ぞく【俗】
[常用漢字] [音]ゾク(呉) 1 世間の習わし。「異俗・旧俗・習俗・土俗・風俗・民俗・良俗」 2 世間一般。「俗...
ぞく【族】
[音]ゾク(呉) [訓]やから [学習漢字]3年 1 祖先を同じくする者の集団。一門。「遺族・一族・家族・血族・氏...
ぞく【属〔屬〕】
[音]ゾク(呉) ショク(漢) [訓]さかん [学習漢字]5年 〈ゾク〉 1 付き従う。その範囲に入る。つながる。...
ぞく【粟】
[人名用漢字] [音]ゾク(慣) [訓]あわ 穀物の名。あわ。「粟散・粟粒」
ぞく【賊】
[常用漢字] [音]ゾク(呉) 1 人を傷つけそこなう。害する。「賊害・賊心」 2 人を傷つけて財物をかすめる者。...
ぞく【続〔續〕】
[音]ゾク(呉) ショク(漢) [訓]つづく つづける [学習漢字]4年 〈ゾク〉とぎれないで引きつづく。つづける...
ぞく【俗】
[名・形動] 1 世のならわし。その土地や時代の風俗・習慣。「—に入(い)っては—に従え」 2 世間一般。民間。「...
ぞく【族】
1 同じ祖先を持つ人々。同じ血統の人々。 2 一定の身分や範囲を形づくる同種類のもの。同類の仲間。「社用—」 3 ...
ぞく【属】
1 部下。従者。「朕(われ)にも六天八部の—あり」〈露伴・二日物語〉 2 仲間。同類。「鬟(もとどり)なきものは浮...
ぞく【粟】
1 あわ。 2 穀類。また、扶持米。「—を食(は)む」「金を軽くし—を重くす」〈方丈記〉 3 容積の単位。勺(しゃ...
ぞく【賊】
1 他人に危害を加えたり、他人の財物を奪ったりする者。「—が忍び込む」 2 国家・社会の秩序を乱す者。
ぞく【続】
1 つづき。続編。「正—二巻からなる作品」 2 書名などに付いて、それのつづきのものであることを表す。しょく。「—...
ぞく【蔟/簇】
⇒まぶし(蔟)
ぞく‐あく【俗悪】
[名・形動]低級で下品なこと。また、そのさま。「—な雑誌」 [派生]ぞくあくさ[名]
ぞくあけがらす【続明烏】
江戸中期の俳諧撰集。2冊。高井几董(たかいきとう)編。安永5年(1776)刊。与謝蕪村(よさぶそん)とその門人たち...
ぞく‐うけ【俗受け】
[名](スル)世間一般の人々の気に入ること。俗世間の評判を得ること。「—する芝居」
ぞく‐えい【続映】
[名](スル)映画を、期間を延長して上映すること。「好評につき、三週間—する」
ぞく‐えん【俗縁】
世俗での縁故。特に、僧尼が出家する以前の親類・縁者。「—を絶つ」
ぞく‐えん【続演】
[名](スル)芝居などを予定の期間を延長して上演すること。「一か月—する」
ぞく‐おん【属音】
西洋音階で、主音の5度上の音。主音に次いで、調性上重要な音。下属音に対して、上属音ともいう。例えば、ハ長調・ハ短調...
ぞく‐かい【続開】
[名](スル)⇒ぞっかい(続開)
ぞく‐かん【続刊】
[名](スル)⇒ぞっかん(続刊)
ぞく‐が【俗画】
卑俗な絵。通俗画。
ぞく‐がい【賊害】
殺傷すること。また、損害を与えること。「詔(ぜう)を矯(つ)けて藩籬を—す」〈太平記・一七〉
ぞくがい‐こん【族外婚】
所属する集団内では婚姻が禁止され、他集団に配偶者を求めなければならない婚姻の規制。リネージや氏族などの血縁集団にみ...
ぞく‐がく【俗学】
世間に行われている、程度の低い学問。通俗的な学問。「—の徒」
ぞく‐がく【俗楽】
雅楽・能楽などに対して、民間に行われる音楽。主として江戸時代以降に発達した三味線音楽・箏曲(そうきょく)・民謡・流...
ぞく‐がら【続柄】
続柄(つづきがら)の俗な言い方。
ぞく‐がん【俗眼】
世間一般の人々のものの見方。また、低俗な見識。「—で見る」
ぞく‐き【俗気】
⇒ぞくけ(俗気)
ぞく‐ぎいん【族議員】
ある特定の政策部門に関心と知識があり、政策の立案と実施に強い影響力をもつ議員。また、その議員グループ。関係する省庁...
ぞく‐ぎょう【俗形】
俗人の姿。⇔僧形。
ぞく‐ぐ【属具】
付属する器具。「船舶の—」
ぞく‐ぐん【賊軍】
反逆者、特に朝廷に敵対する軍勢。
ぞく‐け【俗気】
俗っぽい気持ち。名誉や金銭にひかれる気持ち。ぞくき。「多分に—がある」
ぞく‐げん【俗言】
1 世間で日常的に使う言葉。卑俗な言葉。俗語。→雅言 2 世間の評判・うわさ。
ぞく‐げん【俗諺】
世間で言われていることわざ。俚諺(りげん)。
ぞく‐げん【続弦】
《琴瑟(きんしつ)の弦が切れたのをつなぐ意》妻をなくした人が、再び妻をめとること。
ぞくこじだん【続古事談】
鎌倉時代の説話集。6巻。作者未詳。建保7年(1219)の成立とされる。「古事談」をまね、史話・故事・伝説などを仮名...
ぞく‐ご【俗語】
1 文章語や雅語に対して、世間で日常的に用いる言葉。口語。 2 あらたまった場面では使われないような卑俗な言葉。「...
ぞくごしだんぺんしゅう【俗語詩断片集】
《原題、(ラテン)Rerum vulgarium fragmenta》ルネサンス期のイタリアの詩人、ペトラルカの叙...
ぞくごろん【俗語論】
《原題、(ラテン)De vulgari eloquentia》イタリアの詩人、ダンテがラテン語で書いた詩論。未完。...
ぞく‐さい【俗才】
俗事に長じた才能。世才。
ぞく‐さい【続載】
[名](スル)新聞・雑誌などに、記事などを続けて掲載すること。「後半を次号に—する」
ぞくさ‐こく【粟散国】
⇒ぞくさんこく(粟散国)
ぞくさるみの【続猿蓑】
江戸中期の俳諧集。2冊。沾圃(せんぽ)が撰したものに芭蕉と支考が加筆したとされる。元禄11年(1698)刊。蕉門の...
ぞく‐さん【粟散】
《古くは「そくさん」》あわ粒をまいたように細かく散らばっていること。
ぞくさん‐こく【粟散国】
《古くは「そくさんこく」》あわ粒を散らしたような小国。インド・中国などの大国に対し、日本をいう。ぞくさこく。「いは...
ぞくさん‐へんじ【粟散辺地】
辺地にある、あわ粒を散らしたような小国。粟散辺土。「況(いはん)や我が国は—の境(さかひ)なり」〈太平記・三三〉
ぞくさん‐へんど【粟散辺土】
「粟散辺地」に同じ。