たつ【達】
[音]タツ(漢) ダチ(呉) [訓]たち [学習漢字]4年 〈タツ〉 1 障りなく通じる。道がとおる。「闊達(かっ...
たつ【撻】
[音]タツ(漢) うちのめす。むちうって励ます。「鞭撻(べんたつ)」
たつ【立】
和船で、船体や上部構造に用いる柱状の部材の総称。垣立(かきたつ)・車立(しゃたつ)・大立(おおたつ)など。立つ木。
たつ【辰】
1 十二支の一つで、その5番目。 2 方角の名。東から南へ30度の方角。東南東。 3 昔の時刻の名。今の午前8時ご...
たつ【竜】
「りゅう(竜)」に同じ。
たつ【闥】
1 宮中の小門。転じて、宮中。 2 門。とびら。「—は堅く閉められ」〈露伴・暴風裏花〉
た・つ【立つ】
[動タ五(四)] 1 ある場所にまっすぐ縦になっている。 ㋐足を伸ばしてからだを縦に支える。「通路に—・つ」 ㋑草...
た・つ【建つ】
[動タ五(四)]《「立つ」と同語源》建物などがつくられる。「新居が—・つ」「石碑が—・つ」 [動タ下二]「た(建)...
た・つ【発つ】
[動タ五(四)]《「立つ」と同語源》出発する。出立する。「九時の列車で—・つ」
た・つ【経つ】
[動タ五(四)]《「立つ」と同語源》 1 時が過ぎる。「日が—・つ」「いつまで—・っても帰ってこない」 2 ろうそ...
た・つ【絶つ/断つ】
[動タ五(四)] 1 (断つ)つながっているものを切り離す。切断する。「鎖を—・つ」「糸を—・つ」 2 ㋐(絶つ・...
た・つ【裁つ/截つ】
[動タ五(四)]《「絶つ」と同語源》紙や布などを、ある寸法に切る。特に、衣服に仕立てるために型に合わせて布地を切る...
た・つ【献つ】
[動タ下二]たてまつる。献上する。「神まつる月をあすとや山人のみむろのさかき今日—・ててけり」〈夫木・一六〉
たつ‐い【達意】
自分の考えが十分に相手に理解されるように表現すること。「—の文章」
た‐つか【手束】
手に握ること。握り持つこと。「中央に—ばかりなる木一株有るのみ」〈出雲国風土記〉
たつか‐づえ【手束杖】
手に握り持つ杖。「—腰にたがねて」〈万・八〇四〉
たつか‐ゆみ【手束弓】
手に握り持つ弓。たつかの弓。「—手に取り持ちて朝狩(あさがり)に君は立たしぬ棚倉(たなくら)の野に」〈万・四二五七〉
たつ‐がしら【竜頭】
1 竜の頭の形をしたもの。兜(かぶと)の前立物、または葬礼の旗頭につけて飾りとする。りゅうず。 2 「竜(たつ)の...
たつがしら‐の‐かぶと【竜頭の兜】
鉢の真向(まっこう)から天辺(てっぺん)にかけて竜の姿を作りつけた兜。
たつ‐がん【達眼】
物事の深奥を見通す鋭い眼力。達見。「—の士」
た‐つき【方便】
⇒たずき(方便)
たつぎ【鐇】
《「たつき」とも》木を伐採するのに用いる刃はばの広い大きな手斧(おの)。「斧—を二三度ばかりうち立つるほどに」〈今...
たつくし【竜串】
高知県土佐清水市、千尋(ちひろ)岬基部にある海岸。奇岩の景勝地。サンゴがみられる海域公園がある。
た‐づくり【田作り】
《「たつくり」とも》 1 田を耕すこと。また、その人。 2 ごまめ。昔、田の肥料にしたことからの名という。正月の祝...
たつ‐さき【立崎】
「崎」の俗字である「﨑」のこと。「崎」と区別するときの呼び方。たつざき。
たつ‐じん【達人】
1 技芸・学問の奥義に達している人。達者。「剣道の—」 2 深く物事の道理に通じた人。「人生の—」
達人(たつじん)は大観(たいかん)す
広く道理に通じた人は、物事の全体を見極めるので、判断を誤ることがない。
たつ‐せ【立つ瀬】
立場。世間に対する面目。「君に断られては私の—がない」
たつた【竜田】
奈良県生駒郡斑鳩(いかるが)町の地名。三郷(さんごう)町の竜田大社から勧請(かんじょう)したといわれる竜田神社があ...
たつた‐あげ【竜田揚(げ)】
魚肉・鶏肉などに醤油とみりんで下味をつけ、かたくり粉をまぶして油で揚げたもの。揚げた色から紅葉の名所の竜田川にちな...
たつた‐がわ【竜田川/立田川】
奈良県北西部、生駒山地の東側を南流して大和川に注ぐ川。古くからの紅葉の名所。上流を生駒川という。[歌枕]「—もみぢ...
たつた‐たいしゃ【竜田大社】
奈良県生駒郡三郷(さんごう)町にある神社。旧官幣大社。祭神は天御柱命(あめのみはしらのみこと)・国御柱命(くにのみ...
たつた‐ひこ【竜田彦/竜田比古】
延喜式にみえる竜田比古竜田比女神社の祭神の一。風をつかさどる神。「我が行きは七日は過ぎじ—ゆめこの花を風にな散らし...
たつた‐ひめ【竜田姫/竜田比女/立田姫】
1 延喜式にみえる竜田比古竜田比女神社の祭神の一。 2 奈良の都の西方にある竜田山にいるという、秋をつかさどる女神...
たつた‐やま【竜田山/立田山】
奈良県北西部、三郷(さんごう)町と大阪府柏原市との間の山地の古名。大和から河内へ行く「竜田越え」の山。
たつつ‐まい【殊儛】
上代の舞の一。侏儒(しゅじゅ)の姿を模し、立ったり座ったりして舞うものという。
立(た)つ鳥(とり)跡(あと)を濁(にご)さず
立ち去る者は、あとが見苦しくないようにすべきであるということ。退きぎわのいさぎよいことのたとえ。飛ぶ鳥跡を濁さず。
たつ‐どう【達道】
《「たっとう」とも》古今東西を通じて一般に行われるべき道徳。君臣・父子・夫婦・兄弟・朋友の五つの道。達徳。
たつ‐どし【辰年】
暦法で、十二支の5番目、辰に当たる年。また、その年に生まれた人。
たつ‐なみ【立つ波/立つ浪】
逆巻く波頭(なみがしら)を図案化した模様。近世、染織などに用いられた。
たつなみ‐かずよし【立浪和義】
[1969〜 ]プロ野球選手。大阪の生まれ。昭和63年(1988)中日ドラゴンズに入団。1年目からレギュラーとなり...
たつなみ‐がい【立浪貝】
アメフラシ科の巻き貝。潮間帯の岩礁にすむ。体長約20センチで緑褐色、体表に多くの小突起があり、触ると紫色の液を出す...
たつなみ‐そう【立浪草】
シソ科の多年草。野原や丘陵に生え、高さ20〜40センチ。茎に白い毛がある。夏、多数の紫色や白色の唇形花を穂状につけ...
たつなみ‐の【立つ波の】
[枕] 1 波が次々に寄せくる意から、「しくしく」に、また「寄る」と同音の「夜」にかかる。「君は来ず我(われ)は故...
たつの
兵庫県南西部の市。もと脇坂氏の城下町で、古い町並みが残る。薄口醤油・揖保(いぼ)そうめんの産地。平成17年(200...
たつの【辰野】
長野県上伊那郡の地名。伊那盆地の北端にあり、JRの中央本線と飯田線とが分岐する。
たつの【辰野】
姓氏の一。 [補説]「辰野」姓の人物辰野金吾(たつのきんご)辰野隆(たつのゆたか)
たつの【龍野】
兵庫県南西部にあった市。平成17年(2005)10月、新宮町・揖保川(いぼがわ)町・御津(みつ)町と合併、たつの市...
たつ‐の‐いち【辰の市】
古代、大和国添上郡(現在の奈良市内)に、辰の日ごとに定期的に立った市。「無き名のみ—とはさわげどもいさまだ人をうる...
たつ‐の‐おとしご【竜の落(と)し子】
ヨウジウオ科の海水魚。内湾の藻場に多く、全長約10センチ、褐色。体は骨板に覆われ、頭部は馬に似て、腹びれ・尾びれを...