たぬき【狸/貍】
1 イヌ科の哺乳類。頭胴長50〜68センチ。体はずんぐりしていて、尾が太く、脚が短く、耳は丸くて小さい。毛は厚く、...
た‐ぬき【手貫/韝】
布などで作り、手や腕を覆って保護するもの。籠手(こて)。うでぬき。
たぬき‐あやめ【狸菖蒲】
タヌキアヤメ科の多年草。九州南部、沖縄の水湿地に自生し、高さ0.5〜1メートル。葉はアヤメに似て線形で基部は茎を包...
たぬき‐うどん【狸饂飩】
刻みねぎと揚げ玉をのせたかけうどん。→たぬきそば[補説]
たぬき‐おやじ【狸親父】
年老いてずるがしこい男をののしっていう語。たぬきじじい。
たぬき‐がお【狸顔】
人をばかにしたような、そらとぼけた顔。
たぬき‐こうじ【狸小路】
北海道札幌市中央区の繁華街。中心となる狸小路商店街は全蓋アーケードで覆われ、飲食店などが立ち並んでいる。
たぬき‐じじい【狸爺】
「狸親父(おやじ)」に同じ。
たぬき‐じる【狸汁】
1 狸の肉を野菜とともに味噌で煮た汁。《季 冬》「—座中の一人ふと消えぬ/紅緑」 2 蒟蒻(こんにゃく)を肉の代用...
たぬき‐そば【狸蕎麦】
刻みねぎと揚げ玉をのせたかけそば。 [補説]地域によっては、油揚げをのせたものや、あんかけにしたものなどを指していう。
たぬき‐どん【狸丼】
熱い飯の上に天かすをのせ、天つゆをかけたもの。東京の早稲田大学近くの弁当屋が元祖という説がある。
たぬき‐ねいり【狸寝入り】
[名](スル)眠っているふりをすること。空寝(そらね)。「—して聞き耳を立てる」
狸(たぬき)の睾丸(きんたま)八畳敷(はちじょうじ)き
狸の陰嚢(いんのう)の非常に大きいことをいう言葉。大きく広がった物のたとえ。
たぬき‐の‐はらつづみ【狸の腹鼓】
月夜に狸が腹をたたいて楽しむという言い伝え。 [補説]狂言の曲名別項。→狸腹鼓
たぬきのはらつづみ【狸腹鼓】
狂言。大蔵・和泉(いずみ)流。雌狸が尼に化けて猟師に殺生を戒めるが、見破られて命ごいに腹鼓を打ち、すきを見て逃げる。
たぬき‐ばばあ【狸婆】
年老いてずるがしこくなった女をののしっていう語。
たぬき‐ばやし【狸囃子】
夜中に、どこからともなく聞こえてくる祭り囃子。俗に、狸が打つ腹鼓(はらつづみ)という。
たぬき‐ぶえ【狸笛】
風琴(ふうきん)の上部に狸の形をしたものをつけ、それを押して鳴らす玩具。
たぬき‐まめ【狸豆】
マメ科の一年草。原野に生え、高さ20〜60センチ。茎や葉の裏に褐色の細毛が密に生える。夏から秋に紫色の花を密につけ...
たぬき‐も【狸藻】
タヌキモ科の多年生の食虫植物。池や水田に浮かび、葉は細かく羽状に分かれ、捕虫袋をもつ。夏、10〜25センチの花茎を...
たぬき‐らん【狸蘭】
カヤツリグサ科の多年草。亜高山帯の湿地に自生し、高さ約60センチ。葉は広い線形。夏、楕円形で紫褐色の大きい穂を垂れ...
たぬま【田沼】
姓氏の一。 [補説]「田沼」姓の人物田沼意次(たぬまおきつぐ)
たぬま‐おきつぐ【田沼意次】
[1719〜1788]江戸中期の幕臣。遠江(とおとうみ)相良(さがら)城主。第10代将軍徳川家治の側用人から老中と...
たぬま‐じだい【田沼時代】
江戸中期、田沼意次が側用人・老中として幕政の実権を握っていた明和4年(1767)から天明6年(1786)の時期をい...
タヌム‐の‐いわえ【タヌムの岩絵】
《Tanum》スウェーデン南西部、オスロ湾に面する町タヌムにある岩絵。青銅器時代のものといわれ、花崗岩(かこうがん...
タヌリ
韓国の月探査機。同国初の宇宙探査機として開発。2022年8月に米国スペースX社のファルコン9で打ち上げられた。月の...