つい‐とう【追悼】
[名](スル)死者の生前をしのんで、悲しみにひたること。「—の辞」「故人を—する」
ついとう‐アカウント【追悼アカウント】
故人が生前に利用したSNSのアカウントを、家族や友人たちが故人をしのぶために残すサービス。また、そのアカウント。フ...
ついとう‐し【追討使】
反乱や凶賊を追討するために朝廷から派遣される使い。討手(うて)の使い。
つい‐とおり【つい通り】
[名・形動]普通であること。また、そのさま。なみ。ひととおり。「—な、然も適切なことを云って」〈鏡花・婦系図〉
つい‐とつ【追突】
[名](スル)乗り物が、後ろから突き当たること。「停車中に—される」「—事故」
つい‐ど【終ど】
[副]《「ついぞ」の音変化》いまだかつて。まだ一度も。「—会ったことない」〈洒・遊子方言〉
つい‐な【追儺】
大みそかの夜に行われる朝廷の年中行事の一。鬼に扮(ふん)した舎人(とねり)を殿上人らが桃の弓、葦の矢、桃の杖(つえ...
つ‐いな【都維那】
⇒維那(いな)
つい‐に【終に/遂に/竟に】
[副] 1 長い時間ののちに、最終的にある結果に達するさま。とうとう。しまいに。「—優勝を果たした」「—完成した」...
対(つい)をな・す
《「対になる」とも》 1 二つそろって、ひと組みとなる。ペアになる。「—・す2体の人形」 2 二つのものが反対の関...
つい‐にん【追認】
[名](スル) 1 過去にさかのぼって、その事実を認めること。「既成事実として—される」 2 不完全な法律行為を、...
つい‐ねん【追念】
くやしく思うこと。残念に思うこと。「旧主先帝の御—をも休め参らせらるべき御器量」〈太平記・三四〉
つい‐のう【追納】
[名](スル)追加して納めること。あとから不足額を納めること。「寄付金を—する」
つい‐の‐けぶり【終の煙】
火葬の煙。また、死んで火葬に付されること。「いかにせん—の末ならで立ちのぼるべき道もなき身を」〈続拾遺・雑下〉
つい‐の‐こと【終の事】
結局はそうなること。「—と思ひしかど、世の常なきにつけても、いかになり果つべきにかと嘆き給ふを」〈源・明石〉
つい‐の‐すみか【終の住み処/終の栖/終の棲家】
最後に安住する所。これから死ぬまで住むべき所。「これがまあ—か雪五尺」〈七番日記〉 [補説]書名別項。→終の住処
ついのすみか【終の住処】
磯崎憲一郎の短編小説。平成21年(2009)発表。同年、第141回芥川賞受賞。
つい‐の‐みち【終の道】
人が最後に通る道。死出(しで)の道。「—きのふは過ぎぬ今日も又よもと思ふぞはかなかりける」〈続古今・哀傷〉
つい‐の‐わかれ【終の別れ】
最後の別れ。死別。「世の事として、—をのがれぬわざなめれど」〈源・椎本〉
つい‐はく【追白】
「追伸」に同じ。
つい‐ば・む【啄む】
[動マ五(四)]《「つきはむ」の音変化。古くは「ついはむ」》鳥がくちばしで物をつついて食う。「鶏が餌(えさ)を—・む」
つい‐ばい【追陪】
[名](スル)他人につき従うこと。また、伴うこと。「此形体に—して起る心意的状況は」〈漱石・吾輩は猫である〉
つい‐ばつ【追伐】
討手(うって)をさし向けて、賊を退治すること。追討。「清盛これを—し、件(くだん)の族(やから)を配流せしよりこの...
つい‐ばつ【追罰】
[名](スル) 1 あとからさらに罰すること。 2 「追討」に同じ。「君のため、—を請ふ」〈平家・七〉
ツイ‐ぱく
《「ツイートぱくり」の略》俗に、X(エックス)(旧ツイッター)で、他人の投稿(ツイート)を盗用すること。→ぱくりツイート
つい‐ひ【追肥】
「追(お)い肥(ごえ)」に同じ。
つい‐ひ【追賁】
《「賁」は飾る意》死者の供養をして、その功徳を飾ること。追善。「十万の諸仏も明らかに此の—を随喜し給ひ」〈太平記・三九〉
つい‐ひじ【築泥】
《「つきひぢ」の音変化》「築地(ついじ)」に同じ。「童べの踏みあけたる—のくづれより通ひけり」〈伊勢・五〉
つい‐び【追尾】
[名](スル)あとをつけて行くこと。「我艦の(敵艦ヲ)—すること里余」〈竜渓・浮城物語〉
ついび‐エーエフ【追尾AF】
カメラのオートフォーカス(AF)のうち、被写体に一度ピントが合うと、被写体が動いても自動的に追尾してピントを合わせ...
ついびしき‐たいようこうはつでん【追尾式太陽光発電】
太陽光が太陽電池パネルに最適な角度で当たるよう、太陽の動きを自動的に追尾する架台を利用した太陽光発電。東西方向に太...
ついび‐でんぽう【追尾電報】
かつて行われていた特殊取扱電報の一。受信人が指定の居所に不在の場合、その行き先を追って配達する電報。
つい‐ふく【対幅】
一対に仕立てられた書画の掛け物。対軸(ついじく)。双幅。→独幅
つい‐ふく【追捕】
「ついぶ(追捕)」に同じ。〈日葡〉
つい‐ふく【追福】
[名](スル)死者の冥福を祈ること。追善。「故人を—する法会」
ついふく‐きょく【追復曲】
⇒カノン
つい‐ぶ【追捕】
[名](スル) 1 賊や罪人などを追いかけて捕らえること。ついほ。 2 奪い取ること。没収すること。ついほ。「僧坊...
ついぶ‐し【追捕使】
平安時代、治安を乱す者の逮捕・鎮圧に任命された官。国司・郡司の中から武勇の者が選ばれた。初め臨時の官であったが、の...
つい‐ほ【追捕】
[名](スル) 1 「ついぶ(追捕)1」に同じ。「—せらるる者の如く」〈織田訳・花柳春話〉 2 「ついぶ(追捕)2...
つい‐ほ【追補】
[名](スル)出版物などで、不足や脱落の箇所を、あとから補うこと。また、その部分。補遺。「百科事典の項目を—する」
つい‐ほう【追放】
[名](スル) 1 不要または有害なものとして、その社会から追い払うこと。「悪書を—する」 2 危険人物または不法...
ついほう【追放】
《原題、(フランス)Exil》サンジョンペルスの詩。米国に亡命した筆者が1942年に発表した作品。別邦題「流謫(る...
つい‐ぼ【追慕】
[名](スル)死者や遠く離れて会えない人などを、なつかしく思うこと。「亡き夫を—する」
つい‐まつ【続松】
《「つぎまつ」の音変化》 1 たいまつ。「その杯の皿に、—の炭して、歌の末を書きつぐ」〈伊勢・六九〉 2 《斎宮の...
ついまつ‐とり【続松取り】
歌ガルタや歌貝を取り合わせる遊び。
つい‐やく【追約】
一つの契約に伴って成立する契約。例えば、本契約に伴って、質・抵当・保証を設定する契約など。
ついや・す【費やす】
[動サ五(四)] 1 あることをなしとげるために金銭・時間・労力などを使う。また、使ってなくす。「歳月を—・して完...
つい・ゆ【費ゆ/弊ゆ/潰ゆ】
[動ヤ下二]「ついえる」の文語形。
つい‐らく【墜落】
[名](スル)高い所から落ちること。「飛行機が—する」
ついり【入梅/梅雨入り】
《「つゆいり」の音変化》つゆのいり。にゅうばい。《季 夏》