とが【咎/科】
1 人から責められたり非難されたりするような行為。あやまち。しくじり。「失敗は彼の—ではない」 2 罰されるべき行...
とが【栂】
ツガの別名。 [補説]「栂」は国字。
と‐が【図画】
⇒ずが(図画)
と‐が【都雅】
[名・形動]みやびやかなこと。また、そのさま。「中国婦人の—な美しさが」〈横光・上海〉
と‐がい【蠹害】
1 虫が物を食って害をなすこと。 2 物事を害すること。また、その者。「これ当家の—、釈門の残賊なるべし」〈太平記...
とがえり‐はじめ【十返肇】
[1914〜1963]小説家・文芸評論家。香川の生まれ。本名、一(はじめ)。昭和16年(1941)、評論集「時代の...
とがおい‐びくに【科負い比丘尼】
昔、良家の妻女の身近にいて、その過失のとがを身代わりに負った比丘尼。屁負(へお)い比丘尼。
とが‐おくり【咎送り/科送り】
罪のつぐないをすること。「旦方(だんぱう)の—をする程に、来世の事は愚僧にまかせ給へ」〈浮・元禄大平記〉
と‐がき【ト書(き)】
脚本で、登場人物の出入り・動き、場面の状況や照明・音楽・効果などの指定をせりふの間に書き入れたもの。歌舞伎脚本で、...
とがくし【戸隠】
長野市北西部の地名。天手力男命(あまのたぢからおのみこと)が投げた岩戸が飛んできた所という。戸隠神社の所在地。
とがくし‐こうげん【戸隠高原】
長野県北部、戸隠山と飯縄(いいづな)山の間にある高原。高原の中心部は湿地帯で、トガクシショウマ・ミズバショウ・トガ...
とがくし‐しょうま【戸隠升麻】
メギ科の多年草。深山に自生し、高さ約30センチ。茎の先に2枚の葉がつき、葉は複葉。5月ごろ、淡紫色の花を開く。戸隠...
とがくし‐じんじゃ【戸隠神社】
長野市北西部にある神社。祭神は、奥社に天手力男命(あまのたぢからおのみこと)・九頭竜大神、中社に天八意思兼命(あめ...
とがくし‐やま【戸隠山】
長野市北西部にある山。標高1904メートル。山麓の戸隠高原、戸隠神社で知られる。
とが‐さわら【栂椹】
マツ科の常緑大高木。本州・四国の深山に自生。樹皮は灰色。葉は針状で、2列に密生する。4月ごろ、雌花と雄花が咲き、球...
とがし【富樫】
姓氏の一。 加賀の石川郡富樫郷を本拠とした豪族。鎌倉末期より南北朝時代にかけ、守護として勢力を張ったが、戦国時代に...
とがし‐ひろかげ【富樫広蔭】
[1793〜1873]江戸末期の国学者。紀伊の人。本居大平・春庭に学ぶ。「詞の玉襷」「詞の玉橋」などの著で、すぐれ...
とがし‐まさちか【富樫政親】
[1455〜1488]室町中期の武将。加賀の人。応仁の乱で細川氏の東軍に属し、蓮如の後援で西軍についた弟幸千代丸を...
とが‐じんじゃ【砥鹿神社】
愛知県豊川市にある神社。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)。奥宮は本宮山の山頂にある。三河国一の宮。
と‐がた【斗形/枓】
「枡形(ますがた)2」に同じ。
とがとが・し
[形シク]事を荒立てるようすである。とげとげしい。理屈っぽい。「—・しき女聞きて」〈堤・虫めづる姫君〉
とが‐にん【咎人/科人】
罪を犯した人。罪人。
とがのお【栂尾】
京都市右京区、清滝(きよたき)川上流の景勝地。古来、高雄(たかお)(高尾)・槙尾(まきのお)とともに三尾(さんび)...
とが‐の‐き【栂の木】
ツガの別名。
とがのき‐の【栂の木の】
[枕]「つがのきの」に同じ。「みづ枝さししじに生ひたる—いや継ぎ継ぎに」〈万・九〇七〉
と‐がま【利鎌】
《「とかま」とも》よく切れる鎌。切れ味のよい鎌。
と‐がまえ【外構え】
家屋敷などの外面の構造。そとがまえ。「—の立派な屋敷」
とが・む【咎む】
[動マ下二]「とが(咎)める」の文語形。
とがめ【咎め】
犯した罪や過失を責めること。また、それに対する罰。そしり。非難。𠮟責(しっせき)。「お—を受ける」
とがめ‐だて【咎め立て】
[名](スル)必要以上に強くとがめること。「小さな失敗を—する」
とが・める【咎める】
[動マ下一][文]とが・む[マ下二] 1 悪いことをしたと心を痛める。「気が—・める」「良心が—・める」 2 傷や...
とがら‐か・す【尖らかす】
[動サ五(四)]「尖らす」に同じ。「口を—・して抗議する」
とがら・す【尖らす】
[動サ五(四)] 1 物の先端を細く鋭くする。「鉛筆の芯を—・す」 2 鋭敏にする。「神経を—・す」 3 不機嫌な...
とがり【尖り】
とがっていること。また、その先端。「—岩」
と‐がり【鳥狩り】
鷹(たか)を使って鳥を捕らえること。鷹狩り。「都武賀野(つむがの)に鈴が音聞こゆ可牟思太(かむしだ)の殿の仲郎(な...
とがりいし‐いせき【尖石遺跡】
長野県茅野市の八ヶ岳西麓にある縄文時代中期の代表的な集落遺跡。昭和15年(1940)ごろから地元の研究家が独力で発...
とがり‐がお【尖り顔】
怒って口をとがらした顔つき。とんがり顔。
とがり‐ごえ【尖り声】
腹を立てたときなどのとげとげしくかん高い声。とんがり声。
とがり‐ど【尖り度】
⇒尖(せん)度
とがり‐ねずみ【尖鼠】
食虫目トガリネズミ科トガリネズミ属の哺乳類の総称。ハツカネズミより小形。ネズミとは歯列が異なり、口先が細長くとがる...
とがり‐や【尖り矢/利雁矢】
大形で先端の鋭くとがった鏃(やじり)。また、それをつけた矢。
とが‐りょう【科料】
「科料1」を、同音の「過料」と区別するためにいう語。
とが・る【尖る】
[動ラ五(四)] 1 物の先端が細く鋭くなっている。「先の—・った鉛筆」 2 敏感になる。「神経が—・る」 3 声...
とがわ【戸川】
姓氏の一。 [補説]「戸川」姓の人物戸川秋骨(とがわしゅうこつ)戸川昌子(とがわまさこ)戸川幸夫(とがわゆきお)
とがわ‐しゅうこつ【戸川秋骨】
[1871〜1939]英文学者・随筆家。熊本の生まれ。本名、明三。島崎藤村・馬場孤蝶(ばばこちょう)らと交わり、「...
とがわ‐まさこ【戸川昌子】
[1933〜2016]推理作家。東京の生まれ。本姓、内田。会社勤務ののち、シャンソン歌手を経て「大いなる幻影」で江...
とがわ‐ゆきお【戸川幸夫】
[1912〜2004]動物作家。佐賀の生まれ。正確な知識に基づいて動物の生態を描き、動物文学という新しいジャンルを...
とが‐わん【戸賀湾】
秋田県西部にある湾。男鹿半島西北部、日本海に面し半円形の湾となっている。マール(円形の火口)が海食を受けてできたと...
とがん‐しょう【兎眼症】
目をつぶってもまぶたが完全に閉じない状態。