ぞう‐とう【贈答】
[名](スル)品物・詩歌などをおくったり、おくり返したりすること。「書状を—する」「—品」
ぞうとう‐か【贈答歌】
二人、多くは男女が意中を述べ合ってやりとりする歌。
ぞう‐とく【蔵匿】
[名](スル) 1 人に見つからないように隠すこと。隠匿。「これを樹籬の中に—せんが為ならず」〈中村訳・西国立志編...
ぞう‐ながもち【雑長持】
衣服・調度以外の雑具を入れておく長持。「この木履(ぼくり)は…嫁入(よめり)せし時、—に入れて来て」〈浮・胸算用・一〉
ぞう‐に【雑煮】
餅(もち)に具をあしらった汁物。地方により具はさまざまで、仕立ても澄まし汁・味噌汁といろいろ。主として正月の祝い膳...
ぞうに‐ばし【雑煮箸】
雑煮用の、柳を丸く削った祝い箸。太箸。
ぞうに‐もち【雑煮餅】
雑煮。また、雑煮の餅。地方により丸餅・切り餅・欠き餅など形が異なり、煮る・焼くなど扱いにも違いがある。
ぞう‐にん【雑人】
身分の低い者。下賤の者。「車の前に—立ち隔てて見えざりしかば」〈徒然・四一〉
ぞう‐にん【雑任】
律令制の諸官司で、四等官の下で種々の職に任じられた属官。官掌(かじょう)・史生・舎人(とねり)など。
ぞうにん‐ばら【雑人輩】
《「ばら」は接尾語》雑人ども。武家では、具足を着用しない雑兵(ぞうひょう)。「矢面の—そこのき候へとて」〈平家・一一〉
ぞうにん‐ぶぎょう【雑人奉行】
⇒国奉行(くにぶぎょう)
ぞうねん‐あんていざい【増粘安定剤】
食品や飲料に粘性を付与するための食品添加物。その用途により、粘りやとろみをつける増粘剤、食品をゲル状にするゲル化剤...
ぞうねん‐ざい【増粘剤】
液体の粘性を高めるために添加する物質。医薬品、化粧品、コンクリートなどで用いられる。食品添加物の場合は増粘安定剤と...
ぞうねん‐たとうるい【増粘多糖類】
食品や飲料に粘性を付与する食品添加物のうち、天然由来の多糖類を用いたもの。ペクチン、カラギーナンなどが知られる。増...
ぞう‐の‐うた【雑の歌】
⇒雑歌(ぞうか)
ぞう‐の‐おり【象の檻】
軍事通信の傍受を目的とする巨大な円形のケージ型アンテナ施設の通称。高さ数十メートルの鉄塔が同心円状に配置され、直径...
ぞう‐の‐テラス【象のテラス】
《Elephant Terrace》カンボジア北部、アンコールにある遺跡。アンコールトムの王宮の塔門に隣接する。1...
ぞうのはなし【象のはなし】
秋山清の第1詩集。昭和34年(1959)刊行。
ぞう‐の‐ゆがみ【像の歪み】
⇒収差
ぞう‐は【増派】
[名](スル)すでに派遣してある人数に加えて、さらに派遣すること。「救助隊を—する」
ぞう‐はい【増配】
[名](スル)株式の配当や物資の配給量をふやすこと。「配当金を—する」⇔減配。
ぞう‐はい【雑俳】
⇒ざっぱい(雑俳)
ぞう‐はつ【増発】
[名](スル) 1 列車・バス・飛行機などの運行回数をふやすこと。「臨時列車を—する」 2 紙幣などの発行をふやすこと。
ぞうは‐ていこう【造波抵抗】
船など流体中を運動する物体が、波をつくり出すことによって受ける抵抗。高速になるほど大きくなる。
ぞう‐はん【造反】
[名](スル)体制に逆らうこと。謀反(むほん)を起こすこと。「若手の党員が—する」 [補説]中国から輸入された語。...
ぞう‐はん【蔵版/蔵板】
版木・紙型を所蔵していること。また、それで印刷した書物。
ぞうはん‐ゆうり【造反有理】
反逆には道理があるということ。1939年に毛沢東が演説で初めて用い、1966年に始まった文化大革命のスローガンの一...
ぞう‐ばいりつ【像倍率】
⇒撮影倍率
ぞう‐ひ【臧否】
よいことと悪いこと。善悪。良否。また、よしあしを批判すること。
ぞう‐ひ【雑肥】
堆肥(たいひ)・焼土など、いろいろな雑物を含んだ肥料。
ぞうひき【象引】
歌舞伎十八番の一。歌舞伎の荒事(あらごと)の演出形態で、荒事師と悪方(あくがた)が象を引き合うもの。元禄14年(1...
ぞうひ‐びょう【象皮病】
リンパの循行障害のため、特に下肢の皮膚・皮下組織が象の皮のように厚く硬くなる慢性の病気。バンクロフト糸状虫がリンパ...
ぞう‐ひょう【雑兵】
1 身分の低い兵士。歩卒。ざっぴょう。 2 取るに足りない者。下っ端。「我輩の如き—すら…一身を顧みるに遑(いとま...
ぞうひょうものがたり【雑兵物語】
江戸前期の兵法書。2巻。松平信興著とされる。天和3年(1683)以前の成立。弘化3年(1846)刊。雑兵の話に託し...
ぞう‐ひん【贓品】
「贓物(ぞうぶつ)」に同じ。
ぞうび‐ちゅう【象鼻虫】
ゾウムシの別名。
ぞう‐びん【増便】
[名](スル)飛行機・船・バスなどの、定期便の本数を増やすこと。「帰省バスを—する」⇔減便。
ぞう‐ふ【贈賻】
喪に服している家への進物。
ぞう‐ふ【臓腑】
五臓と六腑。はらわた。内臓。
ぞう‐ふく【増幅】
[名](スル) 1 振幅を大きくすること。特に、電気信号の振幅やエネルギーを増大させて出力すること。 2 物事の程...
ぞうふく‐き【増幅器】
入力信号を増幅する装置。真空管やトランジスターを用い、電圧・電流の信号を、性質・特性はそのままに、より大きく変換さ...
ぞう‐ぶつ【造仏】
仏像や仏具をつくること。
ぞう‐ぶつ【造物】
造物主がつくったもの。万物。自然。造化。
ぞう‐ぶつ【贓物】
犯罪によって他人の財産を侵害し、手に入れた物。盗品の類。贓品。ぞうもつ。
ぞうぶつ‐くよう【造仏供養】
仏像をつくって供物として捧げること。また、その法会。
ぞうぶつ‐ざい【贓物罪】
盗品譲受け等罪の旧称。平成7年(1995)の刑法改正以前の呼称。贓罪。
ぞうぶつ‐しゃ【造物者】
「造物主」に同じ。
ぞうぶつ‐しゅ【造物主】
宇宙のすべての物をつくり、支配する神。造化の神。天帝。造物者。
ぞう‐ぶん【増分】
1 数量としてふえた分。 2 数学で、変数の二つの値の差。関数y=f(x)において、変数xの二つの値x1, x2に...
ぞうぶん‐バックアップ【増分バックアップ】
《incremental backup》コンピューターなどでデータをバックアップする際、前回のバックアップ以降に追...