たて‐かん【立(て)看】
「立て看板」の略。特に学生語で、ベニヤ板に意見・主張などを記して校舎内外に立てかけたもののこと。
たて‐かんばん【立(て)看板】
壁・塀・電柱などに立てかけておく看板。たてかん。
たて‐がい【立(て)会】
遊芸などの、おさらいの会。また、浄瑠璃の同一外題を何人かで分担したりして、全曲を通して演じる会。
たて‐がき【縦書(き)】
文字などを縦に並べて書くこと。⇔横書き。
たて‐がさ【立(て)傘】
1 江戸時代に用いられた長柄の大きな傘。ビロードやラシャなどで作った袋に入れ、大名行列などの際に供の者に持たせた。...
たて‐がすり【経絣】
縦糸だけで絣模様を織り出した織物。矢絣など。
たて‐がたき【立敵】
歌舞伎の役柄の一。同一狂言の敵役の中で、最も重い敵役。実悪(じつあく)の場合が多い。
たてがた‐せんたくき【縦型洗濯機】
洗濯槽の回転軸が垂直の洗濯機。ドラム式洗濯機に対していう語。
たてがた‐ピアノ【縦型ピアノ/竪型ピアノ】
⇒アップライトピアノ
たて‐がまち【竪框/縦框】
戸・障子など建具の左右両側に取り付けてある縦の枠。
たて‐がみ【鬣】
馬や雄のライオンなどのくびの背側に生えている長い毛。たちがみ。
たて‐がみ【立(て)紙/竪紙】
料紙を横長のまますき目のとおり縦に用いること。また、そのように記した文書や書状。→折り紙 →切り紙
たて‐がみ【立(て)髪】
月代(さかやき)をそらずに長く伸ばした髪形。元禄(1688〜1704)ごろ、伊達男たちに好まれた。
たてがみ‐おおかみ【鬣狼】
イヌ科の哺乳類。体に比べて四肢が長く、体高約80センチ。体は赤褐色で足が黒く、頭から肩にかけて黒いたてがみがある。...
たて‐がわら【竪瓦】
壁の腰などに貼りつける平たい瓦。
たて‐きょうげん【立(て)狂言/建(て)狂言】
人形浄瑠璃で、1日の興行の主となる演目。
たてきり‐あみ【建(て)切り網】
大きな帯状の網を建てて仕切り、漁群を閉じ込めて捕る漁法。
たて‐き・る【立(て)切る/閉て切る】
[動ラ五(四)] 1 間に物を立てて仕切りをする。しきる。「ふすまで大広間を—・る」 2 戸・障子などをすっかり閉...
たて‐ぎょうじ【立行司】
大相撲で、最高位の行司。腰に短刀を帯びて土俵に上がる。現在は木村庄之助と式守伊之助。
たて‐ぎょく【建(て)玉】
株式の信用取引や商品の先物取引で、売買約定をしたまままだ未決済のもの。買ったままで未決済の状態を買建玉、売ったまま...
たて‐く【立(て)句/竪句】
俳諧の連句で、第1句。単独に作られる発句(ほっく)と区別していう。
たて‐くび【項】
くびの後ろの部分。えりくび。うなじ。「童の—を取りて」〈宇治拾遺・一〉
たて‐ぐ【建具】
戸・障子・襖(ふすま)など、建物と外部、また建物の内部を仕切るためにもうけた開閉できるもの。
たてぐ‐かなもの【建具金物】
建具に取り付けて用いる金具。ちょうつがい・引き手・錠など。
たて‐ぐし【縦串】
サンマ、アユなどを焼くのに頭から尾へと串を刺すこと。また、その串。→横串1
たて‐ぐみ【縦組(み)】
印刷で、各行が縦読みになるように活字を並べる組み方。
たてけずり‐ばん【立(て)削り盤】
主として溝削り加工に使用される、刃物が上下運動する工作機械。スロッター。スロッティングマシン。
たて‐こう【立(て)坑/縦坑/竪坑】
垂直に掘り下げた坑道。運搬路や通気に用いる。
たてこう‐ほうしき【立(て)坑方式】
立て坑を中心にして行われる採炭・採鉱の方式。
たて‐こ・む【立(て)込む】
[動マ五(四)] 1 1か所に多くの人が集まって混雑する。込み合う。「売り場に客が—・む」 2 仕事や用件が一時に...
たて‐こ・む【建(て)込む】
[動マ五(四)]家などがすきまなく立ち並ぶ。「民家の—・む旧市街」
たて‐こ・める【立(て)込める/立て籠める/閉て込める】
[動マ下一][文]たてこ・む[マ下二] 1 中にいっぱいに満ちる。たちこめる。「線香のかおりが—・める」 2 戸・...
たて‐こも・る【立(て)籠もる/盾籠もる】
[動ラ五(四)]《「たてごもる」とも》 1 戸などをしめきって中にこもる。「書斎に—・って執筆する」 2 城や要塞...
たて‐ご【竪子】
格子や障子の縦方向の組子(くみこ)。
たて‐ごと【竪琴】
ハープ・リラなど、縦に張った弦を弾奏する楽器。
たて‐さくしゃ【立作者】
歌舞伎の座付き狂言作者の中で筆頭の者。
たて‐ざま【縦様/縦方】
《古くは「たてさま」》たての方向。たて。「三味線を邪険に取って、衝(つ)と—に引立てる」〈鏡花・歌行灯〉
たて‐さる【竪猿】
雨戸などに取り付ける猿(さる)で、上下に動かして戸締まりをするもの。
たて‐ざ【楯座】
南天の小星座。鷲(わし)座の南西、天の川の中にあり、8月下旬の午後8時ごろ南中する。学名(ラテン)Scutum
たて‐ざ【竪座】
いろりばたの、客の座る席。敷物が奥の方に向かって縦に敷かれるための名称。寄座(よりざ)。客座。→横座
たて‐ざし【立(て)刺(し)】
足袋(たび)底に使う、白木綿の厚地織物。
たて‐ざひょう【縦座標】
直交座標において、平面上の任意の点Pからx軸と平行な線を引き、y軸との交点をMとした場合の、原点OからMまでの長さ...
たて‐ざみせん【立三味線】
⇒たてじゃみせん
たて‐ざん【竪桟/縦桟】
戸の縦がまちに平行についている桟。
たて‐し【立師/殺陣師】
立ち回りの型を考案し、出演俳優に教える専門家。
たて‐しお【立(て)塩】
1 魚介類を洗ったり、材料に塩味を含ませたりするときに用いる食塩水。 2 魚介・野菜などを食塩水に漬け込む塩蔵法。
たてしだんぺい【殺陣師段平】
長谷川幸延の戯曲。実在の殺陣師、市川段平をモデルとする。昭和25年(1950)、マキノ正博(マキノ雅弘)監督、黒沢...
たてしな‐おんせん【蓼科温泉】
長野県茅野市、蓼科山の南麓にある温泉。泉質は単純温泉・炭酸水素塩泉・酸性泉など。近くの滝ノ湯・親湯(しんゆ)などと...
たてしな‐こ【蓼科湖】
長野県中東部、蓼科高原にある灌漑(かんがい)用の人造湖。昭和26年(1951)、蓼科山南麓につくられた。湖面標高1...
たてしな‐こうげん【蓼科高原】
長野県中東部、蓼科山麓の高原。白樺湖・女神湖・蓼科湖や蓼科温泉郷などがある観光地。