つい‐きん【堆錦】
琉球(沖縄)漆器特有の技法。漆と各種の顔料を練り合わせ、これを押し広げて型にはめるか、または切り取って文様を作り、...
つい‐きん【鎚金】
金工技法の一。金属を牡型(おがた)に当て、または裏面から鏨(たがね)で打ち出し、表面に模様などを浮き出させること。...
つい‐く【対句】
修辞法の一。語格・表現形式が同一または類似している二つの句を相対して並べ、対照・強調の効果を与える表現。詩歌・漢詩...
つい‐く【追求】
⇒ついきゅう(追求)
つい‐くぐ・る【つい潜る】
[動ラ四]ひょいとくぐる。すばやくくぐる。「但馬すこしも騒がず、あがる矢をば—・り、さがる矢をばおどり越え」〈平家・四〉
ついく‐ほう【対句法】
文章中に対句を用いた修辞法。
つい‐けい【追啓】
「追伸」に同じ。
つい‐けい【椎髻】
中国の少数民族にみられる、まげの一種。頭髪を後方に垂らし、先端を槌(つち)のような形にたばねたもの。すいけい。
つい‐げき【追撃】
[名](スル)逃げる敵を追いかけて攻撃すること。おいうち。「敵機を—する」
つい‐こう【追考】
[名](スル)あとからさらに考えてみること。また、その考え。「—する事良(やや)久しと雖(いえ)ども未だ解する能わ...
つい‐こう【追行】
[名](スル) 1 続いてあとから行うこと。「先達に—し実験を試みる」 2 追いかけて行くこと。また、あとからつい...
つい‐こう【追孝】
[名](スル)死んだ親などを供養して孝道を尽くすこと。ついきょう。
つい‐こう【堆紅】
彫漆の一。朱漆を何度も厚く塗り重ねる過程で黒漆の層を入れ、彫り目の断面の朱色地に黒い筋が表れるようにしたもの。
つい‐こう【椎孔】
椎骨の椎体と椎弓に囲まれた穴。脊柱管を形成し、中を脊髄が通る。
つい‐こく【堆黒】
彫漆の一。黒漆を厚く塗り重ねて文様を彫刻したもの。中国では剔黒(てきこく)という。堆烏(ついう)。
つい‐こく【追刻】
[名](スル)すでにある石碑や版木などに、後年になって文字を彫り込むこと。
つい‐こつ【椎骨】
脊椎動物の脊柱を構成する一つ一つの骨。椎体と背部の椎弓からなり、その間は椎孔(ついこう)をなす。各椎体は椎間板で連...
ついこつ‐どうみゃく【椎骨動脈】
左右の鎖骨下動脈から分岐し、頸椎の左右にある横突孔を通って上行し、頭蓋内に入る動脈。後頭部で合流して1本の脳底動脈...
ついこつどうみゃく‐かいり【椎骨動脈解離】
椎骨動脈で起こる動脈解離。
つい‐ご【対語】
⇒たいご(対語)2・3
つい‐ごう【追号】
死後に、生前の功績をたたえて贈る称号。おくりな。
つい‐さ・す【つい挿す】
[動サ四]《「つきさす」の音変化》ちょっと挿す。無造作に挿す。「物忌みなれば見ずとて、上に—・して置きたるを」〈枕...
つい‐し【追思】
[名](スル)過ぎ去ったことをあとから思うこと。追想。追憶。「往時の情を—せば」〈島田三郎・条約改正論〉
つい‐し【追試】
[名](スル) 1 「追試験」の略。 2 他人が行った実験を、あとから同様に試みること。
つい‐し【追賜】
[名](スル)死後に位階などを賜ること。
つい‐し【追諡】
[名](スル)死後におくりなを贈ること。また、そのおくりな。
つい‐し【墜死】
[名](スル)高い所から落ちて死ぬこと。墜落死。「建築中に事故で—する」
つい‐し【子/鎚子】
唐菓子の一。米粉で作った餅を里芋の形にして油で揚げたもの。
つい‐しか【終しか】
[副]いまだかつて。ついぞ。たえて。「—お出入り申さねば、どなた様がどなたやら」〈浄・女腹切〉
つい‐しけん【追試験】
定期試験を受けられなかった者や不合格になった者に対して、あとから特別に行う試験。追試。
つい‐しつ【堆漆】
堆朱・堆黒・堆紅など、漆を厚く塗り重ねて文様を彫り込んだものの総称。
つい‐しゅ【追修】
死者の冥福(めいふく)を祈って仏事を営むこと。また、その仏事。追善。追福。
つい‐しゅ【堆朱】
彫漆の一。朱漆を何回も塗り重ねて厚い層を作り、これに文様を彫刻したもの。特に宋代以降盛行し、日本には鎌倉時代に伝来...
ついしゅ‐ぞめ【堆朱染(め)】
地を紅染めにし、その上に黒で堆朱に似た模様を染め出したもの。江戸時代、宝暦(1751〜1764)前後に流行。
つい‐しゅつ【追出】
[名](スル)追い出すこと。追放。「かの外法おこなひける聖(ひじり)を—せんとしければ」〈平家・一〉
ついしゅ‐ようぜい【堆朱楊成】
室町時代以降、堆朱の技法を伝えた家系の世襲名。足利義詮(よしあきら)に仕えた長充(ちょうじゅう)が中国の元代の名工...
つい‐しょ【墜緒】
おとろえて、それっきりだめになりそうな事柄。「再び談話(はなし)の—を紹(つご)うと試みても」〈二葉亭・浮雲〉
つい‐しょう【追従】
[名](スル) 1 他人の気に入るような言動をすること。こびへつらうこと。また、その言動。「お—を言う」「顧客に—...
つい‐しょう【追頌】
[名](スル)死後に、生前の功績・善行などを表彰してほめたたえること。「遺徳をしのび—する」
つい‐しょう【追賞】
[名](スル)あとから功績を賞すること。死後に褒賞すること。「殉職者を—する」
つい‐しょう【追蹤】
[名](スル) 1 あとを追いかけること。あとをつけて行くこと。追跡。 2 過ぎ去ったことを思い返すこと。
ついしょう‐ぐち【追従口】
相手におもねる気持ちを口に出すこと。お世辞。おべっか。「—を並べたてる」
つい‐しょうめつ【対消滅】
素粒子の反応で、素粒子とその反粒子とが合体して消滅し、光子または他の素粒子に転化する現象。粒子対消滅。→対生成
ついしょう‐わらい【追従笑い】
相手の機嫌をとるために笑うこと。また、そのような笑い方。
つい‐しん【追伸/追申】
手紙などで、本文のあとに、さらに書き加える文。また、その初めに記す語。なおなお書き。追って書き。追啓。追陳。二伸。追白。
ついじ【築地】
《「つきひじ(築泥)」の音変化》 1 柱を立て、板を芯として両側を土で塗り固め、屋根を瓦で葺(ふ)いた塀。古くは、...
つい‐じく【対軸】
⇒対幅(ついふく)
ついじ‐じょろう【築地女郎】
公家(くげ)の家に仕える女性。「—のしどけなき立姿と」〈浮・男色大鑑・一〉
ついじ‐べい【築地塀】
「築地1」に同じ。
ついじ‐まつ【築地松】
出雲平野に見られる独特の屋敷林。川の氾濫に備えた盛土に、古くは広葉樹や竹が植えられたが、明治以降、クロマツが植えら...