だい‐ほんえい【大本営】
明治以降、戦時または事変の際に、天皇に直属して陸海軍を統帥した最高機関。明治26年(1893)に定められ、のち常設...
だいほんえい‐はっぴょう【大本営発表】
1 太平洋戦争中、大本営が国民に向けて発表した、戦況に関する情報。末期には、戦況が悪化しているのにもかかわらず、優...
だい‐ほんがん【大本願】
仏語。仏・菩薩(ぼさつ)の、衆生(しゅじょう)を済度しようという大きな願い。 天台宗の大勧進とともに、長野の善光寺...
だい‐ほんざん【大本山】
総本山の下にあって、その宗派に属する末寺を統轄する寺。
だいぼう‐あみ【大謀網】
定置網の一。岸近くから沖にかけて張る垣網と、魚の入る網口をあけた楕円形の身網とからなり、沿岸を回遊するブリ・マグロ...
だいぼうふううじだい【大暴風雨時代】
前田河広一郎の長編小説。大正13年(1924)刊行。
だい‐ぼさつ【大菩薩】
1 菩薩の尊称。 2 修行が進んで不退の位に上った菩薩。退転の菩薩を小菩薩というのに対していう。 3 「八幡(はち...
だいぼさつ‐だけ【大菩薩岳】
⇒大菩薩嶺(れい)
だいぼさつ‐とうげ【大菩薩峠】
山梨県北東部にある峠。多摩川上流と甲府盆地とを結ぶ、青梅(おうめ)街道の要所。 中里介山の長編小説。大正2年(19...
だいぼさつ‐れい【大菩薩嶺】
山梨県北東部にある山。標高2057メートル。大菩薩峠の北約2キロメートルに位置する。山頂南面は草原が広がり、眺望も...
だいぼだい‐じ【大菩提寺】
インド北東部、ビハール州の仏教の聖地ブッダガヤにある寺院。紀元前3世紀頃にアショカ王が建立した寺院を起源とし、5、...
たい‐ぼん【大犯】
《「だいぼん」とも》大きな罪。重大な罪。大罪。「この重衡卿—の悪人たるうへ」〈平家・一一〉
だい‐ぼんげ【大凡下】
身分の低い者。「みずから—の一人として」〈芥川・或旧友へ送る手記〉
だい‐ぼんてん【大梵天】
色界四禅天(しぜんてん)の中の初禅天にある天。また特に、初禅天の第三。梵衆天・梵輔天を従える天。また、その主。仏法...
ダイポール
⇒双極子(そうきょくし)
ダイポール‐アンテナ
使用電波の波長の2分の1より短い直線状の導体を、左右対称に配したアンテナ。ある特定の方向およびその反対方向に指向性...
ダイポール‐げんしょう【ダイポール現象】
⇒ダイポールモード現象
ダイポールモード‐げんしょう【ダイポールモード現象】
《dipoleは、二極・双極の意》夏、インド洋熱帯域の東部(インドネシア側)の海水面温度が低くなり、西部(アフリカ...
ダイポール‐モーメント
⇒双極子モーメント
ダイ‐マ
「ダイレクトマーケティング」の略。
だい‐まいり【代参り】
1 本人の代わりに社寺に参詣すること。また、その人。だいさん。 2 「代待ち」に同じ。「愛宕様への—」〈浮・諸艶大...
だい‐マゼランうん【大マゼラン雲】
南天の旗魚(かじき)座にある棒渦巻き銀河。地球からの距離16万光年。大マゼラン星雲。→マゼラン雲
だい‐マゼランせいうん【大マゼラン星雲】
⇒大マゼラン雲
だい‐まち【代待ち】
日待ち・月待ち・庚申(こうしん)待ちなどに、他人に代わって社寺に参詣すること。また、その人。笠に筆、腰に矢立をさし...
だい‐まなこ【大眼】
額(ひたい)に目が一つだけある化け物。関東・東北では、2月8日・12月8日の夜に来るといってこの日のこと(事八日(...
だい‐マニラ【大マニラ】
フィリピンの首都マニラと、その周辺市町で形成される地域。1948年から1976年まで首都だったケソンシティも含まれ...
だい‐まんだら【大曼荼羅】
1 四種曼荼羅の一。大日経具縁品に説かれる内容に基づき諸尊の姿を図に描いたもの。 2 日蓮宗で本尊とする曼荼羅。妙...
ダイマー
⇒二量体
だいミサきょく【大ミサ曲】
モーツァルトのミサ曲ハ短調の通称。1782年から1783年にかけて作曲されたが未完。妻コンスタンツェとの結婚を父に...
だい‐みゃく【代脈】
[名](スル)「代診」に同じ。
だい‐みょう【大名】
1 平安末・鎌倉時代、多くの名田(みょうでん)を所有した者。大名主(だいみょうしゅ)。 2 鎌倉時代、大きな所領を...
だいみょう‐あずけ【大名預け】
江戸時代、幕府が罪人を大名に預けて拘禁したこと。
だいみょう‐おろし【大名下ろし】
小魚や身の割れやすい魚などを、中骨に身が多く残るようにして三枚に下ろすこと。ぜいたくな下ろし方であることからの名。
だいみょう‐かぞく【大名華族】
江戸時代に大名で、明治維新後に華族となった者。
だいみょう‐がい【大名買い】
商人の勧めるままに、鷹揚(おうよう)に品物を買い取ること。
だいみょう‐がし【大名貸し】
江戸時代、両替商などの町人が大名を相手に金を貸し付けたこと。また、それを業とした人。
だいみょう‐ぎ【大名気】
こせこせしない鷹揚(おうよう)な気質。「高うて買はぬといふことなし。…ここを以て—とはいへり」〈浮・胸算用・五〉
だいみょう‐ぎょうれつ【大名行列】
1 江戸時代、大名が参勤交代などの公式の外出に際し、格式に応じた規定の人数・装備などをととのえて行った行列。 2 ...
だいみょう‐けんどん【大名倹飩】
漆絵のあるりっぱな器に盛ったそば、またはうどん。「—よしにして、やっぱり食べつけたぶっかけの渡し守がよござりまする...
だいみょう‐げい【大名芸】
実際には役に立たない芸。殿様芸。
だいみょう‐じま【大名縞/大明縞】
細かい縦縞。また、その織物。ふつう、縞糸1本に対して地糸3〜4本。大名筋。
だい‐みょうじん【大明神】
1 神号の一。神名の下につけ、明神をさらに尊んでいう称。「稲荷(いなり)—」 2 人名・事物名などの下につけ、それ...
だいみょう‐せせり【大名挵蝶】
セセリチョウ科のチョウ。翅(はね)は黒褐色で、前翅に大小の白紋がある。林縁に多くみられ、花に集まる。幼虫の食草はヤ...
だいみょう‐そう【題名僧】
経供養のときなどに経文の題目を読み上げる僧。題目僧。
だいみょう‐ちく【大名竹/大明竹】
1 カンザンチクの別名。 2 ナリヒラダケの別名。
だいみょう‐にち【大明日】
暦注の一。万事に大吉であるとする日。大明。
だいみょう‐ひけし【大名火消し】
江戸時代、幕府から火消し役を命じられた大名所管の消防団。江戸城や寛永寺・増上寺など市内の要所の防火に当たり、衣装の...
だいみょう‐びきゃく【大名飛脚】
江戸時代、大名が国元と江戸藩邸との通信のために設置した飛脚。
だいみょう‐ぶしん【大名普請】
費用を惜しまないで、ぜいたくなつくりの家を建てること。
だいみょう‐やしき【大名屋敷】
江戸時代、将軍から与えられた諸大名の江戸藩邸のこと。明暦の大火後は非常の際の備えとして中屋敷・下屋敷が与えられた。