て‐の‐うち【手の内】
1 てのひら。たなごころ。「—に汗を握る」 2 勢力の及ぶ範囲内。支配下。「天下を—に収める」 3 腕前。手並み。...
手(て)の内(うち)に丸(まる)め込(こ)・む
ごまかしたりだましたりして、思うとおりに従わせる。「巧みな話術で—・む」
手(て)の内(うち)の珠(たま)
「掌中の珠」に同じ。
て‐の‐うら【手の裏】
てのひら。たなごころ。
手(て)の裏(うら)を返(かえ)・す
「手の平を返す」に同じ。「—・したように態度が変わる」
て‐の‐きわ【手の際】
手の及ぶ限り。力の限り。「—戦ひ、打ち死にする者多かりけり」〈平家・六〉
て‐の‐くぼ【手の窪】
1 てのひらを内側へ軽く曲げると中央にできるくぼみ。 2 飯を手づかみで食うこと。また、握り飯。「師の曰(いは)く...
て‐の‐こう【手の甲】
手を握ると外側になる、手首から指のつけ根までの面。
て‐のごい【手拭ひ】
「てぬぐい」に同じ。「—をはちまきにして」〈読・八犬伝・九〉
て‐のし【手熨斗】
江戸時代、貴人が目下の者に対面するときの礼法の一。三方(さんぼう)に載せた結び熨斗(のし)を手ずから取って目下の者...
て‐の‐した【手の下】
[名・形動ナリ] 1 配下にあること。容易なこと。また、そのさま。「この者どもを—に討つはいかさま鬼神か」〈謡・熊...
て‐の‐すじ【手の筋】
1 手の皮膚を通して見える静脈。 2 手のひらにある筋。手相。てすじ。 3 《2を見てその人の運勢を当てるところか...
テノチティトラン
メキシコにあった古代アステカ王国の首都。現在のメキシコシティーに相当する。テスココ湖というかつて存在した広大な湖の...
て‐の‐はら【手の腹】
てのひら。たなごころ。
て‐の‐ひら【手の平/掌】
手首から指の付け根までの、手を握ったときに内側になる面。たなごころ。
てのひら‐じょうみゃくにんしょう【手の平静脈認証】
手のひらの静脈を用いる静脈認証。
てのひら‐にんしょう【手の平認証】
⇒掌形認証
てのひらのやみ【てのひらの闇】
藤原伊織による長編ハードボイルド小説。平成11年(1999)刊行。続編に「名残り火」がある。
手(て)の平(ひら)を返(かえ)・す
言葉や態度などが、それまでとがらりと変わる。手の裏を返す。「昨日と今日とでは—・して言うことが違う」
て‐のび【手延び】
[名・形動ナリ]処置がおくれて時機をのがすこと。また、そのさま。手遅れ。「—にしてたばかられぬる事こそ遺恨なれ」〈...
て‐のべ【手延べ】
1 機械・道具などを使わず、手で延ばすこと。また、延ばしたもの。「—そうめん」 2 「てのび」に同じ。「すわ、きゃ...
手(て)の施(ほどこ)しようがな・い
処置のしようがない。「ここまで問題がこじれては—・い」
手(て)の舞(ま)い足(あし)の踏(ふ)む所(ところ)を知(し)らず
《「礼記」楽記から》 1 非常に喜んで思わず小躍りするさま。有頂天になるようすにいう。「劇的な逆転勝ちに—喜ぶ」 ...
て‐の‐もの【手の物】
1 手にはいったもの。また、手にしているもの。「名器が—となる」「—を渡す」 2 自分の自由に扱えるもの。得意とす...
て‐の‐もの【手の者】
自分の配下の者。手下。「—をさしむける」
手(て)の奴(やっこ)足(あし)の乗(の)り物(もの)
《自分の手を召使いとし、足を乗り物にする意から》何事も他人の力を借りずに自分で行うこと。「一身をわかちて、ふたつの...
テノライト
⇒黒銅鉱
て‐のり【手乗り】
手のひらに乗ること。特に、人によくなれて、手に乗るようになった小鳥や小動物にいう。「—文鳥」
て‐のろ・い【手鈍い】
[形][文]てのろ・し[ク]物事のやり方がおそい。「お庄は—・い母親に、二時間もかかって、顔や頸(くび)を洗って貰...
テノール
1 男声の最高音域。また、その声域の歌手。テナー。 2 多声部、特に四声部の楽曲で、バスより一つ上の声部。テナー。...
テノール‐きごう【テノール記号】
《tenor clef》ハ音記号の一。五線の第4線を一点ハ音としたもの。声楽のほか、チェロ・ファゴットなどの声部に使用。