てん‐もう【天網】
1 悪人や悪事をのがさないように、天が張りめぐらした網。「—逃(のが)れがたし」 2 中国本土で展開される監視カメ...
てん‐もう【展毛】
紡績で、絡み合った羊毛を解いて開毛し、夾雑物(きょうざつぶつ)を除いたのち、種々の羊毛をまぜ、油を添加する工程。
てんもう‐おり【添毛織(り)】
⇒パイル織り
天網(てんもう)恢恢(かいかい)疎(そ)にして漏(も)らさず
《「老子」七三章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば...
てん‐もく【天目】
1 天目茶碗。また一般に、茶碗。 2 「天目台」の略。
てんもく‐ざん【天目山】
山梨県甲州市にある山。標高1380メートル。天目山栖雲寺がある。南麓の田野(たの)は武田勝頼が自刃した所。 中国...
てんもく‐ざけ【天目酒】
天目茶碗で飲む酒。茶碗酒。「五斗味噌肴(さかな)に—」〈浄・歌軍法〉
てんもく‐ざや【天目鞘】
槍(やり)の鞘(さや)で、天目茶碗をふせたような形をしたもの。
てんもく‐だい【天目台】
天目茶碗をのせる台。茶碗とともに中国から渡来したのが始まり。
てんもく‐だて【天目点て】
天目茶碗で茶をたてること。また、その方式。身分の高い人に対して行う。
てんもく‐ぢゃわん【天目茶碗】
抹茶茶碗の一。擂鉢(すりばち)状で口縁はわずかにくびれ、高台(こうだい)は低く小さい。鎌倉時代に中国浙江(せっこう...
てんもく‐のみ【天目飲み】
天目茶碗で酒をのむこと。「—に思ひ出申して」〈浮・五人女・一〉
てん‐もり【天盛(り)】
1 日本料理で、酢の物・あえ物・煮物などを盛りつけた上に飾る木の芽・針海苔・芽じそなどのこと。 2 天ぷらを添えた...
てん‐もん【天文】
1 天体に起こるさまざまな現象。 2 天空に起こるさまざまな現象を見て吉凶を占うこと。また、その術。「—は淵源をき...
てん‐もん【天門】
天帝の御殿の門。また、天へのぼる入り口にあるという門。
てんもん【天問】
中国古代の文学作品集「楚辞」に収められた巻の一つ。屈原が天地創造や国の歴史についての疑問を記したもの。ティエンウェ...
てんもん‐かた【天文方】
江戸幕府の職名。若年寄に属し、天文・暦術・地誌・測量・洋書翻訳などをつかさどった。
てんもん‐がく【天文学】
天体の位置・運動・性状や化学組成・進化などと、宇宙の構造・進化などを研究する学問。位置天文学・天体物理学・天体力学...
てんもんがくしゃ【天文学者】
《原題、(オランダ)De astronoom》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦51センチ、横45センチ。天球...
てんもんがくてき‐すうじ【天文学的数字】
天文学で使われるような、非常に桁(けた)数の多い数字。現実ばなれのした大きな数。
てんもん‐こうほう【天文航法】
天体の水平線上の高度を測定して船舶や航空機の現在位置を求め、針路を確かめて航行する方法。クロノメーター・六分儀(ろ...
てんもん‐ざひょう【天文座標】
⇒天球座標
てんもん‐ショー【天文ショー】
⇒天体ショー
てんもん‐じ【天文時】
天体の位置観測に基づく時法の総称。恒星時・太陽時・暦表時など。→原子時
てんもん‐たんい【天文単位】
主に太陽系内の距離を表すのに用いる単位。太陽と地球との平均距離を一天文単位とし、1億4959万7870キロ。記号AU
てんもん‐だい【天文台】
天体の観測および研究に従事する施設。
てんもん‐ちょう【天文潮】
月や太陽の潮汐(ちょうせき)力によって生じる潮汐。天体潮。
てんもん‐ちょうい【天文潮位】
気圧や風の影響による変化を受けない平常時における、月や太陽の潮汐力から予測した潮位。推算潮位。
てんもん‐どう【天文道】
天文・気象を観察し、その変異により吉凶を察知する術。律令制では、陰陽寮(おんようりょう)に天文博士が置かれ、天文の...
てんもん‐どう【天門冬】
クサスギカズラの根を蒸して乾燥したもの。漢方で滋養強壮・鎮咳(ちんがい)・止渇薬などに用いる。
てんもん‐どけい【天文時計】
天文観測に用いる、きわめて精確な標準時計。現在は多くセシウム原子時計を使用。
てんもん‐はかせ【天文博士】
律令制で、陰陽寮に属し、天文の観測と天文生の教授とに当たった職。天文の博士。
てんもん‐はくめい【天文薄明】
薄明のうち、太陽の中心の高度が地平線または水平線の下12〜18度の間にある時間をいう。空はほぼ完全に暗く、肉眼で6...
てんもん‐ぶつりがく【天文物理学】
⇒天体物理学
テン‐モード
《modeは「形態」の意》乗用車の排ガス、および燃料消費率を調べる際の10の走行パターン。比較的実用的な走行パター...