てん‐もん【天文】
1 天体に起こるさまざまな現象。 2 天空に起こるさまざまな現象を見て吉凶を占うこと。また、その術。「—は淵源をき...
てん‐もん【天門】
天帝の御殿の門。また、天へのぼる入り口にあるという門。
てんもん【天問】
中国古代の文学作品集「楚辞」に収められた巻の一つ。屈原が天地創造や国の歴史についての疑問を記したもの。ティエンウェ...
てんもん‐かた【天文方】
江戸幕府の職名。若年寄に属し、天文・暦術・地誌・測量・洋書翻訳などをつかさどった。
てんもん‐がく【天文学】
天体の位置・運動・性状や化学組成・進化などと、宇宙の構造・進化などを研究する学問。位置天文学・天体物理学・天体力学...
てんもんがくしゃ【天文学者】
《原題、(オランダ)De astronoom》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦51センチ、横45センチ。天球...
てんもんがくてき‐すうじ【天文学的数字】
天文学で使われるような、非常に桁(けた)数の多い数字。現実ばなれのした大きな数。
てんもん‐こうほう【天文航法】
天体の水平線上の高度を測定して船舶や航空機の現在位置を求め、針路を確かめて航行する方法。クロノメーター・六分儀(ろ...
てんもん‐ざひょう【天文座標】
⇒天球座標
てんもん‐ショー【天文ショー】
⇒天体ショー
てんもん‐じ【天文時】
天体の位置観測に基づく時法の総称。恒星時・太陽時・暦表時など。→原子時
てんもん‐たんい【天文単位】
主に太陽系内の距離を表すのに用いる単位。太陽と地球との平均距離を一天文単位とし、1億4959万7870キロ。記号AU
てんもん‐だい【天文台】
天体の観測および研究に従事する施設。
てんもん‐ちょう【天文潮】
月や太陽の潮汐(ちょうせき)力によって生じる潮汐。天体潮。
てんもん‐ちょうい【天文潮位】
気圧や風の影響による変化を受けない平常時における、月や太陽の潮汐力から予測した潮位。推算潮位。
てんもん‐どう【天文道】
天文・気象を観察し、その変異により吉凶を察知する術。律令制では、陰陽寮(おんようりょう)に天文博士が置かれ、天文の...
てんもん‐どう【天門冬】
クサスギカズラの根を蒸して乾燥したもの。漢方で滋養強壮・鎮咳(ちんがい)・止渇薬などに用いる。
てんもん‐どけい【天文時計】
天文観測に用いる、きわめて精確な標準時計。現在は多くセシウム原子時計を使用。
てんもん‐はかせ【天文博士】
律令制で、陰陽寮に属し、天文の観測と天文生の教授とに当たった職。天文の博士。
てんもん‐はくめい【天文薄明】
薄明のうち、太陽の中心の高度が地平線または水平線の下12〜18度の間にある時間をいう。空はほぼ完全に暗く、肉眼で6...
てんもん‐ぶつりがく【天文物理学】
⇒天体物理学
テン‐モード
《modeは「形態」の意》乗用車の排ガス、および燃料消費率を調べる際の10の走行パターン。比較的実用的な走行パター...
てん‐や【店屋】
商店。特に、飲食店。「少し行くときたない—がある」〈蘆花・思出の記〉
てん‐やく【天役/点役】
中世、朝廷に大儀・造営があった時など、臨時に賦課した雑税。
てん‐やく【典薬】
1 「典薬寮」の略。 2 「典薬頭(てんやくのかみ)」の略。
てん‐やく【典鑰/典鎰】
律令制で、中務(なかつかさ)省に属し、監物(けんもつ)とともに諸司の倉の鍵をつかさどった役。鎰取(かぎとり)。かぎ...
てん‐やく【点訳】
[名](スル)普通の文字や文章を点字に直すこと。点字訳。「ボランティアで—する」
てん‐やく【点薬】
[名](スル)目に薬をさすこと。点眼。また、その薬。点眼薬。「医者に—してもらう」
てんやく‐の‐かみ【典薬頭】
1 典薬寮の長官。くすりのかみ。 2 江戸幕府の職名。若年寄に属し、官医の最上位。
てんやく‐りょう【典薬寮】
律令制で、宮内省に属し、宮中の医薬・薬園などに関することをつかさどった役所。くすりのつかさ。
てんや‐もの【店屋物】
飲食店で売っている食べ物。特に、その店から取り寄せる食べ物。「夕食を—で済ませる」
てんや‐もの【店屋者】
商売女。遊女。「さては—でない白人(しろと)女を好く事よ」〈浮・禁短気・三〉
てんや‐わんや
[名・形動]大勢の人が秩序なく動き回り、ごった返すこと。また、そのさま。「宴会の準備で台所は—だ」 [補説]手に手...
てんやわんや
獅子文六の小説。昭和23年(1948)から翌年にかけ、「毎日新聞」紙上で発表された。四国の田舎町に疎開した男が、個...
てん‐ゆ【諂諛】
[名](スル)へつらうこと。阿諛(あゆ)。「天朝を蔑視し醜夷に—し」〈条野有人・近世紀聞〉
てん‐ゆう【天佑/天祐】
天の加護。天のたすけ。天助。「—神助」
てん‐よ【天与】
天の与えるもの。天のたまもの。天賦。「—の資源に富む」
てんよう【天養】
平安後期、近衛天皇の時の年号。1144年2月23日〜1145年7月22日。
てん‐よう【点葉】
山水画で、木の葉を点またはそれに近い筆触で表現する手法。
てん‐よう【転用】
[名](スル)本来の目的を他にかえて使用すること。「住宅資金を教育費に—する」
てん‐ようせつ【点溶接】
「スポット溶接」に同じ。
てん‐らい【天来】
(多く「天来の」の形で)天からこの世に来ること。天から得たかと思われるほどすばらしいこと。「—の妙技」
てん‐らい【天雷】
1 かみなり。 2 江戸時代、劇場の舞台の天井にしかけた、雷の音を出す装置。
てん‐らい【天籟】
1 天然に発する響き。風が物に当たって鳴る音など。 2 詩文の調子が自然で、すぐれていること。絶妙の詩文。「—の文章」
てん‐らく【転落/顛落】
[名](スル) 1 ころげ落ちること。「岩場から—する」「—死」 2 上位から下位に一挙に落ちること。急激に落ちぶ...
てん‐らん【天覧】
天皇が観賞すること。叡覧(えいらん)。「—試合」
てん‐らん【展覧】
[名](スル)書画・物品などを広げたり並べたりして一般に見せること。「絵画を—する」
てんらん‐かい【展覧会】
美術品などを陳列して一般に公開する会。
てんらん‐ざん【天覧山】
埼玉県飯能市北西にある山。標高197メートル。もとの名は愛宕(あたご)山。ついで羅漢山とよばれたが、明治16年(1...
てん‐り【天利】
貸金などの消費貸借で、元金から天引きする契約期間の利子。天引きの利子。