その【園/苑】
1 果樹・花・野菜などを植えた一区画の土地。庭園。「梅の—」 2 ある物事が行われる場所。また、ある特定の場所。「...
そ‐の【其の】
[連体]《代名詞「そ」+格助詞「の」から》 1 空間的、心理的に聞き手に近い人や物をさす。「—男は何者だ」「—服は...
其(そ)の足(あし)で
ある場所に行き、そこからそのまますぐに別の所へ行くさま。「駅へ人を送って行った—買い物をしてくる」
その‐あやこ【曽野綾子】
[1931〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、三浦知寿子(ちずこ)。夫は作家三浦朱門(しゅもん)。各国を取材し、戦争...
そのいろ‐づき【其色月】
陰暦8月の異称。
その‐う【園生】
植物を植えて栽培する庭園。その。「風のはげしさに—の竹の露こぼれける露の身ぞ」〈露伴・二日物語〉
そ‐のう【嗉嚢】
鳥や昆虫・ミミズ・軟体動物などの消化管の一部。食道に続く袋状のもので、食べた物を一時的に蓄える。
その‐うえ【其の上】
[接]前の事柄を受けて、それにさらにある事が付け加わることを表すときに用いる。それに加えて。さらに。「守備はいいし...
その‐うち【其の内】
[副]それが実現するまでに、それほど時日を要しないことを表す語。近いうち。「また—お伺いします」「—雨が降るだろう」
そのおもかげ【其面影】
二葉亭四迷の小説。明治39年(1906)発表。秀才の教師小野哲也が義妹小夜子との恋に悩み、性格破綻者として没落して...
その‐おり【其の折】
その時。その節(せつ)。「—はお世話になりました」
その‐かた【其の方】
[代]三人称の人代名詞。「そのひと」を敬意を込めていうときに用いる。「—をお招きしましょう」 [名]その方面。「—...
そのかた‐さま【其の方様】
その方面に関係のある人。その身内の人。「—かと覚えたる男女」〈太平記・三〉
その‐かみ【其の上】
(副詞的にも用いる) 1 過ぎたその時。当時。「—倫敦(ロンドン)留学中」〈漱石・満韓ところどころ〉 2 事の行わ...
その‐かみ【園神】
平安京の宮内省に祭られていた神。大物主神(おおものぬしのかみ)であるという。そののかみ。→韓神(からかみ)
そのから‐かみ【園韓神】
平安京の宮内省に祭られていた、園神(そのかみ)と韓神(からかみ)の併称。そのからのかみ。
その‐かわり【其の代(わ)り】
[接]それに代わることとして。それとひきかえに。「ノートを貸すよ。—金を貸してくれ」
その‐かん【其の間】
何かが行われているあいだ。「アメリカに行っていた—の事情は何も知らない」
其(そ)の気(き)にな・る
そうしようという気持ちになる。また、相手に言われた通りの気持ちになる。「引っ越すつもりはなかったが、いつの間にか—...
その‐ぎ【其の儀】
そのようなわけ。そのような事情。そのこと。「—ばかりは御容赦下さい」
その‐くせ【其の癖】
[接] 1 前述の事柄を受けて、それと相反する事柄を導く。それなのに。それにもかかわらず。「彼は、やせていて、—大...
そ‐の‐くに【襲国】
九州南部の古地名。神話や伝説上の熊襲(くまそ)の本拠地で、現在の鹿児島県霧島市・曽於(そお)市を中心とする地域にあ...
ソノケミストリー
⇒音化学
ソノケミルミネセンス
⇒音化学ルミネセンス
その‐こと【其の事】
取り立てていうような事柄。大事な用事など。「用ありて行きたりとも、—果てなば、とく帰るべし」〈徒然・一七〇〉
其(そ)の事(こと)とな・し
1 取り立てていうこともない。なんということもない。「—・けれど、世の中の物語などしつつ」〈源・蜻蛉〉 2 特定の...
そのこま【其駒】
神楽歌の一。舞を伴う。神の乗り物の駒を歌って、惜別の情を表した歌。「その駒ぞや」で始まる。
その‐ご【其の後】
ある事があったあと。それ以来。以後。副詞的にも用いる。「事件の—は知らない」「—いかがお過ごしですか」
ソノシート
ビニールなどで作られた薄手のやわらかいレコード。商標名。
その‐じつ【其の実】
実際のところ。本当のところ。副詞的にも用いる。「生活ははでに見えるが、—ふところは苦しいんだ」
その‐すじ【其の筋】
1 その方面。その道。「—に通じている人」 2 その方面に関係している官庁。特に、警察。「—のお達しにより」
その‐せつ【其の節】
その時。その折。「—はありがとうございました」
その‐た【其の他】
前に述べたもののほかのもの。そのほか。「野菜、肉類、—の食料品」「—大勢」
そのだがくえん‐じょしだいがく【園田学園女子大学】
兵庫県尼崎市にある私立大学。昭和13年(1938)創立の園田高等女学校を源流として、昭和41年(1966)に開設。
そのだたじまコレクション‐さいぼう【園田・田島コレクション細胞】
世界各地のモンゴロイド系少数民族の血液試料から単離したヒトB細胞を研究用に形質転換したもの。園田・田島コレクション...
その‐だん【其の段】
そのようなこと。その件。「—はまげてお許しのほどを」
其(そ)の罪(つみ)を憎(にく)んで其(そ)の人(ひと)を憎(にく)まず
《「孔叢子(くぞうし)」刑論から》罪は憎むべきであるが、その罪を犯した人は憎むべきではない。罪を憎んで人を憎まず。
その‐て【其の手】
1 その手段・計略。そういうやり方。「—はもう古い」 2 そのような種類。「—の生地は、今切らしています」
其(そ)の手(て)は食(く)わ◦ない
そんなやり方にはだまされない。
其(そ)の手(て)は桑名(くわな)の焼(や)き蛤(はまぐり)
《「食わない」に地名の「桑名」を掛け、さらにその地の名物「焼き蛤」を続けたもの》そんなやり方にはだまされない、の意...
その‐でん【其の伝】
そのやり方。その考え方。「また—でいこう」
その‐のち【其の後】
その時からあと。副詞的にも用いる。「—二人の運命は大きく変わっていった」
そののちり【園塵】
猪苗代兼載の句集。全4巻。長享2年(1488)頃から永正7年(1510)頃の成立とされる。
その‐はず【其の筈】
そうであるのは当然のこと。「それも—」「欠席するのも—、病気だそうだ」
そのはち【薗八】
江戸中期の浄瑠璃太夫。薗八節の祖。宮古路豊後掾(みやこじぶんごのじょう)の門弟で、享保年間(1716〜1736)に...
そのはち‐ぶし【薗八節】
浄瑠璃の流派の一。享保年間(1716〜1736)宮古路薗八が京都で創始、2世薗八(宮薗鸞鳳軒(みやぞのらんぽうけん...
そのはら【園原】
長野県下伊那郡阿智村にある台地。[歌枕]「—や伏屋におふる帚木(ははきぎ)のありとは見えてあはぬ君かな」〈新古今・恋一〉
その‐ば【其の場】
1 その事が行われた場所。「偶然—に居合わせた」 2 すぐその場所。すぐその席。即座。「難問を—でたちまち解いた」
そのば‐かぎり【其の場限り】
その時だけのことで、あとには関係しないこと。「—の話」
そのば‐しのぎ【其の場凌ぎ】
あとのことは考えずに、その場だけをとりつくろうこと。また、そうした態度・口実。一時しのぎ。そのばのがれ。「—の答弁」