たたみ‐しょく【畳職】
畳を作る職人。
たたみ‐じき【畳敷(き)】
床に畳が敷いてあること。また、その場所。
たたみ‐じゃく【畳み尺】
折り畳むことができるものさし。折り尺。畳み物差し。
たたみ‐じわ【畳み皺】
衣服や紙などをたたんでおくことによってできるしわ。
たたみ‐すいれん【畳水練】
《畳の上で行う水泳の訓練の意》理屈ばかりで実地の訓練が欠けているため、実際には役に立たないこと。畳の上の水練。畑水練。
タタミゼ
生活に畳(たたみ)を取り入れるなど、日本風の室内装飾や様式を取り入れること。
たたみ‐つき【畳付き】
1 表面に畳表をつけたもの。下駄・草履などにいう。 2 陶磁器、特に茶碗・茶入れなどの底の、畳にじかに触れる部分。
たたみ‐とこ【畳床】
畳の芯となる部分。わらを重ねて麻糸で締めたもの。
たたみ‐どこ【畳床】
畳(床畳)を敷いた床の間。
たたみ‐な・す【畳みなす】
[動サ四]幾重にも重ねる。「すくよかならぬ山の気色、木深く世離れて—・し」〈源・帚木〉
畳(たたみ)の上(うえ)で死(し)・ぬ
事故死や変死ではなく、あたりまえの死に方をする。
畳(たたみ)の上(うえ)の水練(すいれん)
「畳水練」に同じ。
畳(たたみ)の塵(ちり)を毟(むし)・る
恥ずかしがって顔を上げないようすや、手持ちぶさたで退屈しているようすにいう。畳の縁(へり)を毟る。
たたみ‐ばしご【畳み梯子】
携帯などに便利なように、折りたためるように作った梯子。
たたみ‐ばり【畳針】
畳の床(とこ)に畳表や縁(へり)を縫いつけるのに用いる太い針。
たたみ‐ぶね【畳み船】
近世、折りたたんで陸上を持ち運び、必要なときに組み立てて使った軍用船。
たたみ‐べり【畳縁】
畳のふち。また、そこにつける布。
たたみ‐ぼうちょう【畳包丁】
畳を作るときに使う包丁。畳床や畳表を裁断する刃物。
たたみ‐め【畳(み)目】
1 紙・布などをたたんだときにできる折り目。「—のしわをのばす」 2 畳表の編み目。畳の目。
たたみ‐ものさし【畳み物差(し)/畳み尺】
携帯に便利なように、折りたためるように作ったものさし。
たたみ‐やたい【畳み屋台】
折りたたんで運搬できるようにつくった小型の屋台。
たた・む【畳む】
[動マ五(四)] 1 広げてある物を折り返して重ねる。折って小さくまとめる。「布団を—・む」「ハンカチを—・む」 ...
立(た)たむ月(つき)
次の月。来月。「—ばかりになんまかり帰るべきと言ひて」〈後撰・恋三・詞書〉
タタ‐モーターズ
インドの自動車会社。同国西海岸、マハラシュトラ州の州都ムンバイに本社を置く。1945年設立。財閥タタグループの主要...
たたら【踏鞴/蹈鞴】
1 足で踏んで空気を送る大形のふいご。鋳物師が用いる。 2 (「鑪」とも書く)1の装置をした砂鉄精錬炉。
たたら‐はま【多多良浜】
福岡市東区、博多湾に面する海岸。元寇(げんこう)の古戦場。また、延元元=建武3年(1336)足利尊氏(あしかがたか...
たたら‐ぶき【踏鞴吹き】
砂鉄と良質の木炭をまぜて粘土製の方形炉に入れ、たたらで送風して鉄をつくる方法。日本古来の製鉄法。
たたら‐ぼし【たたら星】
二十八宿の一、婁宿(ろうしゅく)の和名。→婁(ろう)
たたら‐まつり【踏鞴祭(り)】
⇒鞴(ふいご)祭り
踏鞴(たたら)を踏(ふ)・む
1 たたらを踏んで空気を送る。 2 勢いよく向かっていった的が外れて、から足を踏む。
たたり【祟り】
1 神仏や怨霊(おんりょう)などによって災厄をこうむること。罰(ばち)・科(とが)・障りと同義的に用いられることも...
たたり【絡垜】
糸のもつれを防ぐ道具。方形の台に柱を立てて綛糸(かせいと)をかけるもの。「娘子(をとめ)らが績麻(うみを)の—打ち...
たたり‐め【祟り目】
たたりにあうとき。災難をこうむるとき。「弱り目に—」
たた・る【祟る】
[動ラ五(四)] 1 神仏や怨霊(おんりょう)などが災いをする。「物の怪(け)に—・られる」 2 何かが原因となっ...
た‐たん【他端】
他のはし。もう一方のはし。
た‐たん【多端】
[名・形動] 1 複雑で多方面にわたっていること。また、そのさま。「多岐—」 2 事件や仕事が多くて忙しいこと。ま...
たたん‐がみ【畳ん紙】
「畳紙(たとうがみ)」に同じ。「旅の調度など取らする物から—に書きてとらする」〈後撰・離別・詞書〉
タタール
1 モンゴル系の一部族の名称。のち、モンゴル族の総称。韃靼(だったん)。→モンゴル 2 ロシア連邦内に居住するト...
タタール‐かいきょう【タタール海峡】
「間宮海峡」に同じ。韃靼(だったん)海峡。
タタールスタン
ロシア連邦に属する共和国の一。ボルガ川の中流とその支流カマ川下流域にあり、首都はカザン。石油・化学工業が盛ん。基幹...