とび【飛び】
1 飛ぶこと。また、飛ぶ回数を数えるときにいう語。「溝をひと—で越える」 2 数字を読みあげる際、ある位の数字が零...
とび【鳶/鵄/鴟】
1 タカ科の鳥。全長約60センチ。全身茶色で、翼の下面に白斑がある。尾は凹形。ピーヒョロロと鳴きながら羽ばたかずに...
とび‐あがり【飛(び)上(が)り】
1 飛び上がること。 2 一足とびに高い地位に出世すること。成り上がり。 3 とっぴな行動をすること。また、その人...
とびあがり‐もの【飛(び)上(が)り者】
1 低い地位から一足とびに出世した者。成り上がり者。 2 とっぴな言動をする者。跳ね上がり者。
とび‐あが・る【飛(び)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 (「跳び上がる」とも書く)跳ねて上にあがる。跳ね上がる。「岩の上に—・る」 2 飛んで空へ上...
とび‐あり・く【飛び歩く】
[動カ五(四)]虫などが飛んであちこち動く。「菜園麦隴の間を—・く蝶を」〈露伴・露団々〉
とび‐ある・く【飛(び)歩く】
[動カ五(四)] 1 あちこちを忙しく歩きまわる。方々を動きまわる。「世界中を—・く」 2 「とびありく」に同じ。...
とび‐いか【鳶烏賊】
アカイカ科の頭足類。全長約30センチ。熱帯・亜熱帯に分布。海上を飛ぶことがある。沖縄ではするめにする。
とび‐いし【飛(び)石】
日本庭園の通路に、伝い歩くためにとびとびに置かれた平たい石。
とびいし‐さくせん【飛(び)石作戦】
目的地に直接向かうのではなく、その途中にある複数の地点を経由しながら目的地に到達すること。特に、第二次大戦で米軍が...
とびいし‐づたい【飛(び)石伝い】
飛び石の上を順に伝っていくこと。
とびいし‐れんきゅう【飛(び)石連休】
日曜日や祝日などの休日が、間に平日をはさんで続くこと。
とび‐いた【飛(び)板】
水泳の飛び板飛び込みの踏み切りに使う弾力性のある板。スプリングボード。
とびいた‐とびこみ【飛(び)板飛(び)込み】
水泳の飛び込み競技で、水面からの高さが1メートルまたは3メートルの飛び板を利用して行う飛び込み。動作の正確さと美し...
とび‐いり【飛(び)入り】
1 ほかから不意に入りまじること。約束や予定なしに不意に参加すること。また、その人。「—で演説する」 2 草木の花...
とびいり‐しけん【飛(び)入り試験】
⇒一発試験
とび‐いろ【鳶色】
鳶の羽のような色。こげ茶色。
とびいろ‐うんか【鳶色浮塵子】
ウンカ科の昆虫。体長約5ミリ。全体に淡褐色ないし暗褐色。稲などの大害虫。あきうんか。
とび‐うお【飛魚】
1 トビウオ科の海水魚。全長約35センチ。背中が銀青色、腹が白い。大きな胸びれ・腹びれを広げて海面上を飛ぶ。本州中...
とびうお‐ざ【飛魚座】
南半球の小星座。日本からは見えない。学名(ラテン)Volans
とびうお‐ジャパン【トビウオジャパン】
競泳日本代表チームの愛称。古橋広之進の呼び名である「フジヤマのトビウオ」にちなんだもので、日本水泳連盟が平成21年...
とび‐うさぎ【跳兎】
齧歯(げっし)目トビウサギ科の哺乳類。リスに近縁。体はウサギ大で、後肢と尾が長く、カンガルーに似て、後肢で跳ね飛ぶ...
とび‐うつ・る【飛(び)移る】
[動ラ五(四)]空中を飛んで他の場所へ移動する。「猿が隣の木に—・る」
とび‐うめ【飛(び)梅】
菅原道真が大宰府(だざいふ)に左遷されるとき、大切にしていた庭の梅の木に「東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花ある...
とび‐えい【鳶鱝】
エイ目トビエイ科の海水魚。全長約1.8メートル。体は菱形。尾は全長の約3分の2。毒針がある。背面は黒褐色で腹面は白色。
とび‐お・きる【飛(び)起きる】
[動カ上一][文]とびお・く[カ上二]飛びあがるように勢いよく起きる。「大声に驚いて—・きる」
とび‐おり【飛(び)降り/飛(び)下り】
高い所から飛びおりること。また、走行中の乗り物から飛びおりること。
とびおり‐じさつ【飛(び)降り自殺】
高い建物などから飛び降りて自殺すること。
とび‐お・りる【飛(び)降りる/飛(び)下りる】
[動ラ上一][文]とびお・る[ラ上二] 1 高い所から身をおどらせておりる。「二階から—・りる」 2 走っている乗...
とび‐か・う【飛(び)交う】
[動ワ五(ハ四)]入りまじって飛ぶ。とびちがう。「鴎(かもめ)が—・う」「うわさが—・う」
とび‐かえ・る【飛び返る】
[動ラ四] 1 飛んでもとの所にもどる。また、急いでもどる。「天(あま)飛ぶや鳥にもがもや都まで送り申して—・るも...
とび‐かか・る【飛(び)掛(か)る/跳(び)掛(か)る】
[動ラ五(四)]相手に勢いよくとびつく。おどりかかる。「獲物に—・る」
とび‐かけ・る【飛び翔る】
[動ラ五(四)]空高く飛ぶ。「天空を—・る」
鳶(とび)が孔雀(くじゃく)を生(う)む
⇒鳶が鷹(たか)を生む
とび‐がしら【鳶頭】
鳶の者のかしら。
鳶(とび)が鷹(たか)を生(う)む
平凡な親がすぐれた子を生むことのたとえ。とんびがたかをうむ。鳶が孔雀(くじゃく)を生む。
とび‐きゅう【飛(び)級】
[名](スル)進級・進学の際に、成績の特に優秀である者が例外的に学年や課程を飛びこえて進級すること。
とび‐きり【飛(び)切り】
[名]高く飛びあがって相手に切りつけること。「天狗(てんぐ)—の術」 [名・形動]なみはずれてすぐれていること。最...
とび‐ぐち【鳶口】
樫(かし)の棒の先に鳶のくちばしに似た形の鉄製の鉤(かぎ)をつけたもの。火事のときに家屋を壊したり、材木運搬の際に...
とびくも‐がみ【飛雲紙】
藍(あい)や紫の繊維を雲の飛んでいるように散らして漉(す)き込んだ鳥の子紙。
とび‐くら【飛び競】
飛んで、その高さや幅を競うこと。とびっくら。とびっこ。
とび‐けら【飛螻蛄/石蚕】
トビケラ目の昆虫の総称。水辺にすみ、翅(はね)に細かい毛が密生し、多くは後ろ翅が幅広で、屋根形に畳み、ガに似る。完...
とび‐げり【飛(び)蹴り/跳(び)蹴り】
1 空手で、飛び上がって空中で相手を蹴る技。 2 ⇒ドロップキック2
とび‐こ
トビウオの卵。塩漬けにしたものをすし種などにする。
とび‐こ【飛び子】
諸国をめぐって男色を売る若衆。「京、大坂の—の隠れ家を」〈浮・永代蔵・五〉
とび‐こ・える【飛(び)越える/跳(び)越える】
[動ア下一][文]とびこ・ゆ[ヤ下二] 1 物の上を飛んで越える。飛び越す。「小川を—・える」「海を—・えて渡り鳥...
とびこし‐じょうこく【飛越上告】
⇒跳躍(ちょうやく)上告
とび‐こ・す【飛(び)越す/跳(び)越す】
[動サ五(四)] 1 物の上を飛んで越える。飛び越える。「溝を—・す」 2 順序を越して上へ進む。「二階級—・す」
とび‐こみ【飛(び)込み】
1 突然はいり込むこと。「—で宿をとる」 2 突然はいって来ること。「—の客」「—の仕事」 3 「飛び込み競技」の...
とびこみ‐えいぎょう【飛(び)込み営業】
新規の顧客に対して事前の予約なしで訪問し、販売する方法。