そう‐もう【草莽】
1 草が茂っている所。くさむら。そうぼう。「地面は広大なるも只だ是れ—丘沢、無用の山川のみ」〈竜渓・浮城物語〉 2...
そうもう‐の‐しん【草莽の臣】
官職に就かないで、民間にとどまっている人。在野の人。また、自分をへりくだっていう語。
そう‐もく【草木】
草と木。また、植物のこと。くさき。そうぼく。「山川(さんせん)—」
そうもくこくど‐しっかいじょうぶつ【草木国土悉皆成仏】
仏語。草木や国土のように心をもたないものでさえ、ことごとく仏性があるから、成仏するということ。
そう‐もくじ【総目次】
書物などの全体の内容を示す目次。
そうもく‐じょうぶつ【草木成仏】
仏語。心をもたない草木でも、仏性を具えていて成仏するということ。天台宗・真言宗で説く。
そうもくずせつ【草木図説】
江戸後期の植物図鑑。30巻。飯沼慾斎著。草部20巻は安政3〜文久2年(1856〜1862)刊。木部10巻は未刊。日...
そうもくとう【草木塔】
種田山頭火の句集。昭和8年(1933)刊行のものと昭和15年(1940)刊行のものがある。
そうもく‐ばい【草木灰】
草や木を焼いてできる灰。カリウム・燐酸(りんさん)を多く含み、肥料にする。そうもくかい。
そう‐もくろく【総目録】
ある事柄を網羅して書き記した目録。「収蔵書—」
そう‐もじ【草文字】
草書体の文字。草字。
そう‐もつ【僧物】
寄進された、衆僧共有の物。法衣や寺の房舎など。
そう‐もとじめ【総元締め】
全体を締めくくって管理する人。「興行の—」
そう‐もよう【総模様】
女性の和服で、全体に施される模様。また、その模様のある着物。→裾模様
そう‐もん【奏聞】
[名](スル)天子に申し上げること。奏上。そうぶん。「民情を—する」
そう‐もん【相聞】
1 互いに相手のようすを尋ねること。消息を通わせ合うこと。 2 万葉集で、雑歌(ぞうか)・挽歌(ばんか)と並ぶ三大...
そう‐もん【桑門】
《(梵)śramaṇaの訳》出家して修行する人。僧侶。沙門(しゃもん)。
そう‐もん【僧門】
仏門。仏道。「—に入る」
そう‐もん【総門/惣門】
1 外構えの大門。また、城などの外郭の正門。 2 禅宗寺院の表門。
そう‐もん【門】
⇒ひよめき
そうもん‐か【相聞歌】
1 万葉集で、相聞に属する歌。 2 恋の歌。
そうもんだに【総門谷】
高橋克彦の長編伝奇小説。昭和60年(1985)刊行。昭和61年(1986)、第7回吉川英治文学新人賞受賞。