すり【刷(り)/摺り】
1 印刷すること。また、その出来ぐあい。「—に回す」「—がよい」 2 布地に染料をすりこんで模様を染めること。〈日葡〉
すり【掏摸/掏児】
他人が身につけている金品を、その人に気づかれないように、すばやく盗み取ること。また、その者。ちぼ。きんちゃくきり。
す‐り【修理】
《「す」は「しゅ」の直音表記》「しゅり(修理)」に同じ。「我も、もとの所など—しはてつれば、わたる」〈かげろふ・中〉
スリア‐ケーエルシーシー【スリアKLCC】
《Suria KLCC》マレーシアの首都クアラルンプールの中心部にある大型複合商業施設。クアラルンプールシティーセ...
すり‐あが・る【刷(り)上がる】
[動ラ五(四)]印刷ができ上がる。「初版が—・る」「きれいに—・る」
すり‐あげ【磨り上げ】
やすりで刀身の根本部をすって区(まち)を上げ、茎(なかご)の先端を切って刀剣を短くすること。また、その刀。
すり‐あ・げる【刷(り)上げる】
[動ガ下一][文]すりあ・ぐ[ガ下二]印刷をしおえる。印刷を完了する。「増刷分を徹夜で—・げる」
すり‐あし【摺り足】
足を地面や床(ゆか)などにするようにして歩くこと。また、その歩き方。「—で進む」
すりあし‐げんしょう【摺り足現象】
⇒クリープ2
すり‐あわせ【摺り合(わ)せ】
1 精密平面を得るために、摺り合わせ定盤上に鉛丹を塗って加工面を当て動かす手仕上げ作業。鉛丹の付着した凸部分はきさ...
すりあわせ‐ぎじゅつ【摺り合(わ)せ技術】
製品を構成する部品や材料を相互に微妙に調整することで高度な品質や機能を実現すること。
すりあわせ‐じょうばん【摺り合(わ)せ定盤】
高精度の平面加工のための摺り合わせを行うときに基準面として用いる平面盤。
すり‐あわ・せる【摺り合(わ)せる】
[動サ下一][文]すりあは・す[サ下二] 1 二つのものをこすり合わせる。「手を—・せるようにして独楽(こま)を回...
すり‐いも【擂り芋】
ヤマノイモの根をすりおろしたもの。そのまま醤油や酢で食べたり、だしでのばしてとろろ汁にしたりする。
スリウェダリ‐こうえん【スリウェダリ公園】
《Taman Sriwedari》インドネシア、ジャワ島中部の都市スラカルタ(ソロ)の市街中心部にある公園。遊園地...
すり‐うす【磨り臼】
もみがらを取ったり、粉をひいたりするための臼。上下二つの円筒形の臼からなり、上の臼を回転させて穀物をする。唐臼(と...
すり‐うるし【摺り漆】
漆塗りの技法の一。木地に生漆(きうるし)を摺るように薄く塗り、木目の美しさを生かすもの。拭(ふ)き漆。
すり‐え【摺り絵】
染め草または染料をすりつけて模様を表すこと。また、その模様。
すり‐え【擂り餌】
小鳥のえさで、ぬか・魚・草などをすりつぶしたもの。
すり‐えび【擂り蝦】
エビをゆでて乾かし、すりつぶしたもの。そぼろなどに用いる。
スリエマ
マルタの首都バレッタ北西部にある都市。マリサムセット港を挟んでバレッタの対岸に位置する。隣接するセントジュリアンと...
すり‐おろ・す【磨り下ろす/摺り下ろす/擂り下ろす】
[動サ五(四)]すって細かくする。すって、砕いたりまた粉にしたりする。「墨を—・す」「わさびを—・す」
すり‐かえ【掏り替え】
すりかえること。「問題の—」
すり‐か・える【掏り替える】
[動ア下一][文]すりか・ふ[ハ下二]人に気づかれないように、こっそりと別のものに取り替える。「偽物と—・える」「...
スリカタ
《「スリカータ」とも》「ミーアキャット」に同じ。
すり‐かたぎ【摺り形木】
⇒版木(はんぎ)
すり‐からし【擦(り)枯らし】
《「すりがらし」とも》「擦れ枯らし」に同じ。「三都—の山師に腹をあわした腹黒の妾に」〈蘆花・思出の記〉
すり‐かりぎぬ【摺り狩衣】
ヤマアイ・ツキクサなどの汁をすりつけて、模様を染め出した狩衣。
すり‐かわ・る【掏り替(わ)る】
[動ラ五(四)]気づかないうちに、他のものと入れ替わる。「展示品が偽物に—・る」
スリカータ
⇒スリカタ
すり‐がい【摺り貝】
⇒螺鈿(らでん)
スリガオ
フィリピン南部、ミンダナオ島北端の港湾都市。スリガオ‐デル‐ノルテ州の州都。周辺にニッケル、コバルト、クロム、金の...
すり‐がね【摺鉦】
歌舞伎下座音楽や祭礼囃子(ばやし)などに用いる打楽器。真鍮(しんちゅう)製の小形の鉦で、左手に持ち、右手の桴(ばち...
すり‐ガラス【磨りガラス】
表面を金剛砂などですって細かい凹凸をつけ不透明にしたガラス。つや消しガラス。曇りガラス。
すり‐きず【擦(り)傷】
すりむいた傷。
すり‐きり【擦(り)切り/摩り切り/摺り切り】
1 粉や粒状のものを量るとき、容器のふちより上にある部分を取り去ること。「カップ—一杯の米」 2 金や財産などを使...
すり‐き・る【擦(り)切る/摩り切る/摺り切る】
[動ラ五(四)] 1 すって切る。こすって切る。「鉄の棒をやすりで—・る」 2 金銭を使い果たす。一文無しになる。...
すり‐き・れる【擦(り)切れる/摩り切れる/摺り切れる】
[動ラ下一][文]すりき・る[ラ下二]物と物とがこすれて切れる。「ズボンの裾が—・れる」
すり‐ぎ【擂り木/摺り木】
「擂り粉(こ)木」に同じ。
すり‐ぎぬ【摺り衣】
「すりごろも」に同じ。「その日、靫負(ゆげひ)の佐(すけ)の—やうする」〈枕・二九五〉
スリ‐クシェトラ
ミャンマー中部の都市ピイ郊外にある遺跡、タイエーキッタヤーのサンスクリット語名。
すり‐くだ・く【擂り砕く/磨り砕く】
[動カ五(四)]すって小さく砕く。すりつぶす。「アワを—・いて小鳥に与える」
スリクリシュナン‐じいん【スリクリシュナン寺院】
《Sri Krishnan Temple》シンガポール、市街中心部のブギス通りの近くにあるヒンズー教寺院。ビシュヌ...
すり‐こ【磨り粉】
米をすり砕いて粉にしたもの。湯で溶いて、乳児に乳の代わりとして与えた。「夜ふけて、この子泣きやまねば…—に地黄煎(...
すりこ‐ぎ【擂り粉木/摺り子木】
1 すり鉢で、物をするのに用いる棒。サンショウの木が良材とされる。れんぎ。あたりぎ。すりぎ。 2 《すりこぎは、使...
擂(す)り粉木(こぎ)で芋(いも)を盛(も)る
「擂り粉木で腹を切る」に同じ。
擂(す)り粉木(こぎ)で腹(はら)を切(き)る
不可能なことのたとえ。連木(れんぎ)で腹を切る。杓子(しゃくし)で腹を切る。擂り粉木で芋を盛る。
すり‐こみ【刷(り)込み】
生まれたばかりの動物、特に鳥類で多くみられる一種の学習。目の前を動く物体を親として覚え込み、以後それに追従して、一...
すり‐こみ【摺り込み/摩り込み】
染料をすり込むこと。また、染料をすり込んであるもの。
すりこみ‐いでんし【刷(り)込み遺伝子】
父親または母親に由来する遺伝子のうち、どちらか一方の親から由来した時にのみ発現する遺伝子。このような発現機構を遺伝...