たこ【凧/紙凧】
細く割った竹で作った骨組みに紙を張って糸を結びつけ、風を利用して空高く飛ばして遊ぶ玩具。絵凧・字凧・奴(やっこ)凧...
たこ【蛸/章魚/鮹】
1 頭足綱八腕目の軟体動物の総称。卵円形の頭状のところが胴で、内臓が収まっており、口状の漏斗からは墨・水・排泄物な...
たこ【胼胝/胝】
繰り返し圧迫を受けた皮膚の部分が角質化し厚くなったもの。骨の出っぱったところにできやすい。ペンだこや座りだこ、肘(...
たこ‐あげ【凧揚げ】
たこを空高くあげること。また、その行事。《季 春》
たこ‐あし【蛸足】
1 器物などの足で、蛸の足のような形をしたもの。 2 1か所からいくつかに分かれて出ていること。「—配線」
たこあし‐はいせん【蛸足配線】
一つのコンセントから多数のコードを引き、電気器具を接続すること。タコの足のように、あちこちに広がり分かれているさま...
たこあし‐はいとう【蛸足配当】
⇒蛸配当
たこ‐いと【凧糸】
凧揚げに用いる、よりの強い太い木綿糸。
た‐こう【他行】
[名](スル)「たぎょう(他行)」に同じ。「此両三日職務上—したり」〈蘆花・不如帰〉
た‐こう【他校】
ほかの学校。よその学校。
た‐こう【多幸】
[名・形動]非常にしあわせなこと。また、そのさま。「御—を祈ります」「—な一生」
た‐こう【多項】
数学で、項が複数あること。
たこう‐かん【多幸感】
非常に幸せな感じ。特に、薬物などがもたらす過度の幸福感についていう。
たこう‐しき【多項式】
1 二つ以上の単項式を加号または減号で結んだ式。⇔単項式。 2 ⇒整式(せいしき)
たこうしき‐じかん【多項式時間】
コンピューターの計算理論において、問題を解く上で必要な計算時間が、問題の規模をn、定数をkとしたとき、nの多項式す...
たこうし‐きゅうしゅう【多光子吸収】
⇒多光子遷移
たこうし‐せんい【多光子遷移】
原子の遷移に伴い、2個以上の光子を同時に吸収または放出すること。多重遷移の一つ。光子を吸収する場合は多光子吸収、放...
たこう‐しつ【多孔質】
多数の細孔をもつこと。木炭、ゼオライトなどにみられ、吸着能力と関係する。ポーラス。→多孔質物質
たこうしつ‐ガラス【多孔質ガラス】
多孔質のガラス。均一なガラスを熱処理によって複数の相に分離し、可溶性のガラス相のみを薬品で溶出することで多数の細孔...
たこうしつ‐きんぞく【多孔質金属】
多孔質の金属。単位体積当たりの重量が小さく、表面積が大きいという特徴をもつ。触媒の担体として有用なほか、連続した通...
たこうしつ‐ざいりょう【多孔質材料】
⇒多孔質物質
たこうしつ‐シリコン【多孔質シリコン】
電気化学的な処理でシリコンウエハーの表面に多数の細孔を形成したもの。光ルミネセンスにより赤色光、青色光を発すること...
たこうしつ‐ぶっしつ【多孔質物質】
多数の細孔をもつ物質。多孔質ガラス、活性炭、ゼオライトなどが知られる。いずれも単位体積当たりの表面積が大きく、気体...
たこうし‐ほうしゅつ【多光子放出】
⇒多光子遷移
たこうしれいき‐けんびきょう【多光子励起顕微鏡】
⇒二光子励起顕微鏡
たこうせい‐ざいりょう【多孔性材料】
⇒多孔質物質
たこうせいはいい‐こうぶんし【多孔性配位高分子】
多孔質の配位高分子。有機物などの高分子と金属イオンの配位結合を利用した多孔質物質。有機物や金属の種類を変え、適切に...
たこう‐ていり【多項定理】
代数で、三項以上の多項式の累乗を多項の同次式として表す公式。例えば、(a+b+c)3=a3+b3+c3+3a2b+...
たこうな【筍】
「たかんな」の音変化。「—をつと握り持ちて」〈源・横笛〉
たこ‐かぎ【蛸鉤】
長いさおの先に鉤を取り付けた、蛸を捕る漁具。
たこ‐からげ【蛸絡げ】
蛸が足をあげた姿のように、着物の裾の周囲をまくりあげること。
たこ‐がっせん【凧合戦】
凧を高く揚げて、その距離を競ったり、凧の糸を切り合ったりする遊び。地方によっては年中行事としたり、2、3メートルの...
た‐こく【他国】
1 自分の国でない国。よその国。外国。 2 自分の生まれた土地でない土地。他郷。 3 自分の土地を離れてよそへ行く...
た‐こく【多国】
3つ以上の国。多数の国。
たこく‐かん【多国間】
3つ以上の国のあいだ、関係。
たこくかん‐しゅぎ【多国間主義】
3か国以上の国家が、共通の原則や規範に基づいて意思決定を行い、協調して行動すること。マルチラテラリズム。→二国間主...
たこくかんとうし‐きょうてい【多国間投資協定】
⇒エム‐エー‐アイ(MAI)
た‐こくせき【多国籍】
多くの国籍をもつこと。また、多くの国の人や物から成り立っていること。「—軍」
たこくせき‐かんしぐん【多国籍監視軍】
⇒エム‐エフ‐オー(MFO)
たこくせき‐きぎょう【多国籍企業】
2か国以上の国に生産・販売拠点を所有または支配して、世界的規模で活動する巨大企業。
たこくせききぎょうさつじんじけん【多国籍企業殺人事件】
和久峻三による推理小説。昭和48年(1973)刊行。漫画化作品もある。
たこくせき‐ぐん【多国籍軍】
国連安全保障理事会の決議により、軍事的強制措置を取るために加盟諸国が派遣する軍隊。1991年湾岸戦争の際の米国を中...
たこくのし【他国の死】
井上光晴の小説。昭和39年(1964)雑誌「朝日ジャーナル」に連載されたのち、昭和40年(1965)に刊行。朝鮮戦...
たこ‐くらげ【蛸水母/章魚水母】
鉢クラゲ綱タコクラゲ科の腔腸(こうちょう)動物。傘は半球形で直径約20センチ、寒天質中に共生する藻類のため褐色をし...
タコグラフ
自動車の速度変化・走行距離・運行時間などを連続して自動的に記録する装置。かつては円形の記録紙に記録するアナログ式の...
タコス
メキシコ料理の一。炒(いた)めたひき肉、チーズ・レタスなどを、トウモロコシ粉を薄焼きにしたトルティーヤに挟み、サル...
たこ‐ずきん【蛸頭巾】
頂を丸く縫いあげた頭巾。主に紫の布帛(ふはく)を用いた。
たこ‐つぼ【蛸壺】
1 海底に沈め、蛸が入るのを待って引き上げる素焼きの壺。《季 夏》 2 戦場で、兵士一人が隠れるために掘った穴。 ...
たこつぼ‐しんきんしょう【蛸壺心筋症】
《Takotsubo cardiomyopathy》過度のストレスを受けた後などに発症する一過性の心筋障害。左心室...
たこ‐つり【蛸釣(り)】
1 蛸を釣ること。 2 格子窓などから、先端にかぎをつけた竿を使って室内の物を盗み出すこと。