とみ【富】
1 集めた財貨。財産。「巨万の—を築く」 2 経済的に価値のあるもの。資源。「自然界の—」 3 「富籤(とみくじ)...
とみ【頓】
[名・形動ナリ]《「頓」の字音「とん」の音変化》にわかなこと。急なこと。また、そのさま。→頓(とみ)に「—の事にて...
と‐み【跡見】
狩猟で、鳥獣の通った跡を見、その向かった方角などを考えること。また、その役目。「秋津の小野の野の上には—すゑ置きて...
とみい‐まさあきら【富井政章】
[1858〜1935]民法学者。京都の生まれ。フランス法学派の中心的存在。民法典起草者の一人。東大教授・貴族院議員...
とみおか【富岡】
群馬県南部の市。日本の洋式機械製糸の発祥地。現在は製糸業にかわり電気工業が中心。平成18年(2006)3月、妙義町...
とみおか【富岡】
姓氏の一。 [補説]「富岡」姓の人物富岡多恵子(とみおかたえこ)富岡鉄斎(とみおかてっさい)
とみおか‐し【富岡市】
⇒富岡
とみおか‐せいしじょう【富岡製糸場】
明治前期の官営模範製糸工場。明治5年(1872)群馬県富岡に設立。フランスより機械と技術を導入、近代的熟練工を養成...
とみおか‐たえこ【富岡多恵子】
[1935〜2023]小説家・詩人。大阪の生まれ。本姓、菅(すが)。詩集「返礼」でH氏賞、「物語の明くる日」で室生...
とみおか‐てっさい【富岡鉄斎】
[1837〜1924]日本画家。京都の生まれ。名は猷輔、のち百錬。国学・儒学を修め、幕末は勤皇学者として国事に奔走...
とみおか‐はちまんぐう【富岡八幡宮】
東京都江東区富岡にある神社。祭神は応神天皇ほか。例祭の深川祭りは江戸三大祭りの一。深川八幡宮。
とみおまるやま‐こふん【富雄丸山古墳】
奈良県奈良市丸山にある4世紀後半の古墳。直径109メートルで、円墳としては日本最大級。鍬形石(くわがたいし)や蛇行...
とみ‐くさ【富草】
稲の古名。「荒田に生ふる—の花手に摘み入れて宮へ参らむ」〈風俗歌・荒田〉
とみ‐くじ【富籤】
番号入りの札や券などを販売し、抽籤(ちゅうせん)など偶然により当籤者を決め賞金を支払うくじ。江戸時代には、興行主が...
とみくじはつばいとう‐ざい【富くじ発売等罪】
富くじの売買などをする罪。刑法第187条が禁じ、発売した者は2年以下の懲役または150万円以下の罰金に、発売の取り...
とみぐすく【豊見城】
沖縄県、沖縄島南部の市。那覇市に隣接する住宅都市。海軍司令部陣地跡がある。人口5.7万(2010)。
とみぐすく‐し【豊見城市】
⇒豊見城
とみ‐こうぎょう【富興行】
富くじを催すこと。「江戸中に幾所となく—あれども」〈滑・古朽木〉
とみ‐こうみ【左見右見】
[名](スル)あっちを見たり、こっちを見たりすること。また、あちこち様子をうかがうこと。「—して貫一は呆るるのみな...
とみさと【富里】
千葉県中北部の市。下総台地上にあり、江戸時代には佐倉七牧のうち、内野牧と高野牧が広がっていた。現在も競走馬の牧場が...
とみさと‐し【富里市】
⇒富里
とみさわ‐ういお【富沢有為男】
[1902〜1970]小説家・画家。大分の生まれ。東京美術学校中退後、新愛知新聞の漫画記者となる。「地中海」で芥川...
とみざき‐しゅんしょう【富崎春昇】
[1880〜1958]地歌・箏曲(そうきょく)演奏家。大阪の生まれ。本名、吉倉助次郎。富崎宗順に師事。古典曲の演奏...
とみしままつごろうでん【富島松五郎伝】
岩下俊作の小説。荒くれ者の無法松こと富島松五郎の一生を描く。昭和14年(1939)、「九州文学」に発表。第10回直...
トミス
ルーマニア南東部の町コンスタンツァの、古代ギリシャ時代における名称。
トミスラフ‐ひろば【トミスラフ広場】
《Trg kralja Tomislava》クロアチアの首都ザグレブの中心部にある広場。ザグレブ中央駅の正面玄関前...
トミズム
トマス=アクィナスの哲学・神学説。また、その学派の学説。中世のスコラ学を代表するもの。トマス説。
とみた【富田】
姓氏の一。 [補説]「富田」姓の人物富田勲(とみたいさお)富田渓仙(とみたけいせん)富田常雄(とみたつねお)富田鉄...
とみた‐いさお【富田勲】
[1932〜2016]作曲家。編曲家。東京の生まれ。「新日本紀行」などテレビ番組のテーマ曲や、アニメーション・映画...
とみた‐けいせん【富田渓仙】
[1879〜1936]日本画家。福岡の生まれ。本名、鎮五郎(しげごろう)。狩野派・四条派を学び、のち富岡鉄斎に私淑...
とみた‐つねお【富田常雄】
[1904〜1967]小説家。東京の生まれ。はじめ劇団に所属して新劇運動に参加し、多くの作品を脚色。その後大衆作家...
とみた‐てつのすけ【富田鉄之助】
[1835〜1916]官僚・実業家。陸奥(むつ)の人。勝海舟に師事。幕末に渡米し経済学を学ぶ。外交官として活躍した...
とみ‐だい【富大】
富山大学の俗称。
とみ‐つき【富突き】
⇒富籤(とみくじ)
とみて‐ぼし【とみて星】
二十八宿の一、虚宿(きょしゅく)の和名。→虚(きょ)
とみなが‐なかもと【富永仲基】
[1715〜1746]江戸中期の学者。大坂の人。字(あざな)は子仲。号、南関・謙斎。儒学・仏教・神道に精通。これら...
とみ‐に【頓に】
[副]急に。にわかに。「近年—人口が増える」「名声が—高まる」
とみ‐の‐お【鴟の尾】
「とびのお1」に同じ。「人の車の—といふ物に」〈枕・二六六〉
とみ‐の‐こうじ【富小路】
平安京の左京を南北に通じる街路の一。現在の麩屋町(ふやちょう)通りはその一部。 京都市を南北に通じる通りの一。平安...
とみのこうじ‐どおり【富小路通り】
⇒富小路
とみのこうじ‐どの【富小路殿】
京都市中京区、冷泉(れいぜい)小路の南、富小路の東にあった中世の邸宅および里内裏(さとだいり)の名。もと西園寺実氏...
富(とみ)の再分配(さいぶんぱい)
租税・社会保障・福祉・公共事業などにより、社会の中で富を移転させること。国などが、大企業や富裕層の所得・資産に累進...
富(とみ)は屋(おく)を潤(うるお)し徳(とく)は身(み)を潤(うるお)す
《「礼記」大学から》財宝を多く持てば家が栄えるのと同様、徳を多く積めばその人の品格が高くなる。
とみ‐ふだ【富札】
富くじで売り出す番号札。
とみもと【富本】
姓氏の一。 富本節の家の名。 [補説]「富本」姓の人物富本憲吉(とみもとけんきち)富本豊前掾(とみもとぶぜんのじ...
とみもと‐けんきち【富本憲吉】
[1886〜1963]陶芸家。奈良の生まれ。英国に留学。帰国後、バーナード=リーチらと親交を結ぶ。特に色絵磁器に新...
とみもと‐ぶし【富本節】
浄瑠璃の流派の一。寛延元年(1748)に、江戸で富本豊志太夫(のちに豊前掾(ぶぜんのじょう))が常磐津節(ときわず...
とみもと‐ぶぜんのじょう【富本豊前掾】
[1716〜1764]江戸中期の富本節の太夫。初世。宮古路豊後掾の門人。寛延元年(1748)富本豊志太夫と名のり、...
とみや【富谷】
宮城県中部、仙台市の北隣にある市。なだらかな丘陵が広がるが、南部を中心に昭和46年(1971)ごろから仙台市のベッ...
とみや‐し【富谷市】
⇒富谷