つくり‐ざかや【造り酒屋】
酒を醸造して卸す店。小売りの酒店に対していう。
つくり‐ざけ【造り酒】
酒を醸造すること。また、醸造した酒。醸酒(じょうしゅ)。
つくり‐じ【作り字】
1 日本で、漢字をまねて作った文字。「峠」「辻(つじ)」「畑」など。国字。 2 自分勝手に作った字。 3 物などを...
つくり‐たけ【作り茸】
ハラタケ科のキノコ。マッシュルームとして栽培される。西洋まつたけ。
つくり‐たて【作り立て】
1 つくり終えて間のないこと。また、そのもの。こしらえたて。「—のみそ汁」 2 つくりあげること。また、新たにつく...
つくり‐た・てる【作り立てる】
[動タ下一][文]つくりた・つ[タ下二] 1 化粧や服装が際立つようによそおう。かざりたてる。「頭のてっぺんから足...
つくり‐だ【作り田/佃】
「つくだ(佃)1」に同じ。「—の刈るべき君が御代なればいなふさ山の豊かなりけり」〈夫木・二〇〉
つくり‐だおれ【作り倒れ】
不作のために身代の倒れること。「こちの隣に分限者(ぶげんしゃ)の—があったげな」〈浄・八百屋お七〉
つくり‐だ・す【作り出す】
[動サ五(四)] 1 こしらえる。製作する。生産する。「電気製品を—・す」「優秀な人材を—・す」 2 新たにものを...
つくり‐だち【造り太刀】
木で太刀の形に造ったもの。木太刀。
つくり‐つけ【作り付け】
家具などを壁や床に建物の一部として作ること。また、そのもの。「—の食器棚」
つくり‐つ・ける【作り付ける】
[動カ下一][文]つくりつ・く[カ下二] 1 取り外しのできないように他のものに取り付けて作る。「書棚を—・ける」...
つくり‐つち【作り土】
1 耕地の上層の土。耕作する部分の土壌。 2 園芸用に各種の土壌をまぜ合わせて作った土。
つくり‐て【作り手】
作る人。製作者。「映画の—」
つくり‐どり【作り取り】
田畑の収穫物を年貢として納めず、全部自分の所得とすること。また、その田畑。江戸時代、新田開発などの直後から一定期間...
つくり‐な【作り名】
本名とは別に、本人が作って用いる名。号・字(あざな)など。また、いつわりの名。偽名。
つくり‐なお・す【作り直す】
[動サ五(四)]悪いものをよいものに作りかえる。「服を—・す」
つくり‐なき【作り泣き】
悲しくもないのに泣くふりをすること。また、その泣き方。うそなき。そらなき。
つくり‐な・す【作り成す/作り為す】
[動サ四]そのような状態につくりあげる。「前栽の草木まで、心のままならず—・せるは」〈徒然・一〇〉
つくり‐にわ【造り庭】
庭師などの手を加えて風情(ふぜい)のあるようにつくった庭。「—の灯籠の灯影」〈秋声・足迹〉
つくり‐ばな【造り花】
紙や布地などで花の形に似せて作ること。また、その花。ぞうか。
つくり‐ばなし【作り話】
ないことをいかにも本当らしく作った話。また、事実ではなく想像で作った話。うその話。「—にまんまとのせられる」
つくり‐ひげ【作り髭】
1 髭のない人が髭のあるように見せるためにつけるもの。かりひげ。つけひげ。 2 昔、蝋(ろう)と松脂(まつやに)を...
つくり‐びたい【作り額】
額ぎわの毛を抜いたりそったりして、形よく作った額。
つくり‐びと【作り人】
1 作った人。作者。つくりぬし。つくりて。 2 農作物を作る人。百姓。
つくり‐びょうき【作り病気】
偽って病気であるかのようなふりをすること。つくりやまい。仮病(けびょう)。「見す見す—と知れていても」〈魯庵・社会...
つくり‐ぶみ【作り文】
内容をいつわって書いたり、人の名をかたって書いたりしたような、にせの手紙。「ある日—して持たせやるに」〈浮・諸艶大...
つくり‐ぼとけ【作り仏】
木や石などで作った仏像。「めでたきもの…—の木画(もくゑ)」〈枕・八八〉
つくり‐まなこ【作り眼】
1 わざといつもと違う目つきをすること。「臂(ひぢ)を張り、—する者にてぞあるらんと覚えたる武士七八人」〈太平記・...
つくり‐まゆ【作り眉】
まゆをそり落として、墨でまゆの形をかくこと。また、そのまゆ。昔、既婚の女性が行ったもの。
つくり‐み【作り身】
1 魚の切り身。 2 刺身。つくり。
つくり‐みず【作り水】
一度沸かしたうえでさました水。湯ざまし。におもい。〈和名抄〉
つくり‐みち【作り道】
新しくつくった道。新道。「廻廊あり、楼門あり、—十余町見くだしたり」〈平家・八〉
つくり‐みょうが【作り冥加】
農作物に対する神仏の加護。「商ひ冥加、—、よろづの幸ひあらする釣り針を」〈虎明狂・夷毘沙門〉
つくり‐もの【作り物】
1 人の手で実物そっくりに作ったもの。まがいもの。人造物。模造品。「—のダイヤの指輪」 2 事実に基づかず、虚構に...
つくり‐ものがたり【作り物語】
1 仮作の物語。つくりばなし。 2 平安時代の物語の一種。古来の民間伝承や漢文にみる伝奇などから発展した、虚構性・...
つくり‐やまい【作り病】
1 いつわって病気のふりをすること。仮病(けびょう)。「ある時、—をして、隠れ家にてみづから食物を調へけるに」〈咄...
つくりやま‐こふん【作山古墳】
岡山県総社市にある前方後円墳。全長約270メートルで、吉備(きび)地方で2番目の規模。5世紀ごろの築造。さくざんこ...
つくりやま‐こふん【造山古墳】
岡山市新庄下にある前方後円墳。全長約350メートルで、吉備(きび)地方で最大の規模。5世紀ごろの築造。ぞうさんこふ...
つくり‐やまぶし【作り山伏】
山伏の姿をよそおった、にせの山伏。「判官殿十二人の—となって、奥へおん下りのよし」〈謡・安宅〉
つくり‐わらい【作り笑い】
[名](スル)おかしくもうれしくもないのに、わざと笑うこと。そら笑い。「—してその場をつくろう」
つく・る【作る/造る/創る】
[動ラ五(四)]ある力を働かせて、新しい物事・状態を生みだす。まとまった形のあるものにする。 1 材料・原料・素材...
つくろい【繕い】
1 つくろうこと。補修。なおし。 2 (多く、名詞の下に付けて「づくろい」の形で用いる)きれいに整えること。よそお...
つくろい‐ぐさ【繕い草】
ヨモギの別名。
つくろい‐た・つ【繕ひ立つ】
[動タ下二]手入れをする。また、美しく装う。「とかく—・てて、目やすきほどにて過ぐし給へる」〈源・桐壺〉
つくろい‐もの【繕い物】
衣服の破れなどをつくろうこと。また、その衣服。
つくろ・う【繕う】
[動ワ五(ハ四)]《動詞「つく(作)る」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「つくらふ」の音変化》 1 衣服な...