な‐で
[連語]《完了の助動詞「ぬ」の未然形+接続助詞「で」》…てしまわないで。…せずに。「濡れたる衣をだに脱ぎかへ—なむ...
なで‐あ・げる【撫で上げる】
[動ガ下一][文]なであ・ぐ[ガ下二]なでて上の方へ上げる。上の方へ向かってなでる。「髪を—・げる」
ナディア
「天底」に同じ。⇔ゼニス。
ナディア‐かんそく【ナディア観測】
《ナディアは天底の意》 人工衛星で、大気または地表を真上から観測すること。→リム観測
ゴーディマー
[1923〜2014]南アフリカ共和国の白人女性作家。一貫してアパルトヘイトの不条理を批判。1974年「保護管理人...
ナディールディバンベギ‐メドレセ
ウズベキスタン南東部の都市ブハラの旧市街にあるイスラム教の神学校。17世紀にシャイバーニー朝の大臣だったナディール...
なで‐うし【撫で牛】
伏した牛の形に作った素焼きまたは木彫りの置物。商家などで、なでて吉事を祈る。吉事のたびに、下に布団を重ねて敷いた。
なで‐おお・す【撫で生す】
[動サ四]なでるようにかわいがって育てる。「なでしこは—・したりや、呉竹は立てたりや」〈かげろふ・中〉
なで‐おろ・す【撫で下ろす】
[動サ五(四)] 1 なでて下の方へ下げる。上から下へ向けてなでる。「髪を—・す」 2 (「胸をなでおろす」の形で...
なで‐かく【撫で角】
1 四角なもののかどを落として丸みをもたせたもの。「—の金鍔(きんつば)」 2 「撫で角銭」の略。
なでかく‐せん【撫で角銭】
仙台藩が、天明4年(1784)から発行した撫で角形の鉄銭。
なで‐かしず・く【撫で傅く】
[動カ四]なでるように大切に世話をする。かわいがって育てる。「明け暮れまもりて、—・くこと限りなし」〈源・東屋〉
なで‐がた【撫で肩】
なでおろしたようになだらかに下がった肩。「ほっそりした—の人」⇔怒り肩。
なで‐ぎり【撫で切り/撫で斬り】
1 刃物でなでるようにして切ること。薄くそぐように切ること。 2 たくさんの人を、片端から切り捨てること。また、多...
なで‐さす・る【撫で摩る】
[動ラ五(四)]いつくしみの心をもって、軽くこするようになでる。愛撫する。「子の背中を—・る」
なでしこ【撫子/瞿麦】
1 ナデシコ科の多年草。山野に自生し、高さ約50センチ。葉は線形で白色を帯び、対生。夏から秋、淡紅色の花を開き、花...
なでしこ‐いろ【撫子色/瞿麦色】
撫子の花弁のような、柔らかい赤紫色。
なでしこ‐ジャパン
女子サッカー日本代表チームの愛称。平成16年(2004)のアテネオリンピック出場に際して、一般公募により命名された...
なでしこのわかば‐の‐いろ【撫子の若葉の色】
襲(かさね)の色目の名。表は蘇芳(すおう)、裏は青。
なでしこ‐めいがら【撫子銘柄】
東証一部上場企業のうち、女性人材の活用を積極的に推進し、財務面でも優れた業績を達成している企業。経済産業省と東京証...
なでしこ‐リーグ
日本女子サッカーリーグの通称。平成元年(1989)6チームで発足。一時は3部制まで拡充したが、現在は2部制で構成。...
ナデジディンスク
ロシア連邦の都市セローフの旧称。
なで‐つくろ・う【撫で繕ふ】
[動ハ四]髪などをかきなでて装いを直す。また、なでて整える。「御髪(みぐし)を—・ひつつきこえ給へば」〈源・総角〉
なで‐つけ【撫で付け】
1 なでつけること。また、そのもの。 2 「撫で付け髪」の略。
なでつけ‐がみ【撫で付け髪】
1 きれいにそろえてなでつけた髪。 2 結ばずになでつけて後ろへ垂らした髪。江戸時代、儒学者・易者・山伏などがした。
なで‐つ・ける【撫で付ける】
[動カ下一][文]なでつ・く[カ下二]なでて押しつける。特に、乱れた髪を櫛(くし)や手で押しつけて整える。「髪を—...
なで‐づり【撫で釣(り)】
擬餌鉤(ぎじばり)をつけた釣り糸を、水面をなでるように動かして釣ること。サヨリ・ブリなどに用いる。
なで‐なで【撫で撫で】
[名](スル)なでることをいう幼児語。「頭を—する」
なで‐ぼとけ【撫で仏】
賓頭盧(びんずる)の像。病人が患部に相当する像の部分をなで、その手で患部をさすると病気が治るとされる。さすりぼとけ。
なで‐まわ・す【撫で回す】
[動サ五(四)]手のひらであちらこちらをなでる。「顔を—・す」
なで‐もの【撫で物】
禊(みそぎ)や祈祷(きとう)の折などに、身代わりに用いる人形(ひとがた)や衣服。それでからだをなでて、災いなどを移...
なでもの‐づかい【撫物使】
室町幕府の職名。将軍のために祈祷(きとう)を行うとき、撫で物を寺社へ持っていったり、河原で祓(はら)い棄(す)てた...
なで‐やしな・う【撫で養ふ】
[動ハ四]なでるようにかわいがって育てる。撫育(ぶいく)する。「父母、—・ひ給ふこと限りなし」〈宇津保・忠こそ〉
な・でる【撫でる】
[動ダ下一][文]な・づ[ダ下二] 1 てのひらで軽くさわり、さする。「犬の頭を—・でる」 2 物や風などが軽く触...
な‐でん【南殿】
《「なんでん」の撥音の無表記》紫宸殿(ししんでん)の異称。内裏の南側の中央に位置しているのでいう。 サトザクラの一...
なでん‐の‐さくら【南殿の桜】
⇒左近(さこん)の桜