つぎ【次】
1 すぐあとに続くこと。また、そのもの。「—の日曜」「—の角を曲がる」 2 あるものに続く地位。一段低い地位。また...
つぎ【継ぎ/接ぎ】
1 つなぐこと。また、つぎ方やつぎぐあい。「パイプの—が不完全だ」 2 衣服などの破れた所に小切れを当ててつくろう...
つぎ‐あし【継(ぎ)足】
1 器具などを高くするためにつぎたした足。「机に—をする」 2 幼帝がいすにかけるときに足を受けてのせる台。承足(...
つぎ‐あて【継(ぎ)当て】
[名](スル)衣類などに継ぎを当てること。また、その部分。「膝に—する」
つぎ‐あわ・す【継(ぎ)合(わ)す】
[動サ五(四)]「継ぎ合わせる」に同じ。「小切れを—・す」 [動サ下二]「つぎあわせる」の文語形。
つぎ‐あわ・せる【継(ぎ)合(わ)せる】
[動サ下一][文]つぎあは・す[サ下二] 1 別々のものをつないで一つにする。「断片を—・せる」 2 縫いつけて一...
つぎ‐いと【継(ぎ)糸】
1 継ぎ足す糸。継ぎ合わせる糸。 2 継ぎ物をするのに用いる糸。
つぎ‐うた【続ぎ歌/継(ぎ)歌/次歌】
1 歌会で、五十首・百首など一定数の詠題をくじなどで分け、列座の複数の作者が次々に和歌を詠むこと。また、その和歌。...
つぎ‐うま【継(ぎ)馬】
江戸時代、宿場に用意した乗り継ぎ用の馬。駅馬(えきば)。伝馬(てんま)。
つぎ‐うるし【継(ぎ)漆】
物を接着するのに用いる漆。主に、石漆(いしうるし)と小麦粉をまぜたもの。
つぎ‐おくり【次送り】
次から次へと順を追って送り渡すこと。順送り。「—に送る」
つぎ‐おくり【継(ぎ)送り】
江戸時代、宿駅ごとに人馬を替えて貨客を輸送すること。また、その方式。
つぎ‐かご【継ぎ駕籠】
江戸時代、街道の宿場ごとに乗り替えていく駕籠。
つぎ‐がみ【継(ぎ)紙/続ぎ紙】
1 巻子本(かんすぼん)・折り本などに用いる、継ぎ合わせた紙。 2 歌・物語などを書写して鑑賞効果を上げるため、色...
つぎ‐がみしも【継(ぎ)上下/継ぎ裃】
肩衣(かたぎぬ)と袴(はかま)の地質・色合いが異なる上下。江戸時代の武士の略儀の公服。元文(1736〜1741)末...
つぎ‐き【接(ぎ)木/継(ぎ)木】
[名](スル)枝などを切り取って、同種または近縁の他の植物の幹に接ぐこと。接ぐほうの枝を接ぎ穂、根のある接がれるほ...
つぎき‐ざっしゅ【接(ぎ)木雑種】
接ぎ木の際にキメラ現象や突然変異によって生じた新しい品種。
つぎきのだい【接木の台】
和田芳恵の短編小説、および同作を表題作とする小説集。昭和49年(1974)刊行。第26回読売文学賞受賞。
つぎ‐ギセル【継(ぎ)ギセル】
柄が中程で差し込み式になっているキセル。二つに分けて携帯し、吸うときは継ぎ合わせて使う。
つぎ‐ぎれ【継(ぎ)切れ】
繕いに用いる小ぎれ。
つぎ‐く【継(ぎ)句】
雑俳の一種。8〜9字の題の下または上に語句を添えて17字の句とするもの。
つぎ‐くち【注ぎ口】
液体を他に移すために、容器などにつけた口。
つぎ‐こ・む【注ぎ込む】
[動マ五(四)] 1 液体を器の中へつぎ入れる。そそぎこむ。「タンクに水を—・む」 2 ある物事や人などに多くの金...
つぎ‐ざま【次様】
《「つぎさま」とも》 1 官位・人物などが一段劣っていること。また、その人。二流。「—の人どもはさのみひきしろふに...
つぎ‐ざお【継ぎ竿/継ぎ棹】
1 幾本かを継ぎ合わせ、1本の竿として用いる釣り竿。→延べ竿 2 三味線で、棹(さお)の部分が二つまたは三つに分割...
つぎしきし【継色紙】
古筆切(こひつぎれ)の一。小野道風筆と伝えられる。もとは継ぎ紙を粘葉装(でっちょうそう)仕立てにし、見開き2ページ...
つぎ‐じゃみせん【継(ぎ)三味線】
継ぎ棹(ざお)の三味線。
つぎ‐たし【継(ぎ)足し】
継ぎ足すこと。あとから増し加えること。また、そのもの。「机の脚の—」
つぎ‐たし【注ぎ足し】
注ぎ足すこと。液体を注いで加えること。また、そうしたもの。「—の秘伝のたれ」
つぎ‐た・す【注ぎ足す】
[動サ五(四)]水などの足りない分をそそいで加える。「ビールを—・す」
つぎ‐た・す【継(ぎ)足す】
[動サ五(四)]あとから増し加える。また、つないで長くする。「子供部屋を—・す」「話を—・して書く」
つぎ‐たて【継(ぎ)立て】
宿駅で人馬を替えて、貨客を送り継ぐこと。宿継(しゅくつ)ぎ。
つぎたて‐うま【継(ぎ)立て馬】
宿駅に用意してある継ぎ立て用の馬。
つぎ‐た・てる【継(ぎ)立てる】
[動タ下一][文]つぎた・つ[タ下二]継ぎ立てをする。宿継(しゅくつ)ぎをする。「宿の伝馬役が無給でそれを—・てる...
つぎ‐だい【継(ぎ)台/接(ぎ)台】
1 つぎ木の台にする木。台木。 2 踏み台。足つぎ。
つぎ・つ【継ぎつ】
[動タ下二]物事を次々にする。続けてする。「いや継ぎ継ぎに見る人の語り—・てて」〈万・四四六五〉
つぎ‐つぎ【継ぎ継ぎ/次次】
1 身分や地位などが、その次に位置する人たち。「随身、小舎人童(こどねりわらは)、—の舎人などまで」〈源・若菜下〉...
つぎ‐つぎ【次次】
[副]物事が次から次へと続くさま。「—に用事ができる」「—(と)客が訪れる」
つぎつぎ‐はんばい【次次販売】
商品・サービスを購入した消費者に対して、短期間で次々に関連商品をすすめて購入させようとすること。 [補説]健康食品...
つぎ‐て【継(ぎ)手/接(ぎ)手】
1 (継ぎ手)家督や家業などを継ぐ人。あととり。 2 二個の機械部品をつなぎ合わせる部品。ジョイント。 3 木造建...
つぎ‐てんま【継(ぎ)伝馬】
宿場ごとに取り替えて仕立てる駅馬。宿継(しゅくつ)ぎの伝馬。継ぎ立て馬。
つぎ‐に【次に】
[接]前に述べた事柄に付け加える内容を導く語。それから。それにつづいて。「会長のあいさつが終わると、—来賓の祝辞がある」
つぎねふ
[枕]「山城(やましろ)」にかかる。語義・かかり方未詳。「—山城道(やましろぢ)を他夫(ひとづま)の馬より行くに」...
つぎねふ‐や
[枕]「山城(やましろ)」にかかる。語義・かかり方未詳。「—山城川を宮上り」〈記・下・歌謡〉
つぎ‐の‐ないかく【次の内閣】
民主党が与党でない場合に設置される、党の政策を検討し決定する機関。構成員は、与党となったときの閣僚候補ともなる。 ...
つぎ‐の‐ま【次の間】
1 主要な部屋に隣接する控えの間。「—付きの部屋」 2 主君の居室の次にある部屋。従者などが控える部屋。おつぎ。
つぎ‐の‐もの【次の者】
次に位する者。第二流の者。また、身分の低い者。「すべて人の頼むまじきものは—にてありけるぞや」〈義経記・二〉
つぎ‐は【継(ぎ)端】
話などを言いつづけるきっかけ。つぎほ。「言葉の—を失う」
つぎ‐ば【継(ぎ)歯】
《「つぎは」とも》 1 歯の悪い部分を取り除いて、そのあとに人造の歯を継ぎ足すこと。また、その歯。差し歯。 2 下...
つぎ‐はぎ【継ぎ接ぎ】
1 衣服に継ぎがたくさんあたっていること。「—だらけの着物」 2 他人の文章や考えなどを寄せ集めてつなぎ合わせるこ...