なぎ【凪/和ぎ】
風がやんで、波がなくなり、海面が静まること。朝凪や夕凪。「べた—」⇔時化(しけ)。 [補説]「凪」は国字。
なぎ【梛/竹柏】
マキ科の常緑高木。暖地に自生し、高さ約20メートル。葉は対生し、楕円形で厚い。雌雄異株。5月ごろ開花し、実は丸く、...
なぎ【薙】
《動詞「な(薙)ぐ」の連用形から》山の一部が崩れて、横に切りはらったようになっている所。
なぎ【水葱/菜葱】
ミズアオイの別名。《季 夏》
なぎ‐いかだ【梛筏】
キジカクシ科の常緑小低木。高さ約30〜50センチ。枝は濃緑色の平たい卵形で先がとがり、葉のように見える。葉は鱗片(...
なぎ‐おろし【那岐颪】
⇒広戸風
なぎ‐がま【薙ぎ鎌】
1 物を薙ぎ切るための鎌。ないがま。 2 鎌に長柄をつけたもので、人馬の足などを薙ぎ払うための武器。ないがま。「郎...
ナギギア‐とう【ナギギア島】
《Nagigia》フィジー諸島、カンダブ島西岸沖にある小島。周囲をサンゴ礁に囲まれ、サーフィンやスキューバダイビン...
なぎ‐けいし【南木佳士】
[1951〜 ]小説家・医師。群馬の生まれ。本名、霜田哲夫。内科医として勤務するかたわら小説を発表。「ダイヤモンド...
なぎさ【渚/汀】
海・湖などの、波打ち際。みぎわ。
なぎ‐さん【那岐山】
岡山県・鳥取県の県境にある山。中国山地の主峰の一。標高1255メートル。津山盆地北部に位置する。山頂からは、北は日...
なぎ‐そで【薙ぎ袖】
和服の袖の一。袖下がなぎなたの刃の形のような丸みをもった袖。なぎなた袖。そぎ袖。
なぎ‐たお・す【薙ぎ倒す】
[動サ五(四)] 1 横ざまにはらって倒す。「強風が稲を—・す」 2 相手を次々に打ち負かす。「並み居る強豪を—・す」
なぎ‐た・てる【薙ぎ立てる】
[動タ下一][文]なぎた・つ[タ下二]勢いよく横に払うように切りまくる。「白刃を抜はなし敵を選まず—・てれば」〈染...
なぎ‐づら【薙ぎ面】
木材の表面を手斧(ちょうな)で削って凹凸に仕上げる方法。風流な趣のあるものとして用いる。なぐり。
なぎ‐なた【長刀/薙刀/眉尖刀】
1 長い柄の先に反り返った長い刃をつけた武器。また、それを使う武術。平安後期の後三年の役のころから室町中期まで多く...
なぎなた‐あしらい【長刀会釈】
なぎなたで相手をあしらうように、相手に適当に応対すること。「途絶えつつ訪ふを—に/重頼」〈犬子集〉
なぎなた‐こうじゅ【薙刀香薷】
シソ科の一年草。山地や道端に生え、高さ30〜60センチ。葉は狭卵形で、対生。秋、太く長い穂を出し、淡紫色の唇形の小...
なぎなた‐しろうりがい【長刀白瓜貝】
⇒白瓜貝
なぎなた‐ぞうり【長刀草履】
はきふるして形がくずれ、なぎなたのように長くのび曲がってしまった草履。
なぎなた‐なおし【長刀直し】
なぎなたの中子(なかご)を短く切り縮め、刀として用いるもの。
なぎなた‐ほおずき【薙刀酸漿】
アカニシの卵嚢(らんのう)。形がなぎなたに似て、中身を取り去った袋を鳴らして遊ぶ。《季 夏》→海ほおずき
なぎのはこう【なぎの葉考】
野口冨士男の短編小説。昭和54年(1979)、「文学界」9月号に掲載。翌年、第7回川端康成文学賞受賞。
なぎのはな‐の‐みこし【葱の花の御輿/葱の花の輦】
「葱花輦(そうかれん)」に同じ。「行幸などに、—にたてまつる、いとめでたし」〈枕・二八七〉
なぎ‐はら・う【薙ぎ払う】
[動ワ五(ハ四)]刃物などで、勢いよく横に払う。「草を—・う」
なぎ‐ふ・せる【薙ぎ伏せる】
[動サ下一][文]なぎふ・す[サ下二]勢いよく横に払って切り倒す。薙ぎ倒す。「敵を—・せる」
ナギブ
[1901〜1984]エジプトの軍人・政治家。スーダンの生まれ。1952年ナセルとともに革命に成功し、国王ファルー...
なぎ‐ぶし【梛節】
投節(なげぶし)1の発生当初の称。
な‐ぎょう【な行/ナ行】
五十音図の第五行。な・に・ぬ・ね・の。
なぎょうへんかく‐かつよう【ナ行変格活用】
文語動詞の活用形式の一。語形が「死な・死に・死ぬ・死ぬる・死ぬれ・死ね」と五十音図ナ行のナ・ニ・ヌ・ネ四段の音で語...