てん‐ご【転語】
ある語の意味や音が変化してできた語。五音相通をもとに考えた近世の国学の用語で、今日の国語学では用いない。
てんごう
[名・形動]ふざけること。また、そのさま。いたずら。冗談。「—を言う」「—な手形を書き、無筆の母御を宥(なだ)めし...
てんごう‐きゅう【天后宮】
《Chua Ba Thien Hau》 マレーシアの首都クアラルンプールの市街南部にある中国寺院。クアン川南岸の小...
てん‐ごく【天国】
1 神や天使などがいる天上の理想世界。キリスト教では、神から永遠の祝福を受ける場所。神の国。⇔地獄。 2 そこで暮...
てん‐ごく【典獄】
1 監獄の事務をつかさどる官吏。 2 旧制の、監獄の長。
てん‐ごく【諂曲】
[名・形動ナリ]自分の気持ちをまげて人にこびへつらうこと。また、そのさま。「我を、あるが中に、ざえなく心—なりと、...
てんごくがふってくる【天国が降ってくる】
島田雅彦の小説。昭和60年(1985)「海燕」誌に掲載。
てんごくとじごく【天国と地獄】
《原題、(フランス)Orphée aux Enfers》オッフェンバック作曲のオペレッタ。1858年パリで初演。ギ...
てんごくとペリ【天国とペリ】
《原題、(ドイツ)Das Paradies und die Peri》⇒楽園とペリ
てんごく‐の‐いしきりば【天国の石切り場】
《Latomia del Paradiso》イタリア南部、シチリア島、シチリア自治州の都市シラクサにある古代ギリシ...
てんごくはとおすぎる【天国は遠すぎる】
土屋隆夫の長編推理小説。昭和34年(1959)刊。同年、第41回直木賞の候補作となる。
てんごくまでのひゃくマイル【天国までの百マイル】
浅田次郎の小説。心臓病の母の命を救うために奔走する中年男の姿を描く。平成10年(1998)刊行。
テンゴール‐とう【テンゴール島】
《Pulau Tenggol》マレーシア、マレー半島東岸沖に浮かぶ島。クアラトレンガヌの南東、本土の沖合約25キロ...
てん‐さ【点茶】
⇒てんちゃ(点茶)
てん‐さ【点差】
得点の差。「—が縮まる」
てん‐さい【天才】
生まれつき備わっている、並み外れてすぐれた才能。また、そういう才能をもった人。「数学の—」「—肌のプレーヤー」
てん‐さい【天災】
地震・台風・雷・洪水など自然現象によってもたらされる災難。「—に見舞われる」⇔人災。
てん‐さい【天際】
天のはて。空のかなた。天涯(てんがい)。「北方には漢水蜿蜒(えんえん)と—に流れ」〈太宰・竹青〉
てん‐さい【甜菜】
サトウダイコンの別名。
てん‐さい【転載】
[名](スル)印刷物やウェブ上の文章・記事などを写し取って、そのまま他の刊行物やウェブサイトなどに載せること。「無...
てんさい‐きょういく【天才教育】
すぐれた知能や才能をもつ児童の能力を、さらに伸ばすために行う特別な教育。
てんさい‐ちへん【天災地変】
自然界の変動によって起こる災害や異変。
てんさい‐てき【天才的】
[形動]天才というのにふさわしいさま。「音楽に—なひらめきを見せる」
てんさい‐とう【甜菜糖】
サトウダイコンの根から作った砂糖。
てんさいときょうじんのあいだ【天才と狂人の間】
杉森久英の小説。小説家島田清次郎の波乱の生涯を描いた伝記小説。昭和37年(1962)刊行。同年、第47回直木賞受賞。
てんさい‐はだ【天才肌】
1 天才かと思うほどに人並み優れた能力を持っていること。また、その人。「—の技術者」 2 人に天才かと思わせるよう...
天災(てんさい)は忘(わす)れた頃(ころ)にやって来(く)る
天災は、災害の悲惨さを忘れたころに、再び起こるものである。高知市内の寺田寅彦旧居跡に建てられた碑に刻まれている文章。
てん‐さく【添削】
[名](スル)他人の詩歌・文章・答案などを、書き加えたり削ったりして、改め直すこと。「生徒の作文を—する」
てん‐さく【転作】
[名](スル)従来から栽培している作物の種類を、他に転換すること。「米作から花卉(かき)栽培に—する」
天(てん)定(さだ)まって亦(また)能(よ)く人(ひと)に勝(か)つ
《「史記」伍子胥伝から》乱世には悪の栄えることもあるが、天の理法が復すれば、悪は滅び、善が栄える。
てん‐さつ【点札】
中世、荘園領主などが土地・家屋・農作物の差し押さえ・没収を明示し掲げた札。
てん‐さん【天蚕】
ヤママユの別名。
てん‐さん【天産】
天然に産出すること。また、その産物。
てん‐さん【転盞】
朝廷での宴会で、相伴の公卿にも杯を回すこと。
てんさん‐し【天蚕糸】
1 「山繭糸(やままゆいと)」に同じ。 2 ⇒てぐす
てんさん‐ぶつ【天産物】
天然に産する物。自然の産物。鉱産物・林産物・水産物など。
てん‐ざ【典座】
⇒てんぞ(典座)
てん‐ざ【転座】
染色体異常の一。染色体の一部が切断され、他に付着するなどして位置を変えたもの。突然変異の原因となる。
てん‐ざい【点在】
[名](スル)あちこちに散らばって存在すること。散在。「山麓に人家が—する」
てんざん【天山】
「天山山脈」の略。
てん‐ざん【点竄】
1 文章の字句を直すこと。添削。 2 「点竄術」の略。
てんざん‐さんみゃく【天山山脈】
中央アジア、タリム盆地の北にそびえる山脈。標高4000メートル級の山が連なり、最高峰はポベーダ(7439メートル)...
てんざん‐じゅつ【点竄術】
和算の一。江戸時代、関孝和(せきたかかず)が中国の天元術を改良して作り出した筆算式の代数術。点竄。
てんざん‐なんろ【天山南路】
天山山脈南麓のオアシスを結ぶ交易路。中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区のハミからトルファン・庫車(クチャ)を経て...
てんざん‐ほくろ【天山北路】
天山山脈北麓のオアシスを結ぶ交易路。中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区のハミからウルムチを経てイリ、またはタラス...
てんざんをこえて【天山を越えて】
胡桃沢耕史の冒険小説。昭和57年(1982)刊。翌年、第36回日本推理作家協会賞長編部門賞受賞。
てん‐し【天子】
1 天上界の人。天人。 2 天帝に代わって国を治める人。帝王。日本で、天皇。
てん‐し【天使】
1 天界にあり、神の使者として人間に神意を伝えたり、人間を守護したりすると信じられるもの。ユダヤ教・キリスト教・イ...
てん‐し【天資】
生まれつきの資質。天性。天稟(てんぴん)。「—に恵まれる」「—英明」
てん‐し【天賜】
1 天からのたまもの。「—の才」 2 天子からたまわったもの。恩賜。「是等の恩典を被むる者誰か—の忝なきを仰ぎ歓ば...