てんか‐いち【天下一】
1 この世に比べるものがないこと。日本一。三国一。「—の板前」 2 近世、「天下一」を名のることを許された鋳物工・...
てんか‐いっとう【天下一統】
天下を統一すること。
てんか‐いっぴん【天下一品】
世の中で比べるものがないほどすぐれていること。また、そのもの。「—の料理」
てんかい‐ぶ【展開部】
楽曲において、提示された主題や素材をさまざまに発展させる部分。特にソナタ形式で顕著。
てんか‐カルテル【転嫁カルテル】
消費税の導入や税率引き上げの際に、増税分を価格に上乗せすることを、業者間で取り決めること。中小零細業者などが増税分...
てん‐かく【点画】
漢字をかたちづくる点と画。
てんか‐げい【天下芸】
天下に比べるものがないほどすぐれた芸。天下一の芸。「今春(こんぱる)太夫が舞に清五郎が鼓、又右衛門が片撥(かたばち...
てんか‐コイル【点火コイル】
内燃機関の点火装置で、高電圧を発生させる誘導コイル。
てんか‐こうそ【転化酵素】
⇒インベルターゼ
てんか‐こうどう【転嫁行動】
動物行動学において、闘争状態にある個体が、闘争相手ではなく別の個体を攻撃すること。主に上位の個体に攻撃されたとき、...
てんか‐こっか【天下国家】
天下と国家。特に、その政治。「—を論じる」
てんか‐ごめん【天下御免】
公然と許されること。はばかることなく堂々と振る舞えること。
てんかさんぶん‐の‐けい【天下三分の計】
後漢末、諸葛亮(しょかつりょう)が蜀(しょく)の劉備(りゅうび)に進言した、国土を三分割して曹操(そうそう)・孫権...
てん‐かす【天滓】
てんぷらを揚げるとき、衣が油に散ったもの。揚げ玉。
てんか‐すじ【天下筋】
手のひらの縦筋が手首から中指まで通っているもの。天下を取る手相といわれる。
てんか‐せん【点火栓】
⇒点火プラグ
てんか‐たいへい【天下太平/天下泰平】
[名・形動] 1 世の中が平和でよく治まっていること。また、そのさま。「—な(の)世」 2 なんの心配事もなくのん...
てんがちゃや【天下茶屋】
《「てんがぢゃや」「てんかちゃや」とも》大阪市西成区の地名。豊臣秀吉が住吉詣での折、この地の茶屋で休息したところか...
てん‐かつ【転活】
《「就活」をもじった語か》「転職活動」の略。
てんかつ‐きゅう【天蝎宮】
黄道十二宮の第8宮。蠍(さそり)座に相当したが、歳差のため現在は乙女座の東部から天秤(てんびん)座にかけてにあたる...
てんか‐とう【転化糖】
転化2によって得られる、ぶどう糖と果糖との等量混合物。甘味が強く、吸収されやすい。
てんか‐とり【天下取り】
1 一国の政権を手中におさめること。また、その人。 2 「陣取り」に同じ。
てんか‐にち【天火日】
暦注の一。天に火気が盛んであるという日。屋根ふき・棟上(むねあ)げ・かまど造り・種まきなどを忌む。天火。
てんか‐にん【天下人】
⇒てんかびと(天下人)
天下(てんか)の憂(うれ)いに先(さき)だちて憂(うれ)え天下(てんか)の楽(たの)しみに後(おく)れて楽(たの)しむ
《范仲淹「岳陽楼記」から》すぐれた為政者は天下国家の憂いを世の人々がまだ憂えない前に憂え、天下国家の楽しみを世の人...
てんか‐の‐だいどころ【天下の台所】
江戸時代、大坂の異称。蔵米をはじめとする諸国産物の集散地であったことから。
天下(てんか)は一人(いちにん)の天下(てんか)にあらず乃(すなわ)ち天下(てんか)の天下(てんか)なり
《「六韜」文師から》天下は君主一人の専有物ではなく、天下の人々の共有物である。
天下(てんか)は回(まわ)り持(も)ち
天下を握る人は次々と変わるものだということ。また、貴賤・貧富などの運命は人々の間をめぐるということ。
天下(てんか)晴(は)れて
世間に気がねする必要なく。おおっぴらに。「—夫婦になる」
てんか‐びと【天下人】
天下を取った人。天下を統一した人。てんかにん。
てんか‐ふん【天花粉/天瓜粉】
キカラスウリの根から製した白いでんぷん。子供のあせも・ただれ予防などに用いる。あせしらず。《季 夏》「—ところきら...
てんか‐むそう【天下無双】
《古くは「てんかぶそう」とも》天下に並ぶものがないこと。「—の剣士」
てんか‐ぶつ【添加物】
ある物に、あとから加える別の物。「食品—」
てんか‐プラグ【点火プラグ】
ガソリンエンジンなどの内燃機関で、点火コイルで発生させた高電圧を受けて火花放電させ、混合気に点火するプラグ。電極部...
てんか‐まつり【天下祭】
《江戸時代、将軍が上覧したところから》山王祭(さんのうまつり)や神田祭のこと。《季 夏》
てんか‐やく【点火薬】
⇒起爆薬(きばくやく)
てん‐から【天から】
[副]最初から。あたまから。てんで。「—相手にしない」「—忘れていた」
てんから‐づり【てんから釣(り)】
リールを用いず、テーパーのついた編み糸の重さで毛針を飛ばし、イワナ・ヤマメなどを釣る方法。日本の伝統的な毛針釣り。
てんか‐わけめ【天下分け目】
天下を取るか取られるかの分かれ目。勝負のきまる大事な時期・場面。「—の戦い」
天下(てんか)を取(と)・る
国全体を自分の支配下におさめる。転じて、ある分野などで頂点に立つ。「戦わずして—・る」「財界に身を投じて—・る」
てん‐かん【天官】
古代中国の官名。周の六官の一つで、国政を総轄し、宮中事務をつかさどった。
てん‐かん【天冠】
《「てんがん」とも》 1 幼帝が即位のときにつける冠。 2 仏や天人がつける宝冠。 3 騎射や舞楽などの際に小童が...
てん‐かん【天漢】
あまのがわ。銀河。銀漢。
てん‐かん【展観】
[名](スル)作品や品物などを並べて広く一般に見せること。展覧。「寺宝を—する」
てん‐かん【転官】
[名](スル)ある官職から他の官職にかわること。また、他の官職にかえること。
てん‐かん【転換】
[名](スル) 1 別のものに変えること、特に、傾向・方針などを、違った方向に変えること。また、別のものに変わるこ...
てん‐かん【癲癇】
大脳の神経細胞が過剰に活動することによって、発作的な痙攣(けいれん)・意識障害などを反復する状態。遺伝的素因または...
てんかん‐かぶしき【転換株式】
株主の請求により、他の種類の株式に転換する権利を認められている株式。優先株から普通株へ転換する類。
てんかん‐き【転換器】
1 電話線などの簡単な切り換え装置。 2 スイッチのこと。
てんかんきのぶんがく【転換期の文学】
青野季吉による文芸評論。昭和2年(1927)刊。