なか‐じろ【中白】
ワシの矢羽で、上下が黒く、中に白い切斑(きりふ)のあるもの。
なか‐す【中州/中洲】
川の中の、土砂などが堆積(たいせき)して低い島状になっている所。
なかす【中洲】
福岡市博多区の地名。那珂川(なかがわ)の中州にあり、劇場・飲食店が多い。
なか・す【泣かす】
[動サ五(四)]「泣かせる」に同じ。「よく弟を—・した」「—・すエピソード」 [動サ下二]「なかせる」の文語形。
なかすぎ‐どおり【中杉通り】
東京都杉並区阿佐谷南から練馬区貫井までの道路の呼び名。杉並区役所から阿佐谷北までの間はケヤキ並木が続く。
なかず【中洲】
東京都中央区日本橋の地名。明和8年(1771)隅田川と箱崎川の分かれる三股(みつまた)とよばれた所を埋め立ててつく...
なか‐ずおう【中蘇芳】
中くらいの濃さをもつ蘇芳色。
鳴(な)かず飛(と)ばず
将来の活躍に備えて行いを控え、機会を待っているさま。また、何の活躍もしないでいるさま。「—の下積み生活」→三年飛ば...
なか‐ずみ【中墨】
《墨縄の中央の意》建築物などで、中心線。
なか‐ずみ【中澄み】
「中汲(なかく)み」に同じ。
なか‐ずり【中剃り】
[名](スル)「なかぞり」に同じ。
なかせ【泣かせ】
[語素]人の意を表す名詞の下に付いて、その人をひどく困らせること、また、そのような人の意を表す。「親—」「医者—」
なか‐せき【中席】
寄席などで、1か月の興行のうち、11日から20日までの興行のこと。→上席(かみせき) →下席(しもせき)
なか・せる【泣かせる】
[動サ下一][文]なか・す[サ下二] 1 泣くようにさせる。「泣きたいだけ—・せる」 2 ひどい仕打ちをして、泣き...
なか‐せん【中線】
⇒ダッシュ2
なか‐せんだい【中先代】
建武政府に対して挙兵した北条高時の遺子時行のこと。鎌倉幕府の滅亡後、幕府の執権北条氏を先代、室町幕府の足利氏を当代...
なかせんだい‐の‐らん【中先代の乱】
建武2年(1335)北条時行が鎌倉幕府の再興を図って起こした反乱。鎌倉を征圧した20日後に足利尊氏に滅ぼされた。二...
なかせん‐どう【中山道/中仙道】
江戸時代の五街道の一。江戸の日本橋から高崎・下諏訪・木曽谷を経て近江(おうみ)の草津で東海道と合し、京都に至る。
なか‐そうじ【中障子】
「なかしょうじ」に同じ。「人静まるほどに—を引けど」〈源・少女〉
なかそね【中曽根】
姓氏の一。 [補説]「中曽根」姓の人物中曽根康弘(なかそねやすひろ)
なかそね‐は【中曽根派】
自由民主党にあった派閥の一。新政同志会・政策科学研究所の昭和41年(1966)から平成2年(1990)における通称...
なかそね‐やすひろ【中曽根康弘】
[1918〜2019]政治家。群馬の生まれ。海軍主計少佐として終戦を迎え、昭和22年(1947)民主党から衆議院議...
なかぞうきょうらん【仲蔵狂乱】
松井今朝子の時代小説。歌舞伎役者、中村仲蔵の波乱の生涯を描く。平成9年(1997)、第8回時代小説大賞を受賞、翌平...
なか‐ぞなえ【中備え】
先陣と後陣の間にある陣。大将の本陣がある所。
なか‐ぞら【中空】
[名]空の中ほど。中天。「—までも立ち昇る烈々とした炎の色は」〈芥川・地獄変〉 [形動ナリ] 1 どちらともきまら...
なか‐ぞり【中剃り】
[名](スル)頭の中央部の髪を剃り去ること。なかずり。
なか‐たがい【仲違い】
[名](スル)仲が悪くなること。なかたがえ。「兄と—する」
なかだちうり‐どおり【中立売通り】
京都市街地を東西に走る道路の呼び名。一条通り南側の小路。東の烏丸(からすま)通りから西の七本松通りに至る。全長約1...
なか‐たび【中度】
なかごろ。なかばのとき。中途。「直様(すぐさま)煮かけては置いたけれど—お客は断れない」〈一葉・たけくらべ〉
中(なか)絶(た)・ゆ
中がとぎれる。中断する。また、人との交わりが絶える。「忘らるる身をうぢばしの—・えて人も通はぬ年ぞ経にける」〈古今...
なかだ【中田】
姓氏の一。 [補説]「中田」姓の人物中田薫(なかだかおる)中田喜直(なかだよしなお)
なか‐だえ【中絶え】
仲が絶えること。交際が中断すること。「この昔御—のほどには」〈源・夕霧〉
なか‐だか【中高】
[名・形動] 1 中央が小高く盛り上がって、周囲が低くなっていること。また、そのさま。「料理を—に盛る」 2 鼻筋...
なかだ‐かおる【中田薫】
[1877〜1967]法制史学者。鹿児島の生まれ。東大教授。比較法制史を研究して、日本法制史学を確立。文化勲章受章...
なかだか‐がた【中高型】
東京式アクセントの分類のうち、語の1拍目または最後の拍以外にアクセント核がある型。「さと↓う(砂糖)」「ひこ↓うき...
なか‐だち【中立ち】
1 会合などの中途で席を立つこと。中座。 2 正式の茶事で、懐石のあと、後座が始まるまで客がいったん席を立って露地...
なか‐だち【仲立ち/中立ち/媒】
[名](スル) 1 双方の間に立って事をとりもつこと。また、その人。媒介。仲介。仲立て。「知人の—で見合いする」「...
なかだち‐えいぎょう【仲立ち営業】
他人間の商行為の媒介をすることを目的とする営業。商品・有価証券・海上運送・保険・金融などを扱う営業。
なかだち‐ぐち【仲立ち口】
両者の間に入ってうまくとりなす言葉。なこうどぐち。
なかだち‐にん【仲立ち人】
1 仲立ちをする人。媒介者。 2 他人間の商行為の仲介を職業とする人。ブローカー。
なか‐だて【仲立て】
「仲立ち1」に同じ。「歌よむ—にては、それなむせらるなる」〈今鏡・二〉
なかだ‐よしなお【中田喜直】
[1923〜2000]作曲家。東京の生まれ。東京音楽学校卒。叙情豊かな童謡や歌曲を数多く手がけた。代表作に「めだか...
なか‐だるみ【中弛み】
[名](スル) 1 中間がたるむこと。途中で一時的に緊張がゆるむこと。「—する映画」 2 取引用語で、上昇気配の相...
なか‐ち【仲子】
兄弟の中で、年齢が中間にある子。なかちこ。「都武賀野(つむがの)に鈴が音聞こゆ可牟思太(かむしだ)の殿の—し鳥狩(...
なか‐ちがい【仲違ひ】
「なかたがい」に同じ。「御辺達、痛く近付いて頸に—すな」〈太平記・二二〉
なか‐ちょう【仲町】
江戸深川の地名。現在の東京都江東区門前仲町。富岡八幡宮の門前町で、江戸時代には茶屋が多くあった。
なかっ◦た
[連語] 《形容詞「ない」の連用形+完了の助動詞「た」。中世後期以降の語》 1 ある事柄が過去に存在しない意を表す...
無(な)かった事(こと)に◦する
それまでの経過の中で検討した事柄、また決定した事柄をすべて取り消して、白紙に戻す。また、その件が初めから存在しなか...
なかつ【中津】
大分県北西端の市。周防灘(すおうなだ)に臨む。近世は奥平氏らの城下町。耶馬渓(やばけい)や福沢諭吉の旧居がある。平...
なか‐つ【中つ】
[連語]《「つ」は「の」の意の格助詞》まん中の。中間にある。