさま。きっぱり。「—...
すっ‐ぴん【素っぴん】
1 (女性の)化粧をしていない顔をいう俗語。よけいな手を加えていない品物・状態についてもいう。素顔。「—の彼女を見...
スッペ
[1819〜1895]オーストリアの作曲家。軽快で明朗なオペレッタを多数作曲した。作品に「詩人と農夫」「軽騎兵」など。
すっ‐ぺが・す
[動サ四]男の子の前髪をそり落とす。元服する。「まだ—・さねえ時分から、鰯(いわし)を売って」〈伎・勧善懲悪孝子誉〉
すっぺら‐ぽん
[副]残らずなくなるさま。すっからかん。「お陰で書舗(ほんや)は—なり」〈滑・浮世床・初〉
すっぺり
[副] 1 すべすべして滑らかなさま。「句々故事を用ふるが、さて—として故事とも見えざるが妙なぞと」〈四河入海・二...
すっ‐ぽかし
1 仕事や約束などをすっぽかすこと。ほうっておくこと。「また—を食う」 2 いいかげんなこと。口から出まかせを言っ...
すっ‐ぽか・す
[動サ五(四)] 1 すべきことをしないで放置する。そのまま打ち捨てておく。「仕事を—・して遊びに行く」 2 約束...
すっぽ‐ぬけ【すっぽ抜け】
すっぽ抜けること。「—のフォークボール」
すっぽ‐ぬ・ける【すっぽ抜ける】
[動カ下一] 1 うまく収まっていた物が、何かの拍子に、抜けたりはずれたりする。「強振したバットが手から—・ける」...
すっぽり
[副] 1 全体を余すところなくおおうさま。「頭から—(と)布団をかぶる」「雪に—(と)おおわれる」 2 物がうま...
すっぽん【鼈】
1 カメ目スッポン科の爬虫(はちゅう)類。淡水産のカメで甲長約35センチ。甲はほぼ円形で軟らかく、暗青灰色。くびが...
鼈(すっぽん)が時(とき)をつくる
すっぽんが時を告げる。あるはずがないことのたとえ。
すっぽん‐たけ【鼈茸】
スッポンタケ科のキノコ。夏から秋に山野の地上に生える。丸く卵大で、熟すと白い寒天質の殻を破って中空の柄が伸び、高さ...
すっぽん‐に【鼈煮】
1 スッポンを煮たもの。 2 スッポンの味に似せた料理。ぶつ切りにしたコチ・ナマズなどの魚を、酒を用いた濃いたれで...
すっ‐ぽんぽん
[名・形動]身に何もつけていないこと。また、そのさま。「—で水遊びする」