たたき‐つち【叩き土】
花崗岩(かこうがん)などが風化してできた土。漆喰(しっくい)土。
たたき‐つぶ・す【叩き潰す】
[動サ五(四)] 1 物をたたいてつぶす。「ゴキブリを—・す」 2 徹底的にやっつける。「野望を—・す」「反対派を...
たたき‐な【叩き菜】
七草がゆに用いる菜。正月6日の晩あるいは7日の朝にまな板にのせてたたく行事がある。
たたき‐なお・す【叩き直す】
[動サ五(四)]たたいて、まっすぐにする。転じて、ねじ曲がった品行や心構えを正すために再度鍛える。「性根を—・す」
たたき‐なっとう【叩き納豆】
納豆を包丁でたたいて細かくしたもの。納豆汁・納豆あえなどに用いる。
たたき‐なます【叩き鱠】
アジ・イワシ・キスなどの身を包丁でたたきつぶし、味噌や酢味噌で和えたもの。漁船の上でつくるので、沖なますともいう。
たたき‐のめ・す【叩きのめす】
[動サ五(四)] 1 激しくなぐりつけて、起き上がれないようにする。「強いパンチで—・す」 2 言葉で激しく攻撃す...
たたき‐ばし【叩き箸】
嫌い箸の一。食事中、お代わりを頼むときなどに、食器を箸でたたくこと。
たたき‐ふ・せる【叩き伏せる】
[動サ下一][文]たたきふ・す[サ下二] 1 なぐって倒す。「一撃のもとに—・せる」 2 徹底的に相手をやっつけて...
たたき‐わけ【叩き別け】
等分に分けること。山分け。「利徳(もうけ)は茶屋と—」〈魯文・安愚楽鍋〉
たたき‐わ・る【叩き割る】
[動ラ五(四)]たたいて割る。たたいて壊す。打ち破る。「花瓶を—・る」
たた・く【叩く/敲く】
[動カ五(四)] 1 ㋐手や道具を用いて打つ。また、続けて、あるいは何度も打つ。「ハエを—・く」「肩を—・く」 ㋑...
たたく・る
[動ラ四]しわくちゃにする。めちゃめちゃにする。「袴の裾、踏み—・って」〈浄・反魂香〉
叩(たた)けば埃(ほこり)が出(で)る
どんなものでも細かく調べれば、欠点や弱点が見つかるものである。
叩(たた)けよさらば開(ひら)かれん
《新約聖書「マタイによる福音書」第7章から》ひたすら神に祈り、救いを求めれば、神は必ずこたえてくださる。転じて、積...
たた‐さ【縦さ】
たての方向。たて。たてさま。「—にもかにも横さも奴(やっこ)とそ」〈万・四一三二〉
たた‐さま【縦様/縦方】
[形動ナリ] 1 たてになっているさま。立てたさま。たて。「琵琶の御琴を—に持たせ給へり」〈枕・九四〉 2 まっす...
タタ‐じょう【タタ城】
《Tatai vár》ハンガリー北西部の町タタにある城。15世紀初頭、ハンガリー王ジグモンド(神聖ローマ皇帝ジギス...
たた◦す【立たす】
[連語]《動詞「た(立)つ」の未然形+尊敬の助動詞「す」》お立ちになる。「皇子(みこ)の尊(みこと)の馬並(な)め...
タタ‐スチール
インドの製鉄会社。同国西海岸、マハラシュトラ州の州都ムンバイに本社を置く。1907年設立。財閥タタグループの主要会...
たたずまい【佇まい】
1 立っているようす。また、そこにあるもののありさま。そのもののかもし出す雰囲気。「家並みの—」「庭園の落ちついた...
たたずま・う【佇まふ】
[動ハ四]《動詞「たたずむ」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」から》じっと立ち止まっている。「われはと思ひたる女房の...
たたずみ【佇み】
身の置きどころ。また、生活。「馬を取られては…—が叶はぬ」〈浄・丹波与作〉
たたずみ‐あり・く【佇み歩く】
[動カ四]あちらこちらで立ち止まりながら歩く。「六波羅辺に—・いて聞きけれども」〈平家・三〉
たたず・む【佇む/彳む】
[動マ五(四)] 1 しばらく立ち止まっている。じっとその場所にいる。「花の下に—・む」 2 そのあたりをうろつく...
たたな‐づく
[枕] 1 幾重にも重なっている意から、「青垣」「青垣山」にかかる。「—青垣山籠れる大和しうるはし」〈記・中・歌謡...
たた‐なめて【楯並めて】
[枕]楯(たて)を並べて弓を射る意から、「射(い)」の音を含む地名「伊那佐(いなさ)」「泉(いずみ)」にかかる。「...
たたなわ・る【畳なわる】
[動ラ五(四)]幾重にも重なる。また、重なり合って連なる。「お召の羽織の裾が…座布団の上に—・って」〈鴎外・青年〉...
たたわ・し【湛はし】
[形シク] 1 物事が完全無欠で満ち足りている。「望月(もちづき)の—・しけむと我(あ)が思ふ皇子(みこ)の命(み...
タタバーニャ
ハンガリー北西部の都市。ブダペストの西約50キロメートル、ゲレチェ山脈の南西麓に位置する。かつて炭鉱で栄え、第二次...
たたふし‐の‐まい【楯節舞】
⇒吉志舞(きしまい)
多多(たた)益益(ますます)弁(べん)ず
1 多ければ多いほどうまく処理する。手腕・才能にすぐれ、余裕のあるさまにいう。 2 多ければ多いほどよい。
たたまり【畳まり】
積もりに積もること。「宿賃(やちん)の—の算用をなされぬ」〈浮・色三味線・二〉
たたま・る【畳まる】
[動ラ五(四)] 1 たたんだ状態になる。「—・ったふとんを片付ける」 2 積み重なる。「いろいろごたごた—・り」...
たたみ【畳】
1 和室の床に敷くもの。わらを重ねて麻糸で締めた床(とこ)に、藺草(いぐさ)で編んだ表をつけ、ふつう、両縁に布でへ...
たたみ‐あ・げる【畳み上げる】
[動ガ下一][文]たたみあ・ぐ[ガ下二] 1 すべてをたたんでしまう。たたみ終える。「全員の布団を—・げる」 2 ...
たたみ‐いす【畳み椅子】
たたんで持ち運びができるように作った椅子。
たたみ‐いと【畳糸】
畳表や縁(へり)などを縫うのに用いる、青麻で作った太い糸。
たたみ‐いわし【畳鰯】
カタクチイワシの稚魚を板海苔状に平らに干し固めた食品。軽く火であぶって食する。
たたみ‐おび【畳み帯】
帯芯を入れないで、1枚の布を折りたたんだだけの略式の帯。
たたみ‐おもて【畳表】
藺草(いぐさ)の茎などと麻糸とで織ったござ。畳の表につける。産地により備後(びんご)表・琉球表などがある。
たたみ‐か・ける【畳み掛ける】
[動カ下一][文]たたみか・く[カ下二] 1 相手に余裕を与えないように、立て続けに行う。「—・けて質問する」 2...
たたみ‐がえ【畳替え】
[名](スル)畳表を取り替えて新しくすること。《季 冬》「青桐は柱のごとし—/青畝」
たたみ‐がみ【畳み紙】
⇒たとうがみ(畳紙)
たたみこみ‐ニューラルネットワーク【畳み込みニューラルネットワーク】
ディープラーニングなどの機械学習で、情報量の圧縮や要約の手続きを繰り返し行うもの。画像認識をはじめ、ディープラーニ...
たたみ‐こ・む【畳み込む】
[動マ五(四)] 1 折りたたんで中に入れる。「新聞にちらしを—・む」「テーブルの脚を内側に—・む」 2 心の中に...
たたみ‐こも【畳薦】
[名]畳にする薦。「—隔て編む数かよはさば道の芝草生ひざらましを」〈万・二七七七〉 [枕]薦を幾重にも重ねるところ...
たたみ‐さし【畳刺(し)】
畳をさして作ること。また、その職人。
たたみ‐ざわり【畳触り】
1 畳に触れた感じ。畳の感触。 2 畳への触れ方。立ち居振る舞いのこと。「座配万事がしっとりとしてざわつかず、—の...
たたみ‐ざん【畳算】
占いの一種。簪(かんざし)やキセルを畳の上に投げ、その向き、または落ちた所から畳の端までの編み目の数をかぞえ、その...