だて【伊達】
[名・形動] 1 意気や侠気(きょうき)をひけらかすこと。また、そのさま。「—な若い衆」「男—」 2 人目を引くは...
だて【伊達】
北海道南西部、内浦湾に面する市。もと中心部は紋鼈(もんべつ)といった。明治初年に伊達支藩の亘理(わたり)藩の藩主と...
だて【伊達】
姓氏の一。 鎌倉から江戸にかけての御家人、大名。藤原北家の流。朝宗の時、源頼朝の奥州征伐に従った功により、当時の陸...
だて【伊達】
福島県北東部、福島盆地東半を占める市。奥州伊達氏発祥の地。モモなど果樹農業が盛ん。平成18年(2006)1月、伊達...
だて【立て】
[接尾] 1 名詞、動詞の連用形、形容詞の語幹などに付いて、取り立ててそのようなようすをする、実際以上にそれを誇示...
だて【建て】
[接尾]建築物や階数を表す語に付いて、そのような建て方のものであることを表す。「三階—」「一戸—の住宅」
だ‐て
[連語]《断定の助動詞「だ」+終助詞「て」》…だよ。「たって俳諧する者などに生ずる病—」〈滑・浮世風呂・前〉 [補...
だて‐えり【伊達襟】
和服で、長着を2枚重ねに見せるために、襟の下に付ける別襟のこと。付け比翼をさらに略式化したもの。用途により白羽二重...
だて‐おとこ【伊達男】
人目を引く、しゃれた身なりの男。また、侠気(きょうき)のある男。侠客。男だて。
だて‐おんな【伊達女】
格好のよさで人目を引く女。いきな女。
だて‐ぎ【伊達着】
だてな着物。はでな着物。
だてくらべおくにかぶき【伊達競阿国戯場】
歌舞伎狂言。時代物。初世桜田治助・笠縫専助合作。安永7年(1778)江戸中村座初演。伊達騒動に累(かさね)与右衛門...
だて‐ごころ【伊達心】
華美や遊興を好む心。「都は恋の名所とて、おのづからなる—」〈浄・烏帽子折〉
だて‐ごしらえ【伊達拵え】
人目を引くように派手に作ること。また、そのように作られたもの。「—の大小」〈浄・近江源氏〉
だて‐し【伊達師】
はでな衣裳や所作の、だてな役のうまい俳優。
だて‐し【伊達市】
⇒伊達
だて‐し【伊達市】
⇒伊達
だて‐しゃ【伊達者】
人目につく、しゃれた身なりの人。特に、いきでおしゃれな男性。ダンディー。だてもの。
だて‐しゅ【伊達衆/達衆】
《「たてしゅ」「だてしゅう」「だてし」とも》 1 だてを好む人。粋(いき)好みの人。また、そのような連中。「のんこ...
だて‐じめ【伊達締め】
伊達巻きの端を結んで締められるように改良した細帯。着崩れを防ぐため、帯下に締める。
だて‐すがた【伊達姿】
人目につく、いきな姿。
だて‐そうどう【伊達騒動】
江戸初期、仙台藩伊達家に起こったお家騒動。万治3年(1660)藩主伊達綱宗は不行跡のかどで幕府から隠居を命ぜられ、...
だて‐ぞめ【伊達染(め)】
はでな色や模様に染めること。また、そのように染めた着物。「わかわかとしたる人なれば、—の着る物に」〈咄・鹿の巻筆・五〉
だて‐ちひろ【伊達千広】
[1802〜1877]幕末の歌人・国学者。和歌山藩士。陸奥宗光の実父。号は自得。藩の重職として財政改革を推進したが...
伊達(だて)の薄着(うすぎ)
厚着をすると格好が悪くなるので寒くても見えをはって薄着をすること。
だて‐まいり【伊達参り】
本当の信心からではなく、みえで参詣すること。「足をそらそら空吹く風に散らぬ色香の—」〈浄・油地獄〉
だて‐まき【伊達巻(き)】
1 幅10センチくらいの細帯。帯を締める下ごしらえのために長着のお端折(はしょ)りを整えた上に巻き、両端を結ばず挟...
だてまき‐ずし【伊達巻き鮨】
煮たシイタケや田麩(でんぶ)などを芯にした鮨飯を厚焼き玉子で巻いた鮨。
だて‐まさお【伊達正男】
[1911〜1992]野球選手・指導者。大阪の生まれ。早大では捕手兼投手として投打に活躍。卒業後は社会人野球チーム...
だて‐まさむね【伊達政宗】
[1567〜1636]安土桃山時代から江戸初期にかけての武将。出羽の人。畠山・蘆名氏を倒して奥州を制覇。のち、豊臣...
だて‐むねなり【伊達宗城】
[1818〜1892]江戸末期から明治初期の政治家。伊予宇和島藩主として、島津久光・山内豊信(とよしげ)らと公武合...
だて‐めがね【伊達眼鏡】
実際はかける必要がないのに、外見を飾るためにかける眼鏡。
だて‐もの【伊達者】
「だてしゃ」に同じ。
だて‐もよう【伊達模様】
江戸初期から中期にかけて流行した、小袖の大形のはでな模様。刺繍(ししゅう)・絞りなどを応用した。
だて‐もん【伊達紋】
花鳥・山水・文字などを図案化してつくった、はでな紋。江戸中期以降、芸妓・遊女などが衣服に用いた。
だて‐ら
[接尾]《接尾語「だて」+状態を表す接尾語「ら」》(多く「だてらに」の形で)性別や身分・立場などを表す語に付いて、...
だ‐てん【打点】
1 野球で、打者が安打・犠牲打・四死球などによって自軍にもたらした得点。 2 テニスやバレーボールなどの球技で、球...
だ‐てんし【堕天使】
キリスト教で、悪魔のこと。神の試練に堪えきれず下界に堕(お)とされた天使、特に、その首領ルシフェル。