ぞん【存】
⇒そん
ぞん‐い【存意】
考えていること。思うところ。「唯我輩の—には」〈福沢・学問のすゝめ〉
ゾンカ‐ご【ゾンカ語】
シナ‐チベット諸語のに属する言語。ブータンで使われる。「ゾン」は城砦、「カ」は言語の意のため、「ゾンカ語」は重言となる。
ぞん‐がい【存外】
[名・形動]物事の程度などが予想と異なること。また、そのさま。案外。副詞的にも用いる。「—な(の)好成績」「—早い解決」
ぞん‐き
[名・形動]思いやりがないこと。また、そのさま。「はたでお前さんがみてるような、そんな—なもんじァないんだよ」〈里...
ぞん‐ざい
[形動][文][ナリ] 1 いいかげんに物事をするさま。投げやり。粗略。「仕事を—にする」 2 言動が乱暴で礼を失...
ぞん‐しん【存心】
心中に思うところ。考え。存意。「ちょっとおめえの三絃(さみせん)を願はうといふ—だ」〈滑・八笑人・二〉
ぞん‐じ【存じ】
知っていること。承知していること。「結果は御—の通りです」→御存じ
ぞん‐じ【存知】
⇒ぞんち(存知)
ぞんじ‐あ・げる【存じ上げる】
[動ガ下一][文]ぞんじあ・ぐ[ガ下二]「知る」「思う」の意の謙譲語。「お名前は—・げております」「御清祥にてお過...
ぞんじ‐がけな・い【存じ掛け無い】
[形][文]ぞんじがけな・し[ク]「思いがけない」の意の謙譲語。「まったく—・いことでございまして」
ぞんじ‐つき【存じ付き】
気づいたこと。思いつき。「私の—を申しませうか」〈虎寛狂・鬮罪人〉
ぞんじ‐つ・く【存じ付く】
[動カ五(四)]「思いつく」「気づく」の意の謙譲語。「火中に投没いたし候えば、則ち火気に化し、発響致候より、はから...
ぞんじ‐の‐ほか【存じの外】
思いのほか。「—遅くなりまして申し訳ございません」
ぞん‐じょう【存生】
[名](スル)この世に生きていること。存命。生存。「我が身が—せる間に於ては」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
ぞんじ‐より【存じ寄り】
1 自分や身近な者の意見や気持ち。「自身ノ—ヲ用ユル」〈和英語林集成〉 2 自分や身近な者の知り合いをへりくだって...
ぞんじ‐よ・る【存じ寄る】
[動ラ四]「思いつく」「思い当たる」の意の謙譲語。「偽り枕交はせしに—・らぬ祝言の結納(ゆひいれ)」〈浄・関八州繋馬〉
ぞん・じる【存じる】
[動ザ上一]「ぞんずる」(サ変)の上一段化。「私の—・じるところを申し上げます」
ぞん・ずる【存ずる】
[動サ変][文]ぞん・ず[サ変] 1 「知る」「承知する」の意の謙譲語。「知らぬ—・ぜぬでらちがあかない」 2 「...
ぞん‐せい【存星/存清】
漆器の装飾技法の一。漆地に色漆で文様を描くか、文様を彫って色漆をつめこみ、輪郭や細部に沈金(ちんきん)を施したもの...
ぞんぞ
[副]寒けを覚えるさま。また、恐ろしさに震え上がるさま。ぞくぞく。「以前の事を思ひ出せば、ちりけもとが—とする」〈...
ゾンタカ‐ゴンパ
ブータン西部、パロ県の都市パロの南郊にある僧院。14世紀、ネニン派のゲンポ=ドルジが開山。山の中腹の断崖に築かれた...
ぞん‐ち【存知】
《「ぞんじ」とも》 1 よく知っていること。理解していること。「今は礼儀を—してこそふるまふべきに」〈平家・一〉 ...
ゾンデ
1 尿道・食道・胃・十二指腸・直腸などに挿入して診断や治療に使う細い管。 2 「ラジオゾンデ」の略。
ぞん‐ねん【存念】
いつも念頭にあって忘れないこと。たえず心に思っていること。また、考え。所存。「作品の完成よりほかに、なんの—もない」
ぞん‐の‐ほか【存の外】
思いのほか。存外。「交際(つきあっ)ては—やさしい処があって」〈一葉・にごりえ〉
ゾンバ
マラウイ南部の都市。ゾンバ山地南東麓、標高約900メートルのシレ高原に位置する。英国領時代に行政の中心地となり、1...
ゾンバルト
[1863〜1941]ドイツの経済学者・社会学者。経済体制の概念を確立して、経済社会の全体的把握を試みた。著「近代...
ゾンビ
ブードゥー教で、まじない師が生き返らせて操る死人。また一般に、呪術(じゅじゅつ)などによって生きた姿を与えられた死体。
ゾンビ‐ピーシー【ゾンビPC】
《zombie PC》⇒ゾンビパソコン
ゾンビ‐きぎょう【ゾンビ企業】
俗に、経営が破綻しているのに政府や銀行の支援を受けて存続している企業のこと。
ゾンビ‐クラスター
⇒ボットネット
ゾンビ‐コンピューター
⇒ゾンビパソコン
ゾンビ‐パソコン
《zombie personal computerから》コンピューターウイルスやワームに感染したり、不正アクセスの...
ゾンビ‐プロセス
コンピューターで、すでに処理が終了しているにもかかわらず、システム上で残存しているプロセス。CPUやメモリーなどの...
ゾンビ‐マシン
⇒ゾンビパソコン
ぞん‐ぶん【存分】
[名・形動]物事を思いどおりにすること。満足のゆくまですること。また、そのさま。「—に楽しむ」「—な活躍を期待する...
ゾンマーフェルトボーア‐の‐りょうしじょうけん【ゾンマーフェルト・ボーアの量子条件】
⇒量子条件
ぞん‐めい【存命】
[名](スル)この世に生きていること。「父の—中はお世話になりました」「祖父母とも—しております」
ぞんめい‐ふじょう【存命不定】
生きるか死ぬかわからないこと。「ある人、もっての外にわづらひ、—の時」〈咄・きのふはけふ・上〉
ぞん‐りょ【存慮】
考え。存念。思慮。「藩主の—も在るべければ其意に任せ申すべし」〈染崎延房・近世紀聞〉