ぞく‐け【俗気】
俗っぽい気持ち。名誉や金銭にひかれる気持ち。ぞくき。「多分に—がある」
ぞく‐げん【俗言】
1 世間で日常的に使う言葉。卑俗な言葉。俗語。→雅言 2 世間の評判・うわさ。
ぞく‐げん【俗諺】
世間で言われていることわざ。俚諺(りげん)。
ぞく‐げん【続弦】
《琴瑟(きんしつ)の弦が切れたのをつなぐ意》妻をなくした人が、再び妻をめとること。
ぞくこじだん【続古事談】
鎌倉時代の説話集。6巻。作者未詳。建保7年(1219)の成立とされる。「古事談」をまね、史話・故事・伝説などを仮名...
ぞく‐ご【俗語】
1 文章語や雅語に対して、世間で日常的に用いる言葉。口語。 2 あらたまった場面では使われないような卑俗な言葉。「...
ぞくごしだんぺんしゅう【俗語詩断片集】
《原題、(ラテン)Rerum vulgarium fragmenta》ルネサンス期のイタリアの詩人、ペトラルカの叙...
ぞくごろん【俗語論】
《原題、(ラテン)De vulgari eloquentia》イタリアの詩人、ダンテがラテン語で書いた詩論。未完。...
ぞく‐さい【俗才】
俗事に長じた才能。世才。
ぞく‐さい【続載】
[名](スル)新聞・雑誌などに、記事などを続けて掲載すること。「後半を次号に—する」
ぞくさ‐こく【粟散国】
⇒ぞくさんこく(粟散国)
ぞくさるみの【続猿蓑】
江戸中期の俳諧集。2冊。沾圃(せんぽ)が撰したものに芭蕉と支考が加筆したとされる。元禄11年(1698)刊。蕉門の...
ぞく‐さん【粟散】
《古くは「そくさん」》あわ粒をまいたように細かく散らばっていること。
ぞくさん‐こく【粟散国】
《古くは「そくさんこく」》あわ粒を散らしたような小国。インド・中国などの大国に対し、日本をいう。ぞくさこく。「いは...
ぞくさん‐へんじ【粟散辺地】
辺地にある、あわ粒を散らしたような小国。粟散辺土。「況(いはん)や我が国は—の境(さかひ)なり」〈太平記・三三〉
ぞくさん‐へんど【粟散辺土】
「粟散辺地」に同じ。
ぞく‐ざい【贖罪】
⇒しょくざい(贖罪)
ぞく‐し【俗士】
世間並みの人。また、見識のないつまらない人。俗人。
ぞく‐し【賊子】
1 親不孝な子。 2 主君などに反逆する者。謀反(むほん)人。「乱臣—」
ぞく‐しゅ【俗手】
囲碁・将棋で、初心者が打ちそうな平凡な手。ぞくて。
ぞく‐しゅ【俗趣】
低俗な趣味。また、俗っぽいようす。
ぞく‐しゅ【賊首】
1 賊のかしら。 2 賊の首。
ぞく‐しゅう【俗臭】
金や名誉などに執着する世俗的な雰囲気。俗っ気。「—芬々(ふんぷん)」
ぞく‐しゅう【俗習】
世間一般のならわし。世俗の習慣。
ぞく‐しゅう【俗衆】
1 世間一般の人々。大衆。 2 僧侶に対して、在俗の人々。ぞくしゅ。
ぞく‐しゅつ【続出】
[名](スル)同じようなことが次々と続いて出たり起こったりすること。「反論が—する」「事故が—する」
ぞく‐しゅつ【簇出】
[名](スル)「そうしゅつ(簇出)」の慣用読み。
ぞく‐しょ【俗書】
1 低俗な書物。 2 気品に欠ける書風。俗筆。 3 仏典以外の書物。外典(げてん)。「毛詩、論語、漢書、文選(もん...
ぞく‐しょう【俗姓】
1 僧が俗人であったときの姓。ぞくせい。「悲田院の尭蓮上人(げうれんしゃうにん)は、—は三浦の某(なにがし)とかや...
ぞく‐しょう【俗称】
1 世間で通っている、正式でない呼び名。通り名。通称。 2 僧の出家前の名。俗名(ぞくみょう)。
ぞく‐しょう【族称】
明治維新後に定められた国民の身分上の呼称。華族・士族・平民の別があった。
ぞく‐しょう【属星】
陰陽道(おんようどう)で、生年によって決まり、その人の運命を支配するという星。生年の干支(えと)を北斗七星の各星に...
ぞく‐しょう【賊将】
賊軍の大将。
ぞく‐しん【俗心】
世俗的なことにひかれる心。名利や愛憎にとらわれる心。「—を去る」
ぞく‐しん【俗信】
自然現象などに対する観察・経験・解釈から起こり蓄積された知識。予兆・禁忌・呪術・卜占(ぼくせん)・憑(つ)き物・妖...
ぞく‐しん【族親】
一族。一門。親族。
ぞく‐しん【賊心】
1 害を加えようとする心。害心。 2 反逆しようとする心。逆心。
ぞく‐しん【賊臣】
朝廷や主君にそむく臣下。
ぞく‐しん【続伸】
[名](スル)相場が引き続いて上がること。続騰。「電機株が—する」⇔続落。
ぞく‐しん【続審】
下級審の審理を基礎としながら、上級審においても新たな訴訟資料の提出を認めて事件の審理を続行して判決をすること。また...
ぞく‐しんとう【俗神道】
儒教や仏教と習合・構成された両部神道や垂加神道などを、復古神道の立場から批判していう語。
ぞく‐じ【俗字】
正字ではないが世間一般に使われている漢字。「恥」を「耻」、「卒」を「卆」、「館」を「舘」と書くなど。→正字
ぞく‐じ【俗耳】
世間の人々の耳。俗人の耳。
ぞく‐じ【俗事】
世俗のわずらわしい事柄。日常の雑事。「—に追われる」「—にうとい」
俗耳(ぞくじ)に入(はい)り易(やす)・い
世間一般の人々にわかりやすい。「—・いたとえ話」
ぞく‐じゅ【俗儒】
見識が狭く、つまらない学者。
ぞく‐じゅう【属従】
[名](スル)付き従うこと。また、そのもの。「列国の大軍、之に—するあり」〈竜渓・経国美談〉
ぞく‐じょう【俗情】
1 世俗のありさま。世間の事情や人情。「—に疎い」 2 俗事にひかれる気持ち。名利にとらわれる心。「此の度の旅行は...
ぞく‐じょうもんぶんか【続縄文文化】
本州の弥生時代から古墳時代にかけての、北海道の文化。縄文文化と同様、食料採集を基盤としていたのでこの名がある。のち...
ぞく‐じん【俗人】
1 世俗の名利などにとらわれている人。風流を解さない教養の低い人。「—には理解できない趣味」 2 僧に対して、世間...